2019年3月2日土曜日

熊野古道「紀伊路」を歩く


3月2日(土) 0430起床 (---)
天気 晴れのち曇り
気温 5℃

今日は熊野古道を歩く
海南市の藤白坂と有田市の糸我峠を歩く

「藤白坂」
歩行距離 6.2㎞ 所要時間 2時間37分 総上昇量 295m 移動平均速 3.4㎞(全体平均速 2.2㎞)

0730時 藤白神社発
0745時 一丁石
0838時 藤白峠
0919時 曾根田峠
1007時 藤白神社着

京都から熊野に向かう熊野古道「紀伊路」が和歌山県に入って最初に出合う険しい登りが「藤白坂」とある
その峠口に樹齢千年を越える楠のある「藤白神社」が建ち、



















大きな石が建つ


















これより「熊野路のはじめ」・・・「熊野三山の入り口」とある
















有馬王子神社の石柱が建つ













神社の由緒の案内が建つ













神社から出ると町家の中の古道となる














其処に一丁石と地蔵が建つ




ここから「藤白坂」が始まる












町家の古道からみかん畑の中の古道になる。徐々に高度が上がる













四丁石で山の中の道になる














地蔵尊に無事の峠越を願って登ったことだろう











熊野古道の由緒はこの案内板で知る















山中の古道は八丁石と地蔵、峠半ば頑張り処である












十丁石、古道はますます厳しくなる














岩盤の露出した険悪な古道を登る















古道が竹林に覆われる、覆い被さる竹が風に揺れる



















十七丁石、登り切ったと思った事だろう



















峠には地蔵峯寺本堂が建つ、その周りには農家の甍が並ぶ。静かな峠である












この地の経緯を記す案内が建つ












峠から昨日の「章魚頭姿山」と「名草山」が見える











そして見渡す限りのみかん畑である
良く歩かれ、良く整備され、それでいて往古の雰囲気を失っていない、熊野詣の「紀伊路」は、きっとこうであったのだろう










古道から外れ左手に曾根田峠を目指して農道を登る
農道の両側もみかん畑、知る人ぞ知るみかん産地である
曾根田峠から藤白神社に向かって、落枝と厚く積もった落ち葉の道を下る












神社に下りついて驚いた、「人、人、人」これ全て熊野古道歩きである
今日は土曜日、さもありなん
歩くと昔々が感得出来るから当然だろう







「糸我峠」
歩行距離 4.5㎞ 所要時間 2時間18分 総上昇量 228m 移動平均速 3.4㎞(全体平均速 2.2㎞)

1112時 得生寺発
1145時 糸我峠
0919時 曾根田峠
1009時 得生寺着

海南市から南に走って有田市の得生寺に着く

















得生寺と云っても?
それがこの案内で良く分かる










「糸我峠」に到る古道に入る
















古道はみかん畑と民家の狭い道














古道はみかん畑のど真ん中を登る












坂中に「糸我王子社」が祀られ

















その謂れの案内が建つ












古道はますます急になる、そしてみかん畑も急になる












糸我峠に上がる













糸我峠に立つ













石柱には昔の時が刻まれている



















糸我峠で古道と別れ、左へ「雲雀山(ひばりやま 201m)」に向かう
その道中にタンクが出現する








銘盤を見て納得、みかん畑の命の水である















雲雀山は、みかん畑の農道の先、山道を10分、












山頂には「祠」が建ち有田の町を見下ろしている












「雲雀山」山頂から、得生寺へ落ちる尾根を下る

















倒木、落枝、落ち葉に落石、猪の掘り返しの道を無事下山









得生寺から有田川を遡り明恵峡温泉でゆっくり暖まる
少しだけ「熊野古道」を歩いた
もう少し古道を歩いてみたいと思う





 

2 件のコメント:

  1. こんばんはです。
    また、コメントが消えているのか、入れてないのか?
    ドタバタの年度末でボケているのか?先輩のクリアの頭とは違い、毎日が積み上げどころか掻き分け仕事。
    これが仕事?と思いつつ、先輩の戦略的な山行きを眺めては頭を休めております。

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  2. 熊野古道、鹿児島で言えば「山越えの山道」、ところがそこに謂れ濃き伝聞に石仏、祠だから否応もなく「古道」の雰囲気は盛り上がる。遂には其処に暮らす人々の「古道」との付き合いが特別でもなく、何時もの通り何時ものことをしているだけと云う、素っ気なく見えるものだからその意味深振りも響く。歴史とか文化とか、それに根差した暮らしとか意外と普段通りなのだと再確認しました

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