2026年2月18日水曜日

鬼ヶ城山系「高月山(たかつきやま 1229m)」に登る


2月18日(水) 0500起床 (ーーー)
天気 曇のち晴れ
気温  -2℃

 厳寒用シュラフで寝ていて朝方薄ら寒いので目が覚めた、気温は-2℃を超え世間が凍り付いている。今朝は標高1000mラインを走る鬼ヶ城山系黒尊スーパー林道を登り上がるのだが凍結が心配である



 恐る恐る低速で林道を上っていくと材木を積んで下ってくる大型トラックと行き会う、早この時刻に下るとは凍結は問題ないらしい。それでも慎重に運転して登り上がった鹿のコル0824時着



 鹿のコルから分岐する滑川林道を20分歩くと「梅ヶ成峠」で鬼ヶ城山系「高月山(たかつきやま 1229m)」の取付き、スーパー林道からのアクセスと成川渓谷「高月温泉」からの登路が合流する峠でもある。



 鬼ヶ城山系「高月山(たかつきやま 1229m)」に到る稜線の登路両脇は「シャクナゲの林」「シャクナゲのトンネル」、盛花のこの山の豪華さは此れを見るだけでワクワクする。



 更に稜線には伐り残されたブナとヒメシャラの大木の森が続く、百年を超えて生きた大木の森を歩くのは愉しい。この為に登っているのかも知れないと思う



 鬼ヶ城山系「高月山(たかつきやま 1229m)」山頂直下の「肩のコル」に一塊の雪が残っている。コルを吹き抜ける強い風に晒されながら今日まで残る一塊の雪、相当な積雪であったのだろうか。



 山頂に向かい稜線を歩いているとガスが一瞬切れて山頂が見えるも少し木々の枝先が白いような気がする



 氷点下の風とガス故に「霧氷」らしい、寒風吹き荒ぶ稜線だが霧氷の山頂が歓迎してくれるらしい



 鬼ヶ城山系は、皆伐、杉と檜の植林地の山と思っていたのだが「高月山(たかつきやま 1229m)」山頂直下の「ブナ、ミズナラ、シャクナゲ」の自然林に圧倒される、途轍もなく広い訳ではないが山頂直の斜面が明るく広く落葉が厚く積もりフワフワでなんと豊かなことか、森が生き残るのは今の時代途轍もなく難しい。



 この広っぱで鹿の飛び跳ねる図が想像できる、春うらら芽吹き始めた森は一段と豊かな森を演出し華やぎを増すのだろう



 しかも山頂直下にシャクナゲの大群落



 標高1000mでこの大群落、シャクナゲの逞しさに脱帽である、然も花芽がびっしりだから今年はシャクナゲの当たり年なのだ



 聞いてはいたが山頂下の「両手両足」を使っての登り、「好いじゃないですか」此所までたっぷり愉しませて貰ったんだからと余裕で登らなくてはなりません。



 1018時、黒尊スーパー林道を出発して1時間53分、寒いに中頑張って歩いて鬼ヶ城山系「高月山(たかつきやま 1229m)」山頂、



 灌木に囲まれた山頂は展望は効かない、ただ一方向「宇和島市街地」が僅かに見える



 灌木越しとは云え鬼ヶ城山系「高月山(たかつきやま 1229m)」の展望が悪い訳ではない、その気になれば勿体ない程の展望がえられる



 山頂の木々が白いのは、強風とガスの仕業による「霧氷」、真っ白という訳ではないが風上に向かって霧氷が伸びる、1229mの山頂は厳しい環境である。



 山頂からの下り、鬼ヶ城山系「三本杭(さんぼんぐい1226m)」「八面山(やつづらやま1166m)」「鬼ヶ城山(おにがじょうさん1151m)」「尻割山(しりわりやま982m)」「四本松(しほんまつ721m)」が一望できる




 灌木越しとは思えない迫力満点の峰の連なりに心が躍る、然も歩いた峰と稜線その尾根の自然林を見ているから尚更である。



 帰り道ガスが切れたっぷりの日差しがブナとミズナラとヒメシャラの森に入る、冬木立の森の梢は陽に照らされ輝き青空に広がる。天候に恵まれたこの一瞬に感謝する。



 標高が下がると常緑のアカガシの森の登山道に変わり、道の両脇はシャクナゲのトンネルに変わる。風が渡るのみ森は騒ぐ訳でもなく静かで一人貸し切りの山が沁みる



 1228時 鹿のコル着、登路全線シャクナゲの道故5月の花盛りには「シャクナゲのトンネル」を潜り登ることになる、なんとも贅沢させてくれる山である。よく踏まれる訳が此れで納得である
 帰り道、黒尊スーパー林道から200m歩くと昨日登った「尻割山(しりわれやま 982m)」である、つまり1000mラインを走る黒尊スーパー林道脇に「尻割山(しりわれやま 982m)」は有る。態々下から登らなくともピークは踏める山なのだが下から登ることに山旅の神髄がある、だが今日は「連れ」が「尻割山(しりわれやま 982m)」からの展望を見たいと云う。


 よって林道から2000mの山頂へ歩く
 今日の展望は一段と切れている、九州の九重山塊、祖母傾の山の連なりが見えている



 「連れ」は、本日楽々登頂である



 今日のお湯は「成川渓谷高月温泉」なのだが、実は此所が鬼ヶ城山系「高月山(たかつきやま 1229m)」の本登山口、梅ヶ成峠までの登路がハードなルートそれでも皆さん歩いている。魅力たっぷりの山なのである。



 明日は雰囲気が違う山を味わえそうだ

2026年2月17日火曜日

「四本松(しほんまつ721m)から尻割山(しりわれやま982m)」に登る


2月17日(火) 0430起床 (ーーー)
天気 腫れ
気温 7℃

 四国愛媛県宇和島市に来たなら「蜜柑」でしょう。四国とくれば「伊予柑」で決まり、タップリのお汁が蜜柑ですよーと主張する、ベタ甘くないすんごい酸っぱさもないこのバランスが「伊予柑」の命です。



 愛媛県宇和島市に来たなら「回転寿し すしえもん」でしょう。魚は注文しない「イカ」「貝」「タコ」で決まり、魚は何処でも頂けるが 「イカ」「貝」「タコ」は宇和島此所だけのプリプリが味わえる。



 
「四本松(四本松721m)から尻割山(しりわれやま982m)」
歩行距離 8.5km 所要時間 5時間23分 総上昇量 930m

0707時 丸山運動公園駐車場発
9717時 丸山運動公園登山口
0822時 旧トロッコ道
0913時~0920時 四本松(四本松721m)
1016時~1035時 尻割山(しりわれやま982
1058時 四本松(四本松721m)
1142時 旧トロッコ道
1221時 丸山運動公園登山口
1230時 丸山運動公園駐車場

 宇和島闘牛場を横に見ながら丸山運動公園駐車場着。因みに「宇和島闘牛」は年四回の開催らしい、一月場所の後は五月場所、そろそろ近いのでトレーニングに気合いが入っていることでしょう。丸山運動公園陸上競技場を回り込むと「四本松(四本松721m)から尻割山(しりわれやま982m)」登山口、暫くコンクリート舗装の公園園路を上がっていく。



 登路は広い一本道だが灌木が邪魔して視界は効かない



 所が一ヶ所灌木が切れて眼下に市街地が見える、高度は稼いでいないのだが昨日とは打って変わって遠望か効く、今日は展望に期待するがそうは上手くいかない



 登って行くにつれ杉と檜の人工林になる、当然視界は効かしかも緩急織り交ぜた長い上り辛くないはずがない。其処に朝日が差込み薄暗い林間が一瞬に生気を足り戻す、此れには慰められる


 0912時 二時間掛かって展望のない四本松(しほんまつ721m)山頂着
休むと汗が冷えてグンと寒くなる、「伊予柑」を一口食べて即出発する



 四本松(しほんまつ721m)山頂から暫く登るとコース中ただこの一ヶ所、灌木が伐り開かれ「宇和島市街地とその先のリアス式海岸」を愉しめる。四国愛媛県宇和島市は、市街地から登る鬼ヶ城山系10000m級の山と豊穣の海を両手にする全国唯一の街だろう。なんとも羨ましい。



 とは云ってもその後も檜の大木が立つ展望の効かない上りは、20歩登っては立ち止まり30歩登っては休憩その繰り返し、四国にとって山は命、杉と檜は宝物とは分っていても展望が効かないのは辛い、この登り侮ること勿れ。



 1016時 3時間09分掛かって尻割山(しりわれやま982m)山頂着。



 この山頂が素晴らしい、西に宇和島市街地その先にはリアス式海岸の海が広がり、北に佐田岬半島が突き出しその奥南に雪を被った九州の山並みは薄ら見える。登路がよく踏まれている訳に納得である。





 
丸山運動公園に下りつき園路を歩いていると「臥龍梅」を発見、「臥龍梅」と云えば鹿児島県薩摩川内市「藤川天神の紅花の臥龍梅」、なんたって福岡県太宰府天満宮から飛んできた伝説の「臥龍梅」である。此所の臥龍梅は宮城県大崎市から贈られたとあり、朝鮮出兵した伊達が持ち帰った「朝鮮梅」とある。福岡県、鹿児島県、宮城県、愛媛県何れにしろ臥龍梅の歴史は古い。欲を云えば丸山運動公園のが臥龍梅は這わせまくった「臥龍梅苑」にして欲しい。



 しかし、市街地から1000m級の山群にに直接登れるこの仕掛けは他所では見ない。然もトレーニングがてらに登るともあるからなんとも贅沢である
1230時 丸山運動公園駐車場着





 惜しいかな宇和島市街地に温泉はない、銭湯が開くのは1500時待っておられない故に18km走り愛媛県松野町JR松丸駅の「ポッポの湯(65歳以上450円)」で、ハードな登りに固まった筋肉を解し温まる。登った後の温泉程心も体も甦るものは無い。



 明日は、「黒尊スーパー林道」を登り上がる。朝方の気温3℃の予報、路面凍結に注意である。今朝も氷柱を見ながらの登りだった。

2026年2月16日月曜日

「大判山(おおばんさん 799.3m)」に登る


2月16日(月) 0420起床 (ーーー)
天気 曇り
気温 6℃

 昨日は日曜日でガソリンスタンドお休み、今朝0700時開店と同時に満タンにして八幡浜市発、所が徐行を余儀なくされる濃いガスでのろのろ運転40分かかって「愛媛県西予市宇和町田乃筋地区窪集落」着



 ナビがピッタシ窪集落集会所に誘導し「大判山登山口」を発見



 案内板に従って集落道を走り上がるとガスの中それと思しき山陽が姿を現す、確かに秀麗な富士である。高速道路を走るたびに目にするこの秀麗な山容に惹かれて登る御仁も多いと聞く。



 集落道から林道に入ると其処に「車」と「人」の登山道の分岐の案内板がある。山行記録によると「人」対象の登山道は「杉と檜」の植林地で変化に乏しい故に車で行ける所まで車で登り上げろと云う記述もある。



 ならば山旅号に頑張って登って貰おうと崩落や路肩決壊のある作業道をゆっくりゆっくり、慎重に運転して上り上がる。



「大判山(おおばんさん 799.3m)」
歩行距離 2.0km 所要時間 2分 総上昇量 263m
0830時 ヘアピンカーブ発
0838時 作業道終点登山口
0913時 主稜線
0933時~0946時 「大判山(おおばんさん 799.3m)」山頂
0958時 主稜線
1023時 作業道終点
1030時 ヘアピンカーブ着  

 ヘアピンカーブの広場が山旅号とて限界、装備を調えて歩き出す。


 
 作業道を10分弱登ると終点、杉と檜の植林地に付けられた登山道を上る



 コース案内板には、ロープに頼るな我が足で登れと叱咤激励の文が記されている



 登っていく檜の植林地は兎に角急斜面、70年から80年前この急斜面に苗を植えた先人の努力には頭が下がる。たかが杉、たかが檜という勿れ齢50年を超えると品格と迫力が生まれる。



檜の植林地から主稜線に上がると山頂へ向かい傾斜は一段と増す、然も露岩が行く手に姿を現す。



この鎖場を子供も登り上がるというから逞しい



 此れで終わりでないのが面白い、最後の最後にロープを掴まないと山頂に辿り着かない。799.3mの山頂に登り上がる試練は最後まで愉しませてくれる



山頂には祠が建立され信仰厚い山である。


朝方掛かっていたガス、濃霧はもこの時間でもすっきりとは行かない、九州の山並みも佐田半島も見えるという展望は今朝はない。が、山麓の集落と掛かるガスが朧に定かになく薄ぼんやりなのは特別の展望なのかも知れない







下りは上りより厳しい直下降と云ってもいい下り、この時期落葉が厚く積もった登山道は何処にステップがあるのかさえも定かではない、ストックと握ったロープ、クサリを手に慎重に下っていく、此所で横着すると事故るのである。



 急傾斜の植林地に下り登山道に露出張り出した根っ子に足を取られないように慎重に下る、作業道終点についてやれやれである。其処に有り難いことに「やわやわのキクラゲ」が生えている。山の幸を有り難く少しだけ頂く。朝ラーメンに刻んだキクラゲはコチコチプチプチで最高なのである



 下り付いたのが1030時、鬼北町の「高月温泉(410円/人)」に入ったのが1220時、温泉探しも一苦労なのである。熱湯の湯船がキラキラで最高、山ん中の温泉故に「サルが入るのでドアは閉めて下さい」との注意書きもさもありなん。



 随分久し振りにザックを担いで歩いたけれど、あの空気あの木の匂い鹿の足跡イノシシの掘り返し、何もかもをブランク無しに身に纏い一瞬で山旅三昧になる。
 なんとも山旅は有り難い