2019年5月25日土曜日

白山「御前峰(ごぜんがみね 2702m)」に登る


5月25日(土) 0230起床 (---)
天気 快晴
気温 12℃

白山「御前峰(ごぜんがみね 2702m)」に別当出合いから(砂防新道)で上がり(観光新道)で下る。連れが一緒なら一泊二日小屋泊まり白山の花を楽しむところだが、花には早い残雪シーズン日帰りである

白山「御前峰(ごぜんがみね 2702m)」
歩行距離 15.8㎞ 所要時間 9時間00分 総上昇量 1343m 移動平均速 2.9km(全体平均速 1.7㎞)

0340時 別当出合駐車場発
0348時 別当出合吊橋
0421時~0431時 中飯場
0545時~0553時 甚之助避難小屋
0651時 黒ボコ岩
0720時~0730時 室堂
0814時~0844時 白山「御前峰(ごぜんがみね 2702m)」山頂
0905時~0925時 室堂
0944時 黒ボコ岩
1044時 殿ヶ池避難小屋
1151時 観光新道別当出合分岐
1231時 別当出合
1249時 別当出合駐車時着


0230時起床、根曲竹入り味噌汁ソーメンを食べ市ノ瀬から別当出合駐車場、二人先発そのあとをヘッドランプを付けて出発する
吊橋も足元だけを見て渡り砂防新道の石畳も足元のみ。
0430時、ヘッドランプを消す。漸く回りが見えるようになり山肌に残る残雪が多い
0500時、登りながら振り返る谷向の「大長山」の山頂に朝日が射し込む瞬間、よくぞ振り返った









0600時 別山の稜線を越えて雪原と山肌に朝日が射す。残雪と褐色の山肌が似合う















雪渓を登っていると其処に朝日が射し込む
早起きのご褒美である















登り上がると「弥陀ヶ原」の雪原が目一杯広がる。残雪を楽しむには十分すぎる








その「弥陀ヶ原」の雪原の先に朝日の逆光に黒々目指す山頂が見える
「御前峰(ごぜんがみね 2702m)」の山頂が雪原と這松の先、蒼い空の下丸く見せている









室堂センターで一休みして山頂へ向かう
傾斜は緩い登りをのんびり上がる。とは言っても高度は2700mだから酸素は薄い。息があがる。振り返ると「室堂の小屋群」が雪の中に赤い屋根、そして別山が別格の険しさを見せ屹立している。確かに「別山」は見せる風景が違う。










岩を踏んで登ると「白山奥宮」
















其の先に「霊峰白山 御前峰 2702m」白山最高峰の標柱











北アルプスが「北方稜線」「剣岳」「立山」「薬師岳」「槍ヶ岳」「穂高連峰」「乗鞍岳」まで一列一望、こう見せるか。















「小槍」まで見せるから憎い











昨年登った尾根続きの山々は、春がまだ浅いたっぷりの残雪を被っている
たっぷり展望を楽しむ、白山の花はまだ一ヶ月以上先、その時期の白山の賑わいは別次元だろう







下山しながら見る山は、蒼く黒く空も蒼く黒く深く、久しぶりに見る景色にニンマリ














白山「御前峰」の南に対峙する「別山」
険しさも稜線の鋭さも突き上げる壁も谷も険阻そのもの
確かに別の山で別の風格、別の雰囲気を持っている。







「観光新道」を下る、雪が残る急斜面をアイゼンを履いて慎重に下山する、下る先には「殿ヶ池避難小屋」その先の細尾根にルートが付いている











「観光新道」の稜線から見る「白山釈迦岳」が綺麗。登山道が閉鎖だから余計綺麗に見える












稜線の両脇に「みねさくら」が咲く、小さいピンクの花びらが如何にも厳冬を潜り抜けてきたと主張する、ならば「別山」をバックに撮ろうじゃないか










別当出合へ向け稜線から分岐する
その分岐から振り返る「白山」が遠い
まだまだ雪が残る、豪雪故の景色が此処で見納め










観光新道の「滑落注意」の看板を見つつ無事別当出合に下り立つ
静かな早出ではあったが、山頂から下りにかかると「続々」と上がってくる。
「日帰り組」も「小屋泊まり組」も、それはそれは大勢である
やはり、人気の山である。気掛かりは足元「アイゼン無し」もあるように見受ける
安全第一で楽しんでもらいたい

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    フェイスブックで拝見しました。
    残雪があり別世界ですね。このために長駆走って来られた意味がありますね。流石です。

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  2. 花の季節には一ヶ月は早い、それでもこの残雪の白山は今しかない。真っ白に雪を被るから「」白山、そして霊峰、1200年前から登られている。信仰の凄まじい力を感じる山は多くは無い。此処「白山」は、険しい上に雪が残る厳しい山だからこその霊山なのでしょうが、1000年を越えるというのはまた別の生き物のような気がする

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