2024年7月3日水曜日

サロマ湖「ワッカ原生花園」で遊ぶ


7月3日(水) 0350起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 15℃

0458時何時もの時間の朝食だが、今朝は「根曲り筍の味噌汁ソーメン」と云う超レアで極上の朝御飯である。昨日は只敗退した訳ではなく手にはしっかり根曲り筍を下山する


それにしても昨日の稜線の風は想像を超える豪風だった
本日から暫くは山は無い、連れの云うまま「彼処」「此方」「お気に召すまま」運転するのみである
先ずは「サロマ湖」の砂州北岸の「竜宮代展望所」へ向かう


砂州南岸の「ワッカ原生花園」方向は遠くかすんで見えない


東にオホーツク海が広がり思いの外高い波が打ち寄せる


砂州の内側には静かな湖面のサロマ湖が対岸が霞むほど広大


サロマ湖を一周して「ワッカ原生花園」


手付かずの自然の中にポツンポツンと花が咲く
ムシャリンドウ


エゾカワラナデシコ


エゾフウロ


ミヤコグサ


サンゴソウ


スカシユリ


ハマナス
本州の高山植物が北海道では海抜0mで咲いている
楽しめるのである


昨日「帆立ならあの店」と教えて頂いたお店が「定休日」で購えず
「道の駅 網走」着


果たして網走で「生き帆立」を頂けるのでしょうか

2024年7月2日火曜日

「白滝天狗岳(しらたきてんぐだけ 1553m)」「有明山(ありあけやま 1635m)」敗退


7月2日(火) 0350起床 (ーーー)
天気 雨のち晴れ
気温 11℃

0550時、休業中の北大雪スキー場が登山口、雨は上がったとは云え強風と共に霧雨が横殴りである。


天気は回復するのでゲレンデ跡の、笹が被った作業道を上がる



「白滝天狗岳(しらたきてんぐだけ 1553m)」「有明山(ありあけやま 1635m)」
歩行距離 8.3km 所要時間 3時間50分 総上昇量 678m

0555時 北大雪スキー場発
0745時~0750時 「小天狗(こてんぐ 1313m)」山頂
0810時 撤退
0945時 北大雪スキー場着

第一リフトから第二リフトの斜面は、正に笹の原一面その笹原に刻まれた一筋の窪みが登山道らしい


背丈を超す藪、何時もならダニ攻撃でうんざりするところなのだろうが、今日は上下雨合羽着用で且つアースジェットをたっぷり振りかけているので、目を凝らして確認してもダニ一尾着いていない。油断は禁物ながら作戦は成功している


登り上がったスキー場の上端「小天狗(こてんぐ 1313m)」がガスの中



北海道電力の反射板が強風の中「轟々」と唸る、恐怖を煽る唸り声である。


「小天狗(こてんぐ 1313m)」は、ハイマツが地を這っているので吹きさらし、あまりの強風にストックで体を支えないと立っておられない。強弱を付けて稜線を吹き越えるので油断すると体を持って行かれる。


「白滝天狗岳(しらたきてんぐだけ 1553m)」に向かって歩き始めるも、登山道には真新しい、昨日?「ヒグマの落とし物」。


体を持って行かれるほどの強風の中では「笛」は熊には届かない、まして熊鈴はこの強風では無力、「赤いボディーの熊スプレー」も熊には届かない。
山頂まで一時間ながら「危険」は犯せない、撤退。


ゲレンデの笹藪の下りも笛を吹きながら辺りを警戒しつつ慎重に下る
ダニと生死を分けた戦いはないが、ヒグマは出会った途端「生死を分ける瞬間」になる。
出発前には「熊スプレー」ホルダーからスプレーを取り出し噴射の手順を確認する。
しかし、今日の強風下、強風が轟々唸る稜線では人もヒグマも相手を事前に察知するなど不可能だ
恐らくヒグマとの事故はこんな日に起こるのだろう


登山口に下って眺める「天狗平」、火砕流が作った大地は広々と耕され実に大らかにのんびりしている。強風で轟々と唸る「白滝天狗岳(しらたきてんぐだけ 1553m)」稜線とのギャップのあまりの大きさに混乱するも、これも北海道だろうと思う。


