2021年10月18日月曜日

「奥丸山(おくまるやま 2439.5m)」に登る


10月18日(月) 0245起床 (ーーー) 
天気 晴れのち曇り
気温 8℃

新穂高から左俣林道を歩き小池新道分岐から中崎尾根に取り付き、稜線に上がって「奥丸山(おくまるやま 2439.5m)」山頂を踏み、尾根を越えた右股谷の槍平に下り新穂高に周回する。
林道を歩く分にはヘッドライトがあれば問題はない、早起きして0400時には歩き始める心算がなんだかんだと手間取って結局いつもの時間の出発になる

「奥丸山( おくまるやま 2439.5m)」
歩行距離 24.8㎞ 所要時間 9時間00分 総上昇量 1297m 移動平均速 4.2㎞(全体平均速 2.6㎞)

0545時 新穂高登山口発
0655時 わさび平小屋
0720時 小池新道分岐
0925時 中崎尾根稜線
1055時~1112時 「奥丸山(おくまるやま 2439.5m)」
1149時 槍平小屋
1229時 滝谷出合
1326時 白出沢出合
1425時 新穂高登山口

新穂高で中崎尾根が谷を分ける、左俣林道に入りコンクリート舗装と砂利舗装が交互に現れる急勾配を歩く。なんでもなさそうな林道歩きが普通に歩くと足と腰に来るので、それなりの前傾姿勢と足腰の柔軟性に気を配り歩く。それでもスピードが上がってしまうので用心である。



林道に表示されていた時間通り70分で「わさび平小屋」、そうめんの幟が下がっている。
キャンプ指定地でもあり黄葉シーズンのこの時期でもお客さんがあるのだろう



「わさび平小屋」から25分で奥丸山・小池新道分分岐、橋を渡り中崎尾根に取り付く



登山道入り口に稜線まで1960mの表示がある。この1960mの登りコースタイムは1時間40分とあるが今日は2時間05分掛かる。



前半一時間は中崎尾根の樹林の中を緩やかにトラバースしつつ上がって行く



後半の一時間は中崎尾根の急傾斜の山腹斜面の大木を縫って上がる



そして上がるにつれて山腹斜面の斜度は増しそして大木は異形の巨木に変化する



其れでも標高が上がるに従って谷向の「笠ヶ岳(かさがたけ 2897.5m)」から「双六岳(すごろくだけ 2860.3m)」の稜線が見えてくる。



気分はノルのだが稜線直下の斜度は最急こう配且つ悪路、最後の一頑張りで稜線に上がる



左が「奥丸山(おくまるやま 2439.5m)」、右が「中崎山(なかさきやま 1744m)」の標柱が立つ



稜線に上がって見たかったものが真正面だから嬉しい。
「大キレット」見事な切れ具合である。まだ樹林越しの展望驚くには当たらない



その南には「奥穂高岳(おくほだかだけ 3190m)」から「西穂高岳(にしほだかだけ 2908.8m)」へ岩稜が連なる



稜線直下から稜線一帯は足元が見えない笹薮、日が当たらない笹薮は昨夜までの小雪が笹に積もって凍ている。日に当たり小雪が溶けた藪は雫、溶けていない藪は小雪を被る。結局、雨具のズボンを着て強引に笹藪を搔き分けて登る。



樹林と笹薮が山頂直下まで続く



ところが山頂のみ「ハイマツ」と膝丈程の笹薮である



「奥丸山(おくまるやま 2439.5m)」展望は全周360度



「槍ヶ岳(やりがたけ 3180m)」



大キレット



奥穂高岳と西穂高岳



振り返れば「笠ヶ岳(かさがたけ 2897.5m)」



「絵葉書」をかざしているような展望が目の前に拡がっている。
「奥丸山(おくまるやま 2439.5m)」に上がらないとこの展望は得られない、此れを見たさの今日である
十分展望を楽しみ眼下に見える「槍平小屋」に向かって下る。



37分で槍平小屋に下る、小屋前でつい先見たばかりの槍ヶ岳と南岳へのコースが分岐する
何れも難路且つ長大、両山共にそれだけの値打ちがある



槍平小屋からの下りは大石がゴロゴロと転がった様の登山道、リズムよく弾みつつ転ばぬよう滑らぬよう用心して下る



そして大石ゴロゴロの下から水がコンコンではなく、囂々と湧いている。
この大石ゴロゴロと囂々と湧く水と大雨時の洪水は、何がら年じゅうの治山工事である。




「北穂高岳(きたほだかだけ 3106m)」から直下する滝谷の出合、上部の岩場は凄まじい形相で屹立する。
学生時代岩場に取り付いたものの、あまりの形相とクラックの多さに仰天して撤退した



