2025年12月14日日曜日

「しけびよい(時化日和)」でもやることはある


12月14日(日) 0440起床 (ーーー) 
天気 雨時々曇り
気温 11℃

 北西の強風が吹き横殴りに雨が降る、かと思えば雲が切れて青空が顔を出す。がそれも一時真っ暗な空に戻り風が更に強くなり雨が降る。薩摩言葉で云う典型的な「しけびよい(時化日和)」である。
 鴨たちも風を避けているのか我家の前の田圃で落ち穂を拾っている。その数50羽を超える、集団になると強気になるのか車が通り人が歩いても、よちよち歩いて距離を取るだけで飛び立つ気配は無い。



「しけびよい(時化日和)」でもやることはある。
家に籠って「山旅三昧」で巡った山々を一覧に整理する、しかし中々進まない未だに2015年8月31日、読み返すと実に面白い、止まってしまうのである。



 1600時、北西の風は相変わらず強いが、北の空が少し開け青空が広がる。「強風と雨・みぞれ寒気襲来」、少し緩んで「強風と雨・みぞれ寒気襲来」を繰り返す日々故、年末の家事は天気次第怠ける訳には行かない。



 こんな寒い夜は「甑島の宝 タカエビ」の鍋、好い出汁が出る上に殻が柔い故「頭から尻尾まで丸まま」汁毎全て頂く。



芯から温まる。

2025年12月13日土曜日

青首大根が口で溶ける


12月13日(土) 0410起床 (ーーー)
天気 曇のち雨
気温 10℃

 朝散歩の帰り道0640時、東の空の一角が明けたのみ全天を厚い雲が覆うため、湯田川も鈍く光るのみ、山裾に家の光りが点々と散らばる。
 雨が今にも落ちそうな天気もお昼前にポツポツ降り出し本降りになる。久し振りの本格的雨は小菜園の野菜には恵みである



 出汁の染みた青首大根が口で溶ける。舌で押すと大根が溶け出汁が染出る、それを口全体で含み喉に流す、口と同時に喉でも味わう。原木椎茸が良い仕事している、大根の葉も椎茸の出汁をたっぷり含んで柔らかく煮上っている。



 冬は大根だな。
 

2025年12月12日金曜日

ヒヨドリに異変か


12月12日(金) 0400起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 8℃

 夜が明けるのが遅くなった、朝散歩時ヘッドライト消すのは0630時前後、この時刻でもアスファルト路面の凹凸は判然としない 。0650時明けきらない中で我家の前の枯れた田圃も茶色が冴えない。



風は北東から少々強い、海はどの程度の時化か気になり見に行く



北東の風が陸で5.0m/s越えているので海上では10m/s近い風が吹いているのだろう。大ウサギが跳んで波高は1.5m~2.0mだろうか。しかし、海は澄み切って青々好い色を出している



 我家で未だにヒヨドリが飛ばない、鳴かない、騒がない、姿を全く見ない



 我家の周囲には、たわわに実を付けた栴檀の木が3本立っているので、何時もならば朝から晩まで、ピッーピッーと鳴き群れで栴檀の木を飛び回る。その鳴声が未だに聞こえない。
 ヒヨドリの群れ、数に異変が起こっている?
或は南下中の各地が餌が豊富で我家まで南下しなくとも冬を越せる?



何れにしろ鳴く者が鳴かない、飛ぶ者が飛ばず騒がないと冬感が乏しい

2025年12月11日木曜日

(続) 竹藪払い


12月11日(木) 0420起床 (ーーー)
天気 曇りのち雨
気温  7℃

 竹藪払いは続く
この密集した竹藪を払わなければならない。



 手に負えそうに無い竹藪に戦意を喪失しそうになる



蔦が絡む密集した竹藪は払っても倒れてくれそうに無い
 コツコツ、ボチボチ、焦らず怒らず払うと決めてかかる


 密集した竹藪を諦めず払うとこうなる



 
戦意が萎えそうになるもじっと我慢の藪払いの成果が出た



 とは云っても、払った竹はクヌギを倒そうという広場に山となる、果たして此れでクヌギを倒せるか疑問だ



 二日かかって竹藪を払うも、残った竹藪は更に手強いから何日かかるやら


 兎に角、クヌギを倒す広場を確保せねばならない。
やるっきゃ無い

2025年12月10日水曜日

「椎茸」は竹藪払いから始まる


12月10日(水) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温  2℃

 陸では東の風が微風、凪ではと期待するも海上では北東の風が強く沖ではウサギが跳んでいる。確認のため風力発電用の風車の回り具合を確認に行くと、北東の風を受け海岸に近い右端の一基は勢いよく回っている。この回り具合はまさにウサギが跳ぶ風である。結局出航は無し。



 ならばと「椎茸のホダギ」の準備に掛かる。まず伐採前に足場と倒す広場を確保しなければならない。クヌギ林は一面の竹藪、然も毎年密になっていくので竹藪払いはクヌギを倒すより難儀である。



