2015年6月30日火曜日

「鏡山(1338.9m)」から飯豊連峰南部を展望する


6月30日(火) 0330起床 (---)
天気 曇り
気温 15℃

曇り空ながら降水確率は午前中ゼロ、前夜泊の JR磐越西線山都駅から弥平四郎奥の祓川登山口を目指す
雪深い山奥の集落、弥平四郎手前の集落の橋でおじさんが釣りの最中、丁度釣り上げたところ獲物は「ヤマメ」。庭先で「ヤマメ」釣りとは流石、飯豊の懐。








家の造りも豪雪に対応した構え。屋根などは芸術的とも云える撥ねと重ねだ













「鏡山(1338.9m)」
歩行距離 7.5㎞ 所要時間 3時間30分 累積標高差 847m

コースタイム
0555時 祓川上ノ越ルート登山口発
0710時 上ノ越
0758時~0813時 「鏡山(1338.9m)」山頂
0840時 上ノ越
0925時 祓川上ノ越登山口着

登山口には車が4台、飯豊山を目指したと思われ、車は新潟ナンバーだった。
新潟から飯豊本山へは此処が一番勝手が良い登山口なのだろう
7~8年前、奥さんを誘って登った杁差から飯豊本山までの縦走、そして一日掛かりの川入までの下山を思い出す









登山口から突然、いきなり、文句なしの急登、下手すると後ろにひっくり返りそうな急登が始まった
ブナの巨木が