2024年10月11日金曜日

「鳥海山(ちょうかいざん 2236m)」と北前船


10月11日(金) 0500起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 6℃

 昨夕は標高1100mの「鳥海山(ちょうかいざん 2236m)」祓川口で「鶏だんご、ホタテ、ウィンナー」の具の野菜たっぷりの鍋を頂く



 それに併せて頂いたのは「秋田のあんべいい大吟醸」、さらりとし甘く、そして奥くに辛さが潜むので飲み過ぎ注意。



 1655時夕暮れの「影鳥海」が現れる。朝日を浴びた鳥海山が日本海に三角形の影を写すのは有名だが、この夕陽の「影鳥海」は恐らく知られていない。好い影である。



 標高1100mは満天の星空、思わず北斗七星と北極星を探してしまう、鹿児島で見る北極星と秋田県鳥海山標高1100mで見る北極星の高度が異なる。旅するとはこう云うことなのかと納得する。0500時起きると東の空が開け始め「大平山(たいへいざん 1170.4m)」~「秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ 1637.3m)」の遙か遠い稜線が輝き始める、標高1100mの贈り物である



 0545時その稜線上に朝日が輝く、この高さ1100mでこの輝きかと少し慌てる。3000mの稜線で見る朝陽より輝いているかも知れない。だから登って泊まって見ないと分からない。



 0650時ガスが切れて「鳥海山(ちょうかいざん 2236m)」のギザギザの山頂が姿を現す。昭和49年噴火活動があった生きている山である。山頂のギザギザが生々しいのは生きている証!このまま山容とギザギザの姿を眺められるかと思いきや直ぐにガスに隠れる。一瞬見せてくれたらしい。



 今日の目的は「由利本荘市本荘郷土資料館」
 「荒波を越えて絆いだ歴史と文化~北前船の残像~ 日本遺産(北前船展)」を見る


 日本海を行き来した「北前船の寄港地」、日本海と瀬戸内海津々浦々その残像というがそうじゃ無い、未だ日本を支える津々浦々である



 西回り航路、東回り航路が地図に記されている。物と共に政情も世論も流行もそして文化も運んだ海路、航路は、今の時代の「SNS」その窓口の津々浦々の重要なこと今の比ではあるまい。



 その経済的の規模と広がりが如何に津々浦々を栄えさせ且つ支えていたかをこの一枚が如実に残している。「由利郡石脇村河岸場輸出入表(明治七年一月至十二月)」に記された商品は「米、大豆、食塩、清酒、白砂糖、赤砂糖、太物、繰綿、材木(杉・杉板)、畳表、水油、石炭油、杉付甫、身欠鰊、生鰊」
 輸出入仕向先「東京、北海道、新潟、石川小牧、越前」
 船舶出入り表には「石数」別の出入り船が記されている
賑やかさと繁栄、これも今の比ではあるまい
 



 1845年寄進された「船絵馬」に描かれた船上の歓喜が、賑わいも栄華も冒険もそのワクワク感を伝えている
 好いものを見せて貰った



明日は、鬼首カルデラで秋探しである

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