2024年11月9日土曜日

「丸岩(まるいわ 1124m)」に登る


11月9日(土) 0520起床 (ーーー)
天気 快晴
気温 -3℃

 水溜り氷は張り道路は氷つく氷点下3℃、世間はキンキンに冷えている0700時、八ッ羽ダムサイトから見上げると今日登る「丸岩(まるいわ 1124m)」の岩壁に朝陽が射込み光り輝く。


 岩壁の美しさは「秋色」の中の「輝く白」の岩壁故に美しさが際立っている



「丸岩(まるいわ 1124m)」
歩行距離 1.6km 所要時間 2時間29分 総上昇量 139m

 登山口で連れが読んでいるのは



 「丸岩」は「丸岩城趾」であり、十六世紀信州真田氏勢によって山城「丸岩城」が築かれ、古の侍達の生死を賭けた息遣いが聞こえるかも知れない山である



 根曲り竹も笹もない落葉ふかふかの急斜面を斜上にトラバースする



 この季節の山の登山道は、落葉に覆い尽くされている。踏跡は其れと知れるも踏跡の段差、ステップ、岩段等隠れているから「手探り」ならぬ「足探り」である。



 其処に、ガレた大岩、小岩、の急斜面のトラバースだから驚く、歩きに集中ながら「頭上の秋」を楽しまなければなるまい



 しかし、厚く積もった落葉と岩壁には少々手子摺り気味である、足場が見えないから之れを登るのは難しい



 山頂下の鞍部にあがると景色は一変する



 「輝く秋」がある



 落葉が厚く積もった自然林の林床に日が当たり黄金色に輝く



 そして秋空は高い



 山旅十三年目、ここまで林の秋を見せ、黄金色の林床を見せる山は知らない。あと三日から四日、一週間後にはこの山の林床真っ白な雪を被る。その寸前の山と、林と、林床の輝きを見るなど希有である



 その「丸岩(まるいわ 1124m)」山頂で、連れは今秋山旅最後の万歳である。山の豊かさ、山の奥の深さ、森の歴史と長い年月、清冽な渓流、そこで生きる山人の暮らし、其れが全て「山旅三昧」と感じて貰っただろう



 確かにこれ程美しい秋の森を見たことはない



 落葉が降り積もった林床の美しさも格別である



 光り輝く、コナラやナラ、ブナの森は殊の外美しい



 秋はこの一瞬と思う故、一週間後は雪に覆われることが分かる故、名残惜しいのである。

 下り着いて「群馬県」から「「白根山」経由、「渋峠2152m」を越えると、眼前に「冠雪した北アルプス」が一望である


 今秋山旅の山行は終わる。
山と酒と御馳走の旅が終わる。
我家に帰りつくまでが「山旅三昧」、名残を惜しみつつゆっくり交通安全、運転無事で帰りましょう

2 件のコメント:

  1. やぎちゃん2024年11月9日 21:55

    秋の山旅お疲れ様でした。気温も朝は氷点下になりかなり寒かったでしょうが沢山の山旅を終えてお疲れでしょう。鹿児島に帰るまで気を付けて運転して下さいね。

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  2. 旅の始めは秋を探して標高の高いところでしたが、今や里山で黄金色の秋真っ盛りです。花の季節、花を求めての山旅も好いですが、秋晴れの下、黄葉した森で黄金色のシャワーを浴びて歩く秋山旅も格別です。無事に秋山旅を終えて、交通安全、運転無事で鹿児島に帰ります。

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