かみゆうべつ温泉で汗を流し「昼ビール」していると、土地の漁師のおじさんから声が掛かる。ひとしきり山談義、ヒグマ談義が弾み「帆立談義」でおじさん一言「帆立は佐呂間だ」


この一言で明日は佐呂間で帆立です

2024年7月1日月曜日

「見本林」を見て遠軽町「道の駅 しらたき」へ移動する

 
7月1日(月) 0350起床 (ーーー)
天気 雨
気温 18℃

大きな町で泊した朝は「朝ラーメン」が楽しみで今朝も「味噌チャシューラーメン(970円)」をじっくり頂きます。朝御飯の他は昼夜兼用のツマミ付御飯を山から下って食べるのみのため、一日のエネルギー源故朝ギトギトだろうと汁だくだろうと完食、然も油多めで出汁は濃いめだから堪らない。


北海道で最も古い「外国樹種人工植栽地」、「三浦綾子」さんの「氷点」の舞台となり一躍有名になったとある


旭川市内の「外国樹種人工植栽地」通称「見本林」は、「道の駅 あさひかわ」直近の美瑛川河畔のある


明治31年に「ストローブマツ」「ヨーロッパカラマツ」「ヨーロッパアカマツ」「ヨーロッパトウヒ」の四種類の苗木を植えたのが始まりで、現在50種類の木が植えられているらしい


ハリウッド映画に映し出される森を彷彿させる、スクッと立つ姿形が好いストローブマツの並木道が実に好い。


「氷点」の有名な一節、こう描写されている


「ヨーロッパアカマツ」、初めて見る木なのだが山中で出会う日本のアカマツと見間違うくらい似ている、親近感が湧く


「チョウセンモミ」の木の木肌が日本の山中で見るモミの木より毛羽立って荒い、過酷な気候気温の中で生き抜いた結果の木肌なのだろうか


「グラウカトウヒ」の長く垂れ下がった枝先の葉、これこそ馬に乗った主人公が垂れ下がった枝を頭で避けながら森の奥に入っていく、ハリウッド映画定番の情景に無くてはならない木、初めて見るのでじっと見てしまう


美瑛川の堤防を越えて「見本林」は広がっている


そして「氷点」では、堤防と見本林はこのように描かれている


山に登らなくとも、広大な森、原始の森、生き物と共にある森を見せて呉れる「見本林」が町中にある。森の奥の深さと森が生き物と共に過ごす時間を町中で体感できる所は此所だけかも知れない

90km北上して明日登りたい山のある「遠軽町」、北海道のど真ん中、そのど真ん中の山、山、山、山、山、森が延々と続く。


「天狗岳 1553m」から「有明山 1634.9m」を歩くつもり、「赤いボディーの熊スプレー」を手に即噴射する準備と笛吹きっぱなし、それでも山は楽しみたい景色も見たい


問題は笹藪と夏草の藪に残る今日の雨によるびしょ濡れと登山道に被った笹藪のダニ攻撃、
登山口に行き敵わないと思ったら即引き返す勇気だって必要だろう

2024年6月30日日曜日

「メロンデー」


6月30日(日) 0400起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 13℃

本日登るには次の山までは少し遠い、且つ明日は雨日より今日は山はお休みにする
「メロン」「メロン」連れが煩い、寝言の如く言い募るので本日は「連れの日」と決める
そして「メロンデー」
赤肉のメロンまるごと半球が750円


山旅仙人など4匙、5匙でギブアップ、甘すぎる
連れは立派に完食で大満足らしい
珍しく「有り難うございました」だと!


旭川に向かって走っていると、前方を戦車の如き大きな車両が車線をはみ出て走っている
超大型トラクターに曳かれた作業車だった、そもそも農業関連全てにおいてスケールが違うので比較すること自体が間違い、それにしてもでかいなー。


丘まるごと麦畑のスケールも北海道道だろう!


