2025年6月21日土曜日

「ニトヌプリ(1080m)」で根曲り竹の筍を採る


6月21日(土) 0400起床 (ーーー)
天気 曇のち雨
気温 18℃

 0530時、ニトヌプリ登山口に向かい道路を走り上がり高度が800mに上がった途端、道脇の駐車場、路肩至る所に車が停まっている。



 この朝早い0530時、このだだっ広い湿原の根曲り竹の原っぱに、数十人の筍採りが潜っている



 頭を覆う頭巾、虫除けのネットを被り、合羽を着て長靴にスパッツという完全装備の おばさんが、前掛けの袋を一杯に背負ったザックはパンパンで竹藪から出てくる。
 聞くと「自家消費、煮物、炒めて、味噌汁最高よ!」と仰る。さらに「青いのは一杯出ている。赤いのは一週間遅かったわ」、つまり青い(緑色)の筍は目当てではなく、竹の皮の赤い筍が目当てらしい。「一週間遅かったわ!」どころか前掛けとザックはパンパンだから至極満足そうだった。




「ニトヌプリ(1080m)」
歩行距離 2.1km 所要時間 2時間20分 総上昇量 241m

 0615時 登山口発
 0720時~0735時 「ニトヌプリ(1080m)」山頂
 0835時 登山口着
 
 0615時、「ニトヌプリ(1080m)」に向かう



 根曲り竹とダケカンバが被る大岩累累の登山道を、岩を一個一個滑らぬよう嵌まらぬよう越えて上がる



 見下ろせば道路路肩に停まる車は至る所、皆さん根曲り竹の竹藪で格闘中と云うことか



 山歩き三日目ともなると登山道脇の「根曲り竹の筍」にも目が行き、細い筍には目もくれず「あのおばさんの一言」で「赤く太い筍」にのみ目が行く。



 確かに「赤い筍」が太く、白く、軟らかそうで「旨そう」



 小一時間登るとハイマツと根曲り竹の笹原となり、左に笹と藪の双耳峰の南峰が顔を出す。


振り返ると道路越しに一昨日登った「チセヌプリ(1134m)」、その奥に昨日登った「岩内岳(1085m)」が隠れている。




 岩が露出した「ニトヌプリ(1080m)」山頂に上がると、東真っ正面に火口跡が生々しい「イワオヌプリ(1116m)」、その奥の巨体が「ニセコアンヌプリ(1308m)」、両山堂々見応え十分小一時間でこの展望だからこの山人気なのだ。




 西にも「チセヌプリ(1134m)」と「岩内岳(1085m)」、ニセコのど真ん中から山を見ている




 花が咲く



 花が咲く



 花が咲く



 完全装備のおばさんに及ぶべくもないが、明日の味噌汁用の「赤い筍」をゲットした



 小さく細い「コサンダケ」程の太さは十二分にある、この充実したプリプリの筍に皆さんが夢中になる訳だ



 予報どおり午後から本降りになる



 明日も午前は雨予報故、札幌市に出て山旅装備の調達をするつもりである

2 件のコメント:

  1. 長ーくコメント入らず四苦八苦しております
    今回久しぶりに入力してみます
    弊社の社長も現在大雪山登山に挑戦しております
    山が大好きな先輩に縁があるようです

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  2. 大雪は北海道の屋根故、8月中旬を過ぎると紅葉がはじまり氷が張り始め早い年は雪が舞います。今この瞬間の大雪は「花一杯」だから愉しめます。容易には入れる領域もあれば、十分な装備と準備がないと入れない山域など多様故にいくらでも未知の山があるのが好いです。山旅三昧も一峰だけ「愛別岳(アイベツダケ 2112.4m)」が残っています。登余裕を嚙ましている山です余裕をかましている山です。

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