下って最期に出会う沢が「白出沢」、堰堤が打ってある。「奥穂高岳(おくほだかだけ 3190m)」から落ちる沢が急峻の余り「登山道」が崩壊、今や全面通行禁止である



此処から道は林道になる



林道を延々と歩くこと1時間、出た所は「西穂高ロープウェー」の下駅、突然の人だかりに吃驚、向こうも山旅仙人に吃驚。



下山届を提出して本日終了です



露天風呂「荒神の湯」で湯浴みし、助手席に設えたカウンターに肴を並べて無事下山に乾杯している。数年前から願望の展望、矢張りと云うべきかさもありなんと云うべきか、華がある展望に乾杯である


明日は午後から雨、明後日も雨、塩梅の良い休養日である。

2021年10月17日日曜日

安曇野から奥飛騨へ移動する


10月17日(日) 0450起床 (ーーー)
天気 雨
気温 13℃

昨夕地酒と焼酎と二泊三日の疲れで爆睡して雨が山旅号の天井を叩く音で目が覚める。
気温は13℃、冷えて来ると云う予報ながらこれからなのだろう
検索しておいた松本市の朝ラーメン「らあめん 寸八総本店」へ行く、
先客がカウンターに二人、座敷に四人、なかなかの繁盛ぶり
「豚骨醤油ラーメン並(825円)」を注文する


太麺、豚骨ながらあっさり、スープは残して完食
山から下りてのラーメンは体に滲みる
道の駅「風穴の里」に移動する



子の道の駅、上高地の入り口に位置するため車は常に満車状態、大型バスに中型の貸し切りバスも引っ切り無しに出入りする。秋の真っ盛り、紅葉シーズン観光地の賑わいは戻ったようである。
安房トンネルを通って飛騨に入る
道の駅「奥飛騨温泉郷 上宝」、気温は9℃予報通り冷えて来る




山はガスの中、標高3000mの山は雪かも知れない


明日は新穂高から「奥丸山(おくまるやま 2439.5m)」に登る予定だが、果たして登れるかどうかそして槍穂高を見られるだろうか



地酒を頂きながら流れるガスを眺めている

2021年10月16日土曜日

「餓鬼岳(がきだけ 2647m)・燕岳(つばくろだけ 2763m)・大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」二泊三日


10月16日(土)
 0330起床
天気 ガスのち晴れのち曇り
気温 10℃

第三日目
歩行距離 5.6㎞ 所要時間 1時間56分 総上昇量 21m 移動平均速  3.7㎞(全体平均速 2.7㎞)

0600時 燕山荘テント場発
0633時 合戦小屋
0756時 中房温泉登山口

(詳細は10月17日報告予定)
* テンポ良く小刻みにリズムを刻みながら小走り下山、なかなかこのような下山をさせて呉れる登山道はありません。「エイホッ、エイホッ」と景気付けの声を出しながら下っていると土曜日の大勢の登山者も「これ幸い」と道を開けます。急坂の登り皆さん小休止・立ち止まって息を継ぐタイミングを図っているのだけれど、後が登って来るとそうもいかない。其処に掛け声と共に下ってくるというタイミングばっちりな訳です。
* 中房温泉から下るバスの運転手さんに下る道道の絶景ポイント、有明神社の参拝道を教えて貰い、電車ガ遅延した為一便前に乗車、登山口に回収に向うタクシー運転手にはこの二泊三日餓鬼岳から大天井岳山行の質問攻め、運転手さん山達者らしく頻りに詳しい様子を根掘り葉掘り、下車したら「頑張って」とリンゴを貰いました。

朝起きるとテントはびしょ濡れ、シュラフもシュラフカバーも湿っぽい、ガスが掛かり稜線は隠れたり現れたり天気は予報通り雨に向かっている。


西から上がって来るガスは東の雲海の展望には影響はない、小屋前の広場では大勢の登山者が日の出を待っている




次第に明るくなり朝日が顔を出し光が水平線に一瞬で広がり「富士山」が浮かび上がる


濡れたテントをたたみ下山を開始する




下りながら「餓鬼岳(がきだけ 2647m)」への尾根と「後立山連峰」に足を止め



ピストンした「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」を右に見ながら下る



登山道は小広く且つよく踏まれ抉れたり段差が大きい個所もあるが歩き易い。合戦小屋まで30分、適当にリズムを取りながら速足で下る。




合戦小屋を過ぎると登山道は傾斜を増し名物の急坂になる。木の梯子段、岩場の段差、木の根の階段等々が出て来るが、「エイホッ、エイホッ」と声を出しながら速足で下っていると登り優先の筈の登山者の皆さんが立ち止まって待っている。これ幸いと休むタイミングになっている模様である。結局ニ回か三回すれ違い出来ない個所で立ち止まって下りつく。


下山に要した時間は1時間56分、バスは0900時発で一時間待ち、



電車が遅延して一便前の0950時の電車に乗車でき




降りた安曇沓掛駅でタクシーを呼んで乗り込むと、「これからかい?」「餓鬼岳から燕岳、大天井岳ピストンの帰りです」と云うと、その後タクシーの運転手さんに二泊三日餓鬼岳・大天井岳山行の質問攻め、そして頑張ってとリンゴを頂く。


