2024年7月4日木曜日

女満別「メルヘンの丘」から「小清水原生花園」経由知床世界遺産に遊ぶ


7月4日(木) 0340起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 14℃

0405時、網走川河口の先に赤い朝日が上がる、我が鹿児島の朝陽は金ぴかのピカピカ直視すると目をやられる明るさ、地球の大気を透過する距離の違いだと分かってはいてもこの赤は好い。


0440時、網走市の朝飯をネットでチェックすると「なか卯」がヒットする。
「すき焼き丼(小)」+「京風うどん(小)」660円の所dポイント500点を使って110円の朝飯です


連れのたっての希望で0521時かの有名な「女満別メルヘンの丘」



0523時、この時間の今現在「なに故隣に民家なのか?」「幾年月が流れたにか?」、流れた年月と耕した農地との格闘の時間、訪れた人はこの丘に人と大地との格闘の時間を見るのだろうか


0544時、Uターンして小清水に向かう途中の「網走湖湖畔」は、ライダー達のテント場と化す、数十台のバイクと数十人が朝御飯と朝の出発の準備中

20数キロ走ると「小清水原生花園」、エゾキスゲが朝陽に鮮やか


エゾスカシユリの淡い赤ならぬ橙が原生花園の藪をくっきり色分ける


0855時「知床世界自然遺産公園センター」着


知床五湖から眺める「羅臼岳から硫黄岳」までの知床連山のなんと美しいことか、あの稜線をワンデイ縦走した12~13年前のヒグマとの冒険を思い出す


10数km更に奥に砂利道を走ると終点が「カムイワッカの湯の滝」


今やネット予約なしではこの奥へ滑滝を遡る事は出来ない、10数年前とはそもそも知床の様相が違っている。押し寄せる観光客と自然を如何に守るかの難しさがよく分かる事例である


2数年ぶりの知床峠で羅臼岳バックに記念のポーズ少し気恥ずかしいが、羅臼岳の如何にでかいことか


知床峠から下ると羅臼の町
明日の「ホエールウォッチング」の観光船クルーズは満船、空きは無し


ならば思い残すことなきよう「帆立」「ホッキ貝」「アサリ」を蒸して一杯やるしかあるまい


次は「釧路湿原の丹頂ツル」に賭ける

2024年7月3日水曜日

サロマ湖「ワッカ原生花園」で遊ぶ


7月3日(水) 0350起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 15℃

0458時何時もの時間の朝食だが、今朝は「根曲り筍の味噌汁ソーメン」と云う超レアで極上の朝御飯である。昨日は只敗退した訳ではなく手にはしっかり根曲り筍を下山する


それにしても昨日の稜線の風は想像を超える豪風だった
本日から暫くは山は無い、連れの云うまま「彼処」「此方」「お気に召すまま」運転するのみである
先ずは「サロマ湖」の砂州北岸の「竜宮代展望所」へ向かう


砂州南岸の「ワッカ原生花園」方向は遠くかすんで見えない


東にオホーツク海が広がり思いの外高い波が打ち寄せる


砂州の内側には静かな湖面のサロマ湖が対岸が霞むほど広大


サロマ湖を一周して「ワッカ原生花園」


手付かずの自然の中にポツンポツンと花が咲く
ムシャリンドウ


エゾカワラナデシコ


エゾフウロ


ミヤコグサ


サンゴソウ


スカシユリ


ハマナス
本州の高山植物が北海道では海抜0mで咲いている
楽しめるのである


昨日「帆立ならあの店」と教えて頂いたお店が「定休日」で購えず
「道の駅 網走」着


果たして網走で「生き帆立」を頂けるのでしょうか

2024年7月2日火曜日

「白滝天狗岳(しらたきてんぐだけ 1553m)」「有明山(ありあけやま 1635m)」敗退


7月2日(火) 0350起床 (ーーー)
天気 雨のち晴れ
気温 11℃

0550時、休業中の北大雪スキー場が登山口、雨は上がったとは云え強風と共に霧雨が横殴りである。


天気は回復するのでゲレンデ跡の、笹が被った作業道を上がる



「白滝天狗岳(しらたきてんぐだけ 1553m)」「有明山(ありあけやま 1635m)」
歩行距離 8.3km 所要時間 3時間50分 総上昇量 678m

0555時 北大雪スキー場発
0745時~0750時 「小天狗(こてんぐ 1313m)」山頂
0810時 撤退
0945時 北大雪スキー場着

第一リフトから第二リフトの斜面は、正に笹の原一面その笹原に刻まれた一筋の窪みが登山道らしい


背丈を超す藪、何時もならダニ攻撃でうんざりするところなのだろうが、今日は上下雨合羽着用で且つアースジェットをたっぷり振りかけているので、目を凝らして確認してもダニ一尾着いていない。油断は禁物ながら作戦は成功している


