2016年5月31日火曜日

今季初のヒメサユリ「粟ヶ岳(あわがたけ)1292.7m」


5月31日(火) 0200起床 (138/87)
天気 雨のち曇りのち晴れ
気温 18℃

早起き早出の山鉄則で登山口に着いた0400時、雨が降り出した。
降水確率20%でも降るんだとがっくり。
一時間待って、雨が止んで0455時出発した。この後天気は回復の予報だから登るのみ。
登山道は明瞭一本道、但し沢沿いの登山道は崖の狭いトラバース道を辿り、崩壊個所や滝上の通過があるので慎重歩行だ。森の中に入ると登りを頑張るのみ。





「粟ヶ岳(あわがたけ)1292.7m」
歩行距離 12.5㎞ 所要時間 5時間45分 総上昇量 1105m

コースタイム
0455時 粟ヶ岳登山口駐車場発
0512時 元堂
0608時 五合目「粟薬師奥の院」
0710時 七合目
0753時 九合目
0808時~0815時 「粟ヶ岳(あわがたけ)1292.7m」山頂
0823時 九合目
0855時 七合目
0939時 五合目「粟薬師奥の院」
1018時 元堂
1040時 粟ヶ岳登山口駐車場着

分県の本のコースタイムは4時間30分、今日掛った時間は5時間45分。
コースタイムが辛いのでチェックしてみると「元堂から五合目」と「五合目から七合目」の間のコースタイムが辛い。5時間30分前後が通常タイムだろう。ご安心を。
0400時には雨だった。じっくり待って0455時出発した
三合目が0528時、写真を撮ろうにも暗くて「手ぶれ」で四苦八苦だ。ストックの握り部にカメラを固定して撮る。


0600時、四合目を過ぎて、五合目目前、ガスが低く漂う。今日は展望は無理かな。














標柱は完璧















五合目、「粟薬師奥の院」
ここからが最高だった












五合目から僅かで尾根に上がる。この尾根に「ヒメサユリ」が咲いていたのだ
今季初、淡いピンクが素晴らしい。おまけに花弁に透明の露がキラッと光るから尚更儚い。













ガスの中尾根を登って行く、この尾根が「粘土質」の斜面なのでツルツル、慎重に登りあがる。











この尾根の「ヒメサユリ」が、ガスの中透き通るようだった













ガスでよかった。














足元だけを見て登るからこそ、「一輪」「一輪」のヒメサユリを目に止めることが出来た













登山道の核心部「午の背」も、ガスで周囲が見えないので恐怖もなく通過した












豪雪の山の「残雪」もガスの中、ぼんやり見えるのみ、1300mの残雪も迫力がない













0808時「粟ヶ岳(あわがたけ)1292.7m」山頂は、ガスの中そそくさと下山した
















下りながらも、名残の「ヒメサユリ」











そして「二輪のヒメサユリ」















登るときは暗くて撮れなかった「ブナ」の森













その中に「大ブナ」の案内標柱














枝を縦横に自由に思うがままに広げたブナが、森の王者のようである。

















「下田八木ヶ鼻温泉いい湯らてい(850円)」に入って振り返った1230時の「粟ヶ岳」、ガスが晴れて全容を見せた。











谷を挟んだ反対側に残雪たっぷりの「守門岳」が間近だ
阿賀野市、五泉市、加茂市、燕三条が終わった。
これから再び「南魚沼市」まで南下して「荒沢岳」「平ヶ岳」を目指す










南魚沼に下って「大発見」
燕三条地場産業センターで売っていなかった「熊鈴」発見
今ザックに付けている「熊鈴」の取り付け輪っかが「摩耗」危機的状況なのだ
早急に「熊鈴」を手に入れる必要があった。