等と言いながら「道の駅 あさひかわ」着


明日は雨日より、山は明後日からと云っても今夏北海道の最後の山になるやも

2024年6月29日土曜日

南富良野市「ゼロの山(ぜろのやま 743m)」から十勝連峰「三段山(さんだんやま 1748m)」に転進する


6月29日(土) 0350起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 14℃

今日は 、南富良野市「ゼロの山(ぜろのやま 743m)」二時間弱の登下降という最近には珍しい山に登る。藪に隠れた「控えめな案内板」で脇に分岐する林道に入る。


林道で七個の熊の糞を確認しながら「尾根コース登山口着」


尾根コース登山口を探すも明確な登山道は無い、恐らくこれだろうという登山道はびっしりと笹が被り微かに登山道の気配があるのみ。登れないことは無いが「ダニ攻撃」との格闘の覚悟がいる。


微かに登山道の気配のある登山口一帯の山フキが、ヒグマが腰を据えて食ったのか見事な食いっぷりの荒らしである。


「森林コース」も夏草の藪で、突入するには「ダニ」との相当な格闘の覚悟がいる


「送電線鉄塔」の刈り払いが行き届いた管理道を利用するしか手がなさそうである、それでも最後の山頂へは「笹漕ぎ」だろう


今日の南富良野市「ゼロの山(ぜろのやま 743m)」の山行は諦める。残雪期に笹を漕ぐでは無く残雪踏んで登り展望を楽しんだ方が良さそうである
林道下ると「エゾシカ」が不思議そうに逃げもせずじっと我が山旅号を見つめる、「そうです、残念ながら我々は次の山に転進です」


90km北上して登り上がったのは「十勝連峰」「三段山(さんだんやま 1748m)」登山口、吹上温泉登山口


「十勝連峰」で唯一登り残した山「三段山(さんだんやま 1748m)」に登る。予定では明日の計画なのだが、通常の登山開始時刻とは3~4時間遅れだが登る
十勝連峰「三段山(さんだんやま 1748m)」への登山口は二ヶ所吹上温泉「吹上保養センター白銀荘」


そして「十勝岳温泉」、十勝岳温泉の標高が250mほど高いので山頂までの所要時間は短い。両登山口とも温泉付だから選択には迷う



十勝連峰「三段山(さんだんやま 1748m)」
歩行距離 6.2km 所要時間 3時間40分 総上昇量 732m

0800時 「吹上保養センター白銀荘」登山口発
1005時~1021時 十勝連峰「三段山(さんだんやま 1748m)」山頂
1140時 「吹上保養センター白銀荘」登山口着

吹上温泉登山口から良く刈り払いされた笹原を登るも直ぐに笹の花が咲いた被り気味の笹原が続く


エゾマツの林の笹原の登りになる、林の中は笹が被らないので歩きやすい


エゾマツの林からいきなりハイマツのトンネルの登りになる、エゾマツからダケカンバそしてハイマツという手順無視でいきなりのトンネル、これが「十勝連峰」だったかも知れないと思い出しながら登る


ハイマツのトンネルの一部がトラバースに掛かるとトンエルが開け展望が効く、見えてきたのは十勝岳の噴煙これまでも短期周期で大災害をもたらした山だが、常時観測態勢が整った現在、この時点ではその警報は出ていない。


そしてハイマツのトンエルの枝先に漸く十勝連峰「三段山(さんだんやま 1748m)の天辺が見える


更にハイマツのトンネルを一段登り上がりトンネルの切れ間から見えるのは、「大雪の山々」残雪にくっきり色分けされた山を見るのは久し振りで少し心が躍る。


足元には磯ツツジ


花・エゾノツガザクラ


花・アオノツガザクラ


花・キバナシャクナゲ


花・ショウジョウバカマ


登り上がった山頂には、大勢の登山者が休憩中である、殆どが「十勝岳温泉」登山口かららしい、十勝岳をバックに一枚撮る


13年前に縦走登山した「富良野岳」「三峰山」


「上ホロカメットク山」


「十勝岳」


十勝岳から時計周りに半周「十勝連峰の稜線」が見事である
振り返れば「富良野から上富良野そして美瑛」の広大な農地と点在する町が広がる



今日の転進は大正解である