登り上がったスキー場の上端「小天狗(こてんぐ 1313m)」がガスの中



北海道電力の反射板が強風の中「轟々」と唸る、恐怖を煽る唸り声である。


「小天狗(こてんぐ 1313m)」は、ハイマツが地を這っているので吹きさらし、あまりの強風にストックで体を支えないと立っておられない。強弱を付けて稜線を吹き越えるので油断すると体を持って行かれる。


「白滝天狗岳(しらたきてんぐだけ 1553m)」に向かって歩き始めるも、登山道には真新しい、昨日?「ヒグマの落とし物」。


体を持って行かれるほどの強風の中では「笛」は熊には届かない、まして熊鈴はこの強風では無力、「赤いボディーの熊スプレー」も熊には届かない。
山頂まで一時間ながら「危険」は犯せない、撤退。


ゲレンデの笹藪の下りも笛を吹きながら辺りを警戒しつつ慎重に下る
ダニと生死を分けた戦いはないが、ヒグマは出会った途端「生死を分ける瞬間」になる。
出発前には「熊スプレー」ホルダーからスプレーを取り出し噴射の手順を確認する。
しかし、今日の強風下、強風が轟々唸る稜線では人もヒグマも相手を事前に察知するなど不可能だ
恐らくヒグマとの事故はこんな日に起こるのだろう


登山口に下って眺める「天狗平」、火砕流が作った大地は広々と耕され実に大らかにのんびりしている。強風で轟々と唸る「白滝天狗岳(しらたきてんぐだけ 1553m)」稜線とのギャップのあまりの大きさに混乱するも、これも北海道だろうと思う。


かみゆうべつ温泉で汗を流し「昼ビール」していると、土地の漁師のおじさんから声が掛かる。ひとしきり山談義、ヒグマ談義が弾み「帆立談義」でおじさん一言「帆立は佐呂間だ」


この一言で明日は佐呂間で帆立です

2024年7月1日月曜日

「見本林」を見て遠軽町「道の駅 しらたき」へ移動する

 
7月1日(月) 0350起床 (ーーー)
天気 雨
気温 18℃

大きな町で泊した朝は「朝ラーメン」が楽しみで今朝も「味噌チャシューラーメン(970円)」をじっくり頂きます。朝御飯の他は昼夜兼用のツマミ付御飯を山から下って食べるのみのため、一日のエネルギー源故朝ギトギトだろうと汁だくだろうと完食、然も油多めで出汁は濃いめだから堪らない。


北海道で最も古い「外国樹種人工植栽地」、「三浦綾子」さんの「氷点」の舞台となり一躍有名になったとある


旭川市内の「外国樹種人工植栽地」通称「見本林」は、「道の駅 あさひかわ」直近の美瑛川河畔のある


明治31年に「ストローブマツ」「ヨーロッパカラマツ」「ヨーロッパアカマツ」「ヨーロッパトウヒ」の四種類の苗木を植えたのが始まりで、現在50種類の木が植えられているらしい


ハリウッド映画に映し出される森を彷彿させる、スクッと立つ姿形が好いストローブマツの並木道が実に好い。


「氷点」の有名な一節、こう描写されている


「ヨーロッパアカマツ」、初めて見る木なのだが山中で出会う日本のアカマツと見間違うくらい似ている、親近感が湧く


「チョウセンモミ」の木の木肌が日本の山中で見るモミの木より毛羽立って荒い、過酷な気候気温の中で生き抜いた結果の木肌なのだろうか


「グラウカトウヒ」の長く垂れ下がった枝先の葉、これこそ馬に乗った主人公が垂れ下がった枝を頭で避けながら森の奥に入っていく、ハリウッド映画定番の情景に無くてはならない木、初めて見るのでじっと見てしまう


美瑛川の堤防を越えて「見本林」は広がっている


そして「氷点」では、堤防と見本林はこのように描かれている


山に登らなくとも、広大な森、原始の森、生き物と共にある森を見せて呉れる「見本林」が町中にある。森の奥の深さと森が生き物と共に過ごす時間を町中で体感できる所は此所だけかも知れない

90km北上して明日登りたい山のある「遠軽町」、北海道のど真ん中、そのど真ん中の山、山、山、山、山、森が延々と続く。


「天狗岳 1553m」から「有明山 1634.9m」を歩くつもり、「赤いボディーの熊スプレー」を手に即噴射する準備と笛吹きっぱなし、それでも山は楽しみたい景色も見たい


問題は笹藪と夏草の藪に残る今日の雨によるびしょ濡れと登山道に被った笹藪のダニ攻撃、
登山口に行き敵わないと思ったら即引き返す勇気だって必要だろう