 竹藪払いで出来た広場次第で倒すクヌギも決まる。目当てのクヌギの周囲の竹を倒すも必要な広さには足らない。暫くは竹藪払いになりそう。



 ボチボチやるしか無い

2025年12月9日火曜日

門松が立つ


12月9日(火) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 3℃ 

今朝朝散歩時、航空灯が東から西、西から東、北から南、南から北、高く、低く顔を空に向ける度行き交うと云う実に賑やかな空だった。
 0830時、唐浜海岸に門松用の堆砂をすくいに行くと、強い北風が大ウサギを跳ばす時化で釣りにはならないが、大きく湾曲した砂浜と背後の緑遠くには海に突き出す岬が広がる。熟々良い財産を持っていると改めて実感する。インバウンドに知られることなく、このまま静かな静かな砂浜でと云うのは我が儘だろうか。



 伐り出した真竹を電動丸鋸で斜に切り、下二本上一本の三本に藁縄で組む。斜に切った真竹三本夫々癖があり、斜に切った三面の切断面を門松合わせするのが難しい。



 門松のベースとなる青いポリバケツを縦半分に割った菰に巻き付ける。門松を魅せるコツは、菰を巻き付ける際青いポリバケツの上端から5cmほど出して巻き付ける、すると菰巻きの門松になる。藁縄で縛るにも約束事が有り、「上部が五重巻き」「下部が三重巻き」合わせて八重巻き、おめでたい門松は末広がりでと云うことらしい。



 玄関の階段下に菰を巻いたベースの青いポリバケツを据え三本組の竹を仮置きする。正面を向いているか、倒れはないか、左右の面は揃っているかを確認し固定する



 松は背後は高く左右は低く、梅は背後に松より高く、譲葉は背後と左右に回す。正面には赤い南天の実を配する。「難を転ずる」を最初に配し次は「千両」に替える積り。



 道具を片付けて「甑の宝物 トンビ」で一杯やる、今年も満足の仕上がりと満足していると



 連れに「綺麗ですね」と褒めて貰いました

2025年12月8日月曜日

門松の材料を準備する


12月8日(月) 0430起床 (ーーー)
天気 曇り
気温 7℃

 門松造りに必要な材料中、真竹の伐採搬出運搬が最も難儀する
竹林は、枯竹が至る所に縦横斜めに倒れかかり歩くのも容易ではない。急斜面の真竹の中から門松に相応しい径と真っ直ぐなを探すのだが此れが難しい。同じ径の真竹など在る訳も無く、手で握った感触、太さで決めるしか無い。



 四本を伐り出し九本に切り分け、山旅号のルーフキャリアに積み自宅に持ち帰る。



 菰と藁縄も準備する
 残る材料は、松、梅、千両だが屋敷周りで調達、砂は唐浜海岸の堆砂をスコップですくう。



 何時もの手順で何時もの通り作業すれば半日で門松が立つ
此れが済まないと残りの年の瀬の作業にかかれない。 

2025年12月7日日曜日

ストーブの焚付けにはなるが


12月7日(日) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 1℃

 朝散歩の帰り道0640時、夜が明けきったこの時刻でも東の空には淡くグラデーションが残っている、その東の空から北から西へとカメラを振ると欠け始めた「寒月」が西の空高く残っている。青く透き通った「寒月」の光は消え霜の降りた空に凍えた「寒月」を見せてくれる。月一つで遊ばせて貰ってやはり早起きは三文の得である



 今朝もしっかり霜は降りている、この時期「月と霜」はセットらしい



 玄関先のクロガネモチは、植えた訳では無く勝手に生え勝手に大きく太く高くなった、このまま放置したら手に負えなくなると胸高で伐採したのが4~5年前、その後蘖の成長を気にしていたのだが気が付くと手首程の太さになっている



 手に負えなくなる前に思いっきり切り落とす



 田舎の一軒家だから切り落とした枝を庭先の耕作放棄地に集積できるが、此れが住宅地だったらゴミ放置で通報されてしまう



 伐採枝はストーブの焚付けにはなるが、勝手に生える田舎の一軒家は実に雑用が多いのである

2025年12月6日土曜日

-0.2℃の寒月


12月6日(土)  0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 -0.2℃

 0550時散歩道が山裾に入ると「寒月」は山の端に掛かり冴える



 気温は今季最低の-0.2℃、速歩でも汗も出ない寒気がしんと染みる
そこで一句 

 くさつゆの 寒月つつみ すべりおつ

 寒月が ゆれてくさつゆ とどまりぬ



 等と詩心で歩いていると0635時東の空が開けヘッドライトを消す



 0655時夜が明けきった田圃のコスモスの花弁は凍り付いて真っ白、触れるとパラリと砕けるかも知れない



 刈り取りが終わった田圃も一面何処までも真っ白、
霜が降りた真っ白な田圃と、西の空に浮かんでいるであろう寒月の絵を期待したのだが、寒月は雲の中である



 暖かくなったお昼海を見に行く



 北風が吹き沖ではウサギが跳ぶ、天気予報ではこの波の高さ1.0mと云うが出航など出来るはずも無い
 甑島が近い、釣れるだろうなあ



 明日は、風は北西かる西風になるらしい。とは云っても出航は無し連れに付き合わなければならない

2025年12月5日金曜日

寒月を歩く


12月5日(金) 0450起床 (ーーー)
天気 雨のち曇り
気温 4℃

 0540時雨に濡れたアスファルト路面歩く朝散歩、一瞬と云えるちょっとの間雲間から満月が現れる。



気温は4℃吐く息は白い、未だ家々は暗く街灯と信号機の点滅があるのみ、国道を走るトラックの音も聞こえない静寂が支配する「寒月」の下を歩く、アスファルト路面に溜まった水溜りに揺れる「寒月」を青い光りが写す。つのる冷たさにストックを持つ手と体がブルッ震える。「寒月」はあっという間に雲に隠れる、くるっと体の向きを変えストックを思いっきり突いてグイッ歩き出す。