最も欲しかった「燕三条・真鍮製・高音・熊鈴」が手に入り、早速交換した
命には代えられない。お値段「2016円」、このお値段実にお安い。
有難い、有難い。

2016年5月30日月曜日

天気には逆らわないというものの・・・


5月30日(月) 0430起床 (138/87)
天気 雨のち曇り
気温 18℃

雨予報通り朝方雨がぱらついた
「降りそう、降ったら登らない」の行動指針通り、今日の山行は中止
それでも、西の空に青空が見えたり雨が止んで曇ってくると、なんだかソワソワする
天気には逆らわないとは言うものの、「登って登れないことはなかったなー」等と思ったりする。
しかし、雨を待つ事情もある。
溜まった山装束の洗濯、着るものが無くなる前の必須の山家事なのだ。





そして、たっぷりある時間を利用してご飯を炊いて、行動食用に「お握り」を作る
お握りの中身は「梅干し」、塩はちょいきつめ、塩むすびの中身が「梅干し」と言ってもいい。
体力を消耗すると「お握り」の味がしなくなる、そこで少し「塩」を利かす。
この塩味が食べる意欲を刺激する。








燕三条と言えば「刃物」「金属加工」、物産館には刃物、農業用製品、台所用品etcが展示販売されている。
「熊除け鈴」の音色の良いのがあると聞いていたので「ありますか?」と聞くと、此処には有りませんとのことだった。










地場産業振興センターとか、リサーチコアとか何処かで昔聞いたことがある
成功事例が目の前にあるということだろう
「ナイフ」「フォーク」「スプーン」からここに至る道程は、さぞやと思う。
継続は力、目の前の宝に気付く力だろう、天晴れ。
明日天気なーれ、
カンパーイでお願いだ

2016年5月29日日曜日

「白山(はくさん)1012.4m」


5月29日(日) 0400起床 (---)
天気 快晴
気温 14℃

高倉山で談笑中「白山が面白い」という話を聞いて12座に残った。
駐車場は「黄金の里」。ここは「銀杏の里」で晩秋は一帯が黄金色になるらしい











此処に600年を越える古刹「慈光寺」があり、















杉の巨木の並木を辿って登山口である

「白山(はくさん)1012.4m」
歩行距離 10.2㎞ 所要時間 4時間47分 総上昇量 845m

コースタイム
0602時 黄金の里駐車場発
0721時 五合目
0834時~0852時 白山避難小屋
0855時 白山山頂
0952時 五合目
1049時 黄金の里駐車場着

杉並木からはなれ作業道を辿ると尾根に取り付く。
登山道は全線綺麗に踏まれ、合目標識も案内標識も完備だから道迷いの心配はない。ただし、滑りやすい急坂が続くのでスリップと転倒には要注意である。
取付きから急坂が続き30分登ってあごが出るころ尾根に出る。
此処からブナの森を登る、急坂と緩斜面が交互に出てくる
展望はないので、「修行」の様である
おまけに左から「快晴の太陽」が差し込むので、暑さが半端じゃない。
すでに太陽のもとでは「夏山」である。


九合目を越えてやっと「粟ヶ岳(1292.7m)」が見えて、なんだかほっとする











白山避難小屋に到着
「白山」山頂から南方向の展望がないので「白山避難小屋」二階から山を眺める












峰続きの「粟ヶ岳(あわがたけ)1292.7m」がすぐ其処。白山を降りたら次に登る山である













その奥に残雪が残る「荒沢岳?」、そうかな?
(6月1日:守門岳でした)















「粟ヶ岳」の左手最奥の高い山は「会津駒ケ岳?」、そうかな?













そして山頂から下って行くとはるか遠く山並みの向こうに顕著なピークが霞んでいた
 「磐梯山?」、そうかな?
展望する地点と、見える山の位置と形がぴったし記憶と合うことはないので「そうかな?」なのである。
その、そうかながまた楽しいのだ









七合目にブナの「巨木」、名前が付いている
「天狗の腰掛」















そして下りた先が「天狗堂」、天狗の面が鳥居に掛かっていた













古刹は5月の光線の中、境内は静かで甍が白く輝いていた














無事の下山と、これからの山行の無事に手を合わせた
北の国々には、歴史のある信仰の山「霊峰」があるから、外せない。
自然、信仰、里山、教育の森、保存の森等々、山をどう登るかなのだが、行ってみないと、登ってみないと分からないから登ってみる。
今日は「修行」の山だった