白沢登山口の山旅号を回収する



お昼前には道の駅「安曇松川」で濡れたテントにシュラフをロープを張って乾かす



乾かしていると、78歳のお父さんに褒めちぎられ羨ましがられるという珍事に出会い
頂いたリンゴはスターカットして乾くのを待ちながらおいしく頂く



二泊三日の一日目は、スターカットしたリンゴ一個と半分で歩き通し、二日目はスターカットしたリンゴ二個で21.5㎞ 11時間歩き通す、リンゴパワー恐るべしである。

「餓鬼岳(がきだけ 2647m)・燕岳(つばくろだけ 2763m)・大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」二泊三日


10月15日(金) 0330起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 9℃

第二日目
歩行距離 21.5㎞ 所要時間 11時間25分 総上昇量 1650m 移動平均速 3.1㎞(全体平均速 1.9㎞)

0550時 餓鬼岳小屋テント場発
0710時 2644峰
0915時 東沢乗越
1125時 2700m稜線
1200時 「燕岳(つばくろだけ 2763m)」
1235時~1258時 燕山荘
1415時 切通岩
1457時~1514時 「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」
1535時 切通岩
1715時 燕山荘(テント場)

(詳細は10月17日報告予定)
* 中房温泉に下山しバス、電車、タクシーを乗り継いで山旅号を回収して道の駅でテントを干していると、元山岳救助隊だったという78歳のお父さんい曰く「餓鬼岳は、普通は餓鬼岳を目当てに登ります。行きましたか燕岳、大天井迄も、そして今朝燕山荘から1時間56分で下った。」、山好きなお父さん頻りに「いいですね!いいですね!」「良い人生ですね!良い人生ですね!」と激賞で照れてしまいました。
*「餓鬼岳(がきだけ 2647m)」から「東沢乗越(ひがしさわのっこし 2253m)」登り上げた
「燕岳(つばくろだけ 2763m)」北端2700mまでの歩きは一人旅、しかも3時間岩峰を越え続ける険阻な難路、「燕岳(つばくろだけ 2763m)」北端稜線から「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)までは確かに「表銀座ルート」、一日にして「一人旅」と「銀ブラ」はそうそう味わえるものではない

東の空が赤く染まりテントを出ると声が掛かる。昨夕1730時上がってきたと云う。
「唐沢岳往復」後、明日下山らしい


こっちは「ケンズリ」の岩峰から「東沢岳(ひがしさわだけ 2497m)」・「東沢乗越(ひがしさわのっこし 2253m)」・稜線(2723m)・「燕岳(つばくろだけ 2763m)」・「燕山荘(えんざんそう 2704m)」そして「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)ピストン」・「燕山荘テント場泊」と云うと驚いていた。右足脹脛の痛みは昨日よりも和らいだので何とかなりそうである
「ケンズリ」の岩峰群を真正面に見て出発する


眼下には高瀬ダムの緑のダム湖、その湖面を見ながら岩峰を一つ一つ越えて歩く



岩に渡された桟橋を歩き、岩を掴み越える



岩峰を巻くと云うルート取りではなくあく迄も越えると云う、渡り、越すと云う意思が明白なルート作りである。少しゆっくりできるのは岩峰基部を歩く時くらいだから気が休まらない。



正面、「北燕岳」稜線には一旦大きく「東沢乗越」へ下り標高差500mを登り返さなければならない




「東沢乗越」は、東沢を下る中房温泉登山口への分岐である。「北燕岳」から下って中房温泉登山口へと云うルートでもあるらしい。



樹林帯からハイマツのトンネルの連続をこなすと次第に高度が上がり、歩く先と歩いてきた岩峰の尾根が見える



「北燕岳」の稜線に上がり歩いてきた尾根を振り返る、此処で一人歩きは終了



「燕岳」への賑やかな稜線歩きに変わる



稜線の「北燕岳(きたつばくろだけ 2748m)」の岩を越えると更に賑やかになる



「燕岳(つばくろだけ 2763m)」山頂には10数人の人だかり、三角点を写真に撮ろうとすると「撮りますよ」と声が掛かり一枚、何とも有難い一人旅ではこうは行かない。



此処まで6時間10分掛かっているが陽が沈むまでには十分「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」は往復できる。
「燕山荘」から「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」までのアップダウンが厳しそうである



往復の所要時間は4時間30分、速足でいくら縮めるかが晩飯の時間に影響する
下って登って登り返すと云うアップダウンで歩くに従って山頂に向かう真正面の壁が大きくなる。コータイムでは55分を要するらしい



其れでも頑張って1453時「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」山頂着。所要時間2時間10分、居合わせたお姉さんに此処でも声をかけて貰い一枚撮ってもらう。



歩いてきた餓鬼岳からの尾根と



槍・穂高・梓川



復路の所要時間は2時間と見当をつけて速足で登ったり下ったり、右足脹脛の痛みは何時の間にか気にならなくなっている。
陽が落ちるのと同時に「燕山荘」着。
お昼にはテント場をお願いすると予約をしていない為断られたが、テント場を確保、暗くなる前に晩飯にありつく。テント場がこの時間空いていると云うのは相当に幸運なのだろう。