10月20日(日) 0420起床 (ーーー)
天気 曇のち晴れ
気温 9℃
道の駅「よねざわ」から南西へ20km「兜山(かぶとやま 1199.3m)」登山口に向かっている、0615時信号待ちの眼前に北西の強い季節風による時雨の仕業「二重に虹」が掛かる。
こう云う「にっこり、ホッコリとする瞬間」にはなかなか出会えない。「兜山(かぶとやま 1199.3m)」の印象は一段アップである。
0630時綱木川沿いに登山口に向かっていると「尖った」「兜山(かぶとやま 1199.3m)」が見えてくる、成る程急坂を登る訳だと納得する。
「兜山(かぶとやま 1199.3m)」
歩行距離 4.1km 所要時間 3時間12分 総上昇量 596m
0702時 綱木集落登山口発
0725時 作業道終点
0819時 稜線
0855時~0915時 「兜山(かぶとやま 1199.3m)」山頂
0933時 稜線
1003時 作業道終点
1015時 綱木集落登山口着
登山口は綱木川に架かる橋のたもとの広場、出発準備をしていると林がガヤガヤごそごそと騒がしい、目をやると猿の一団が移動中らしい、こっちが猿を観察するではなく猿がこっちを騒がしく観察している。
橋を渡ると作業道左路肩藪の中に平成二十七年(2015年)登山道整備と記された「登山口標柱」が立っている。
登山口から藪になった登り一辺倒の作業道を二十分登り上がると杉林の登山道に入る
その後も沢中の杉林の登山道は傾斜を増すばかり、現れたの根曲りの杉の大木、急斜面に立つ杉は雪に苛められるとこうなる
すると突然「嬌声」が上がる、あるいは「威嚇」の声、登山道を見上げると猿の軍団が移動中である。
「ボス猿」が移動の遅い子猿を気遣っての行動なのだろう、猿の一団が移動して去ると静寂が戻る。しかし、雪深い厳寒のこの山中で越す冬は並大抵ではあるまいと心配になる。
杉林からブナやコナラの二次林、途中には炭焼窯跡も残る登山道は更に傾斜を増す、緩むと云うことがない登山道である
沢筋から尾根に登り上がるもさらに傾斜は増し、お助けロープの連続である。
オーバーな表現をすれば「尾根上をお助けロープで登る」と云う事になる
然も、その急傾斜なステップには落葉厚く積もって下り、ストックで払い除けつつ登るのだが払い除けた落葉の下にはどんぐりがドッサリ溜まっている。急傾斜な斜面でも滑り、どんぐりでも滑るのである。
それでも斜面上空を見上げれば黄葉真っ盛りだから文句など言えない、モクモクと足を運ぶのみである
急坂につぐ急坂を上り上がれば眼下に米沢盆地が一望の、狭い「兜山(かぶとやま 1199.3m)」山頂
吾妻山連峰はガスの中だが眼下に広がる米沢市街地と北方向、山形市に至る盆地の拡がりは見応えがある。これに「蔵王連峰」が重なると最高なのだが今日はガスの中である
登山口に下りついて見下ろす綱木川の透明清冽な清流がまた綺麗、イワナにヤマメがチラチラする、が生憎漁期は9月30日までらしい。
小野川温泉滝ノ湯(共同浴場 250円)に向かっていると、「吾妻山連峰」が冠雪している
初冠雪である、山はいよいよ冬に向かっている
明日は、その「吾妻山」に向かうつもりでいる
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