2016年5月28日土曜日

「菱ヶ岳(ひしがたけ)973.5m」から「五頭山(ごずさん)912.5m」を周回する


5月28日(土) 0300起床 (148/98)
天気 曇りのち晴れ
気温 15℃

気温15度の朝は快適、すっきり目が覚める
ラジウム温泉「村杉温泉」から林道に入って登山口駐車場、先着一台。
二番目で出発、
「菱ヶ岳(ひしがたけ)973.5m」・「五頭山(ごずやま)912.5m」
歩行距離 13.4㎞ 所要時間 5時間50分 総上昇量 1062m
コースタイム
0455時 「菱が岳」登山口発
0605時 六合目







0840時 竜神清水
0857時~0904時 「五頭山」山頂
1000時 長助清水
1027時 三ノ峰入り口
1045時 駐車場着

山腹をトラバースしながら登りあげるとブナの森の入り、徐々に高度を上げていく。
登山道は明瞭一本道、標識完備だから迷いようがない。










1時間登って行くと階段が出てくる急登












さらに登ると「ロープ場」、しっかりロープが張ってあるので「登り」も「下り」も安全。
刈り払いも行き届いて「ファミリー登山」もできる。ただ、急登と長時間歩きに堪えないといけないが。










8合目から上のブナの森は綺麗だった。
豪雪と日本海からの季節風を直に受けるブナはもっと逞しく、くねって耐えているかと思いきやすっきり、まっつぐ立っていた。














山頂は展望はなし、昨日の雨が靄となって周囲を隠していた













 「菱ヶ岳(073.5m)」から「五頭山(912.5m)」への稜線を歩く。
広々と刈り払いされ、歩くに全く問題はなし。まるで高速道路。
しかし、その縦走路に立つブナは、豪雪の圧し潰され低く低く風下へ倒れている。
日本海直近のこの稜線が、標高1000mの様相なのである。歩いてみないと分からない、行ってみないと分からない。



 ところがその稜線に、「根曲竹の食い散らし」
「菱ヶ岳」への登りで「日本猿」には遭遇したが、この稜線で「この食い散らし」の犯人は何者だ?
「猿」じゃなく「熊」だろう。早朝一人歩く山稜で笛を吹きっぱなしだった。









「五頭山」への縦走路を眺めているつもりなのに、目は谷の雪渓に行く。厳冬期如何程の雪が降るのだろうか。想像すらできない、きっとこの山全体が白い怪物になっているのだろう












谷越に峰越に見えているのは「飯豊の山々」
高いのは「奥大日」その奥の小さな三角は「飯豊山」
奥さんウィ連れて歩いたからこそ分かる山の同定だ。













2時間歩くと「五頭山」(ごずさん)912.5m」山頂、靄はますます濃く近くの山やようよう見える














「五頭山」から下山にかかると、「菱ヶ岳」からの縦走路が一望だった。
手頃な縦走路ではあるが登って下って歩いて6時間から8時間は掛かるから少し覚悟がいる。












下って行くと三ノ峰
そこに避難小屋


















避難小屋の内部は綺麗に整理され見事だった。この山が如何にに愛されているか分かる














道中の要所、要所の案内板や標識も完備だから心配は皆無です















山中には「清水」が、それ其れの道中にある
「菱ヶ岳」への登りには「笹清水」
縦走路には「竜神清水」
「五頭山」には「長助清水」
「五頭山」からの下りに「長助清水」を美味しく頂いた












下る登山道も見事に整備され、登ってくる登山者はひきも切らず、今日は土曜日だった。















下り着く寸前に登って行く登山者と遭遇だから、この山の安全度が知れる

















駐車場について驚いた
出発時二台だった駐車場は、満杯
全部で100台は停まっていた












曇っていたが気温がだんだん上がって汗まみれ
下って入った温泉が「村杉温泉」の共同湯250円
ラジウム温泉、高温、透明、好きな部類の温泉
ゆっくりたっぷり浴びました












その温泉場に「田中とーふ店」
「おぼろとーふ」と「三角揚げ」を430円で買う
当然、「ツマミ」
カンパーイ