 小菜園の赤カブが次々に太る、太った順に抜いて漬ける



 カブも茎も葉も流水で汚れを洗い落しゴミを取り除き刻んで漬けたのが1030時。「塩」「昆布」「輪切りした唐辛子」「砂糖」「酢」を満遍なく混ぜて漬け込む。



 漬け込んで5時間後、1530時試食する。好い塩梅に漬かっている。此れなら焼酎の肴に打って付けだ。


 明日の朝は更に冷え込む予報が出ている、雲の無い空に「寒月」が今朝より青みを増して浮かんでいるに違いない。

2025年12月4日木曜日

薪ストーブで「薩摩芋」と「椎茸」を焼く


12月4日(木) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温  3℃

 0530時、朝散歩時東の空を見上げると飛行機の点滅灯が二つ揃って北へ向かっている、その二機は驚く程近接し同じ速度で北へ向かっている。二機が北の空に消えるまで見つつ歩く、初めて見る接近した飛行だった。
 その帰り道0634時、東の空が染まる



 まだ開けきらない青い空の東の山際が次第に染まる様を見たさの朝散歩なのである



 そしてその6分後、0640時空が一気に明ける



 青空は明るさを増し、朝陽はもう其処に上がっているかのように山際は明るく、暗闇は何処にも無い。そして気温は3℃だが山際の明るさは目に暖かい。



 1100時、風は北北東から吹き気温は8℃



その冷たい風の中ストーブに火を熾し、山旅三昧の山行記録を整理する



 ストーブで焼くのはアルミホイルに包んだ薩摩芋「安納芋」
    

         
そして「椎茸」、醬油を一垂らしすると香ばしい香りが風に乗って漂う
 熱々の「安納芋」は甘く、「椎茸」は焼酎が欲しくなる旨さ



 明日の朝も冷え込むらしい
 ストーブを熾して明日も愉しむしかなさそうだ 

2025年12月3日水曜日

柿の木と椎茸菌の根性を見た


12月3日(水) 0430起床 (ーーー)
天気 曇時々雨 
気温 10℃

 朝散歩時点の気温が10℃、その後気温は上がらないまま次第に下がって9℃から8℃と下がる。気温が下がり雨が適度に降ると椎茸が出るチャンスである。朽ちた為廃棄した椎茸のホダギから此れだけの椎茸が出ている。まだ幼茸も出ており再度立てる。朽ちて椎茸菌消滅というのは大きな勘違いだった。



 渋柿の木が前面道路に大きく枝を広げた為主幹を伐採したのが7から8年前、蘖が出る度に剪定鋏で切り落としていたのだが、ここ2年から3年選定を怠ったら渋柿が見事な復活を遂げる


 全て剪定除去するか、再度前面道路に枝を広げないよう再生するか悩んだのだが、太い蘖を一本残し再生することにし、他の蘖は切り落とす。
 残した蘖は地面と平行に枝を広げるようロープを掛け横向きに倒す。桃栗三年柿八年柚の大馬鹿18年と云うけれど、この既に生っていた渋柿の木の蘖も八年なのだろうかと気になる。



 それにしても「椎茸菌」、「渋柿の木」の自然と生き抜く根性のなんと素晴らしいことか

2025年12月2日火曜日

鯉も菊も秋真っ盛り


12月2日(火) 0430起床 (ーーー)
天気 曇り
気温 15℃

 昨夕は、甑島の「タカエビ」を刺身で頂く、弾力があるプリプリ感、口に入れると広がるトロリ浸み出す甘い汁、大きい剥き身故最高の贅沢が味わえる。



 朝散歩の帰り道0630時、雨上がりの山には靄が掛かり、東の空に雲が浮かびぽっかり空いて青空がのぞく。南から吹き込む風で気温は15℃汗をたっぷりかいて帰る



 菊の季節である



 朝散歩の道脇に咲いている



 満開なのだが此れから開く蕾を多数付いている



 咲いているのは廃屋となった空き家の石垣、菊だけが毎年秋になると咲く



 鯉が浮かぶが池では無い
湯田川の第一鯉ポイント、大きいのは優に50cmを越える大物多数、其処に中や小が混じり密集する。ゆっくり鰭を振りながら水面を騒がすでも無く静かに浮かんでいる。水はまだ温いはずでそれを愉しんでいるかのようでもある。



 我家では、未だ「鯉も菊も秋真っ盛り」である