2024年5月8日水曜日

藤河内渓谷観音滝経由「木山内岳(きやまうちだけ 1401.2m)」に登る


5月8日(水) 0250起床 (ーーー)
天気 曇のち雨
気温 15℃ 

観音滝入り口から観音滝まで一時間、観音滝から喜平越まで一時間半、喜平越から山頂まで半時間、都合3時間登ると記されている。0525時出発。




「木山内岳(きやまうちだけ 1401.2m)」
歩行距離 8.4km 所要時間 5時間52分 総上昇量 1005m

0525時 登山口発
0543時 整備された遊歩道終点
0641時 「観音滝」
0707時 「観音滝」上部滑床
0805時~0815時 「喜平越」
0848時~0900時 「木山内岳(きやまうちだけ 1401.2m)」山頂
0920時 「喜平越」
1008時 「観音滝」上部滑床

コース案内では、観音滝まで遊歩道が整備されとあるが、500m進み右岸に渡るとピンクテープを頼る登山道らしき遊歩道に変わる。


然もピンクテープが頼り、其処に突然朝日が差し込む


暗かった森が一瞬で生気を取り戻し生き生きし始める


一時間十七分掛かって「観音滝」着
滝壺が収らない落差七十四mの大滝である


観音滝の左岸の横斜面の殆ど「壁」を両手両足をフルに使って登る、八十mから九十mの直登に要した時間が20分


登り上がると「観音滝」の落ち口は「滑床」水がさらさらと流れこの下に「落差七十四m」とは信じられない優雅さである



滝から上の源流域の原生林には言葉が見つからない
巨木立ち立ち並び、巨木が倒れ重なり朽ちる。巨木が過ごす時間の真っ只中にいる実感がある


祖母・傾・大崩山の中で、この5月に花では無く森を見せるのはこの山だけだろう


源流部を埋める岩を右岸、左岸と掴みながら登り上がる
踏跡を探しながら登る沢登り状態である



喜平越への最後の詰めは、左俣右俣を分ける小さな尾根に取り付く


岩登り、壁登り、急壁のトラバース


最後はガレた壁の崖登りで喜平越


見事なブナが立ち


栂の巨木が立つ


辺りにはブナの巨木が立ち並ぶ


難路は此所で終わらない、喜平越から山頂へも原生林の踏跡頼りの一気の急坂を登り上がる。等高線を見てのんびり広い尾根の登りだろうという目論見は見事に裏切られる。


かつてはスズタケの藪の中であったろう山頂は、スズタケが消え木立の中に展望が効く


が、今日はガスの中「大崩山(おおくえさん 1643.3m)」が谷向かいに見えるのみである


山頂から下山しつつ「喜平越」を見る
かつては「藤河内」と「北川」を結んだであろう交易と暮らしの峠に人の声とて無く原生林を風が渡るのみ


静かな一人旅を思う存分此れでもかと味わう、こんな山旅には中々巡り会えない



下り着いた「藤河内湯~とぴあ(530円)」で渓谷の緑を見ながら湯浴みする


予定通り、1530時には本降りになる
明日も一人旅だろう

2 件のコメント:

  1. お疲れさまです
    温泉は撮影禁止ではないですか?
    先約がいないと大丈夫ですか?ジェンダーフリーの世のかな
    男湯だとしても何を言われるのかわかりません 気をつけてください
    さて一人山行きが続いているのは雨のせいでコンデションが良くないってことですね

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  2. 大きな声で「写真撮らせてください」と声を掛けて撮るときもあれば、一人湯ではじっくり撮らせて貰っています。山旅三昧と知らないはずなるも快く撮らせて貰ってます。しかし流石に人気の温泉など混雑しすぎで撮る気にもならない。温泉は静かに入るに限ります。

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