2020年2月21日金曜日

鬼が城山系北の「成川渓谷」と東の「滑床渓谷」を巡る


2月29日(金) 0530起床 (---)
天気 晴れのち曇り
気温 -1℃

殆ど単独峰と云っていい「鬼が城山系」には東西南北から渓谷が入り込む
東から高月山と三本杭に向かって「滑床渓谷」が入り込む、
西から鬼が城山と鹿のコルに向かって「薬師渓谷」が立ち上がる
南から八面山と三本杭の熊のコルに向かって「黒尊渓谷」が奥深く入る
北から高月山の梅ヶ成峠に向かって突き上げるのが成川渓谷である

「成川渓谷」
歩行距離 1.2㎞ 所要時間 35分 総上昇量 45m

0800時 成川渓谷旧休養センター駐車場発
0825時 成川渓谷遊歩道終点
0835時 成川渓谷休養センター駐車場着

成川渓谷休養センター駐車場は、国道から4㎞入った車道の終点で且つ林道の起点。スーパー林道に繋がる林道はゲートが締まっている。














高月山への登山道を兼ねた右岸遊歩道を遡る。落葉が厚く積もった渓谷の遊歩道には、二抱えはある赤樫が立つ。













一枚岩の滑床が水を滑らせその上流には苔むした大岩が重なる、国道から僅か4㎞入った地点の谷とは思えない深山の様相を見せる別天地である
滞在時間35分ながら、バンガローが建ち、キャンプ場が二面、休養センターも完備シーズンは賑わうのだろう







「滑床渓谷」
歩行距離 5.0㎞ 所要時間 2時間24分 総上昇量 214m

0950時 車道終点万年橋駐車場
1045時 雪輪の滝展望台
1102時 遊歩道崩壊地 
1115時 雪輪の滝展望台
1214時 車道終点万年橋駐車


鬼北町から時計回りに東から松野町に入り滑床渓谷の案内板に従ってさらに南下し「鬼が城山系」の南から大きな谷に進入する
谷底の車道は二車線から谷の崖下一車線になる、「森の谷ホテル」の案内板を追って遡るとホテルと万年橋駐車場、10数台の車が駐車している








滑床渓谷は万年橋から上流左右岸に遊歩道が整備され上流の「雪輪の滝」下で一本になり最奥の奥千畳へ上がっている。ビジターセンターで詳細な遊歩道の情報を聞くと先の洪水で「雪輪の滝」上部は遊歩道が流出崩壊しているとのこと。右岸、左岸と渡渉を繰り返すことになるらしい。行ける所までと出発、歩きだした滝壺にロープが下がる。夏の歓声が聞こえる。





登り使う左岸の遊歩道は「熊野古道」と見紛うばかりの大石を敷きならべた石畳みが続き、大岩をすり抜け大木の脇を歩く。













滝と云うより岩と水が遊ぶと云う言い方が似合う











谷の底は巨大な一枚岩、その窪みを右へ左へ水が滑る













此れゆえの「滑床渓谷」、水の滑り台
















滑床の上流では巨岩が累々、重なりあった隙間を水が右往左往している













朝日が差し込む滝下の浅い溜まりは透き通り碧く、そしてキラキラと山をも写す












遡ると雪の谷に変わる、踏み跡が見当たらないから雪が降ってから一番乗りらしい
それが嬉しい
この先出遊歩道が流出している
今日は此処まで






水の流れ落ちる音だけが谷を埋め、青空を映す水面が空に向かって開けた谷を知らせてくれる














冬の滑床渓谷ながら滑床の滑り台を滑り落ちる子供達のワーワーキャーキャーが谷にこだまする
歓声が聞こえる
大杉谷でもない、黒部の谷でもない、滑の一枚岩の滑り台が「鬼」の贈り物なのだ

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    3日間天気が続いくの珍しいですね。
    他方、最初ブログを開けたときに、2月29日金曜日となっており、びっくりしました。
    わたしは電波のいないところで、浦島太郎のように時を過ごしたのか?と。
    間違いですよね。テレビやネットを確認して安心しているところです。笑

    返信削除
  2. 間違い、2月21日です。なんせついさっき2月19日の誕生日を迎えたばかり、うるう年で逆打ち中だから「2月29日」が頭から離れないのでしょう。しかし、2月29日を迎える前に「2月29日」と打ったのだから「これは運気が向いている」と明るく前向きです。ボケたなぞととても思えない。ラッキーの一言です。
    気が付いてもらって有難う。札所巡りのお陰で巡り合っています

    返信削除