11月29日 0630起床 (127/87)
天気 雨
気温 7℃
山は早寝、早起き、早立ち、早帰りが鉄則
午前二時とか三時起床は当たり前
もう習慣になってるので
目覚まし無しでプラスマイナス3分と狂わない、ホントに
九州中央山地「国見岳」も0810時にはピークに立った。
後は往路を帰る。
この日は多分貸切りかなと思って歩いていた。
ところが、烏帽子岳を過ぎた下りで
霧島市国分のお二人連れに追いついた。
お二人から
「五勇ですか」
「いいえ、国見まで」
「エッ!!!・・・」
「ハイ」
後は山談義しながらしばらく一緒に歩いた。
「エッ!!!・・・」とは
ホントに国見まで?
この時間で?
一人で?
山中泊じゃなくて?
いつ出たの?
そんなに早く歩けるの?
と云う事かな。
私には、「あれっ、今日は貸し切りではなかったんだ」と云う事だが
お二人には、山でこんなオジサンに出会った自体が驚きだろう。
私のストックにつけた熊鈴の音が聞こえ、誰かが下りてくること分かっていただろうから、突然のおじさんの出現にも「エッ!!!・・・」で済んだ。
熊鈴の音で先に察知してもらうことに成功したわけだ。
よかった、よかった。
何が良かったか。
大隅半島照葉樹林の「熊と出会って固まった事件」の二の舞にならなくてよかった。
「大隅半島熊事件」とは。
濃い森、見通しが全く効かない森
ついたてを並べたような木立の登山道。
曲がった途端に、
目がテン、口アングリ、
今にも「ワッー」と叫びださんばかり
固まったままのおばさん。
後から続くおばさんも
その後のおじさんも
ムッ、ムッと
目がテン
出会うはずのない場所で
出会うはずのない異形の物体
突然目の前に、
それも手で触れるほど近くに
ナッ、ナッ、なんなんだ
コレハナンダ !
ナニガオコッタンダ!
ワッーーーーーー!!!!!!!!!!
という顔だった。
いるはずのない異形物体
きっと「熊」に間違えられた。
別に驚かすつもりじゃないので
相手が勝手に固まっただけだが
もう絶対山には行かないと思わせてしまった。
早起き、早出、早帰りが起こした
固まった事件。
この時もストックに熊鈴は付いていた。
狭い登山道、ついたてのような木立のせいで
ストックは抱えて歩き
鈴は鳴っていなかった。
鈴さえ鳴っておれば、
先に察知してもらっておきさえすれば
心の臓が止まるほどの固まった事件は起きなかった。
九州の山では「熊」と間違われないように
ストックに「熊除け鈴」を常設して
「熊じゃありません鈴」として
常に鳴らしながら歩かなければならない。
成功例
九州中央山地「国見岳」お二人遭遇
「固まった事件」起きず。
ヤレ、ヤレ
新たな鉄則
早寝、早起き、早立ち、早帰り、熊じゃありません鈴必携
熊じゃありません鈴、大変面白い話ですね。
返信削除山旅仙人が山にいることを、是非掲示板など出せたら良いですね。(笑)
だって怖いてすから
驚かれたこっちも驚いた。そうかと気が付くまで時間が掛かった。
返信削除しかし、熊がいないってことはほんとに気分が楽だ。
登ることに集中できる。
集中できる分、早寝、早起き、早出、早帰りに拍車がかかる。
やっぱ、熊鈴はいるわ。