10月24日(木) 0410起床 (ーーー)
天気 ガスのち曇り
気温 15℃
「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」登山口から20分歩くと「八乙女ノ滝」に至る。時間は0647時、樹間の中故にこの時間にならないと写真は難しい。
0755時、登山口からほぼ二時間漸く山頂への尾根に取り付くも、向かうは壁の登路である
「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」
歩行距離 9.4km 所要時間 6時間25分 総上昇量 1033m
0630時 「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」登山口発
0550時 八乙女ノ瀧
0755時 尾根取付き
0847時~0855時 杉山ヶ崎
0943時 「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」避難小屋
1005時~1012時 「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」山頂
1024時 「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」避難小屋
1108時 杉山ヶ崎
1135時 尾根取付き
1235時 八乙女ノ滝
1255時 「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」登山口着
その登路を象徴するのが之れ、天然杉や天然カラマツの巨木の根っ子の階段、しかも根っ子を掴んで登る階段である、覚悟して登っているもここまでやるかと思わず笑ってしまう
0847時標準時間より15分遅れながら0747時、「杉山ヶ崎(すぎやまがさき 948m)着、この先少しは楽させて貰えるかと思いきやそうはいかない
「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」山頂はガスで見えないが、右や左ガスの中に見え隠れする尾根と切れ落ちる斜面の険阻は隠しようが無い
左手のガスに見え隠れする岩壁は、雪崩に何百年あるいはそれ以上の年月も磨かれつるつるの直壁に仕上がった。この山域でしか見られない壮絶を超える自然の威力である
この尾根を登り上がった山頂まで1.7km地点の平坦地に「御神楽避難小屋」が建つ
が、「雨漏りあり宿泊はお勧めしない」とある。この標高で水場のある避難小屋は大事にして貰いたい
1005時、三時間三十五分掛かって「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」山頂着、ガスで展望は皆無ながら「壮絶な絶壁が突き上げる山頂」の緊張感は緩まない、此れぞ奥会津の山である。
ガスの中の山頂を諦め下り始めて40分、振り返ると漸く「壮絶な絶壁が突き上げる山頂」の一端が見え始める
そしてこの時間から見せた「本名御神楽(ほんなみかぐら 1266m)」の雪崩で磨きに磨かれた「壮絶な絶壁」が恐怖を覚えるほどの凄みがある
雪崩で磨かれすぎ草すら付くとを許さない山があるのである
雪崩で磨かれ過ぎた余り岩壁が照り返る、なんとも凄まじい積雪量であり壁なのだ
雪崩が磨いた岩壁が「ピッカ、ピッカ」に輝く様を写真に写すとこうなる。壮絶などと云うありふれた言葉では表現するのは間違いである。この岩壁は雪が降り始めるとある一定時間降り積もると正確に間違いなく定期的に岩壁を削るのだろう。
が、その山にも岩壁にも渓流にも黄葉の季節は確実に何時もの通りやってくる
滑床は黄葉を写しながら穏やかに下り、婚姻色に染まったイワナがゆったりと泳ぐ
しかし、其れを楽しむには岩壁に張られたロープを伝ってトラバースして登り
クサリを握って岩壁をへつり
谷底へ下らなければならない
そうやって、登り感嘆し感動し、只見の山を楽しんでも現実は厳しい。街に向かって下っていると突然「山旅号」が不調の悲鳴を上げる。前輪右フォーシーズンタイヤがパンクする。山ではあり得る事態林道の路肩に寄せてスペアータイヤに交換、しかし山中で一輪のパンクは想定内だが、二輪パンクしたら重大な事態、殆ど危機である、どうするのだろう。と如何に脱出するか考えてしまう
下り付いた国道の自動車修理工場で「パンク修理(2000円)」して頂く。感謝である。
明日の予定に少々の狂いはあるが、奥会津を楽しむことに変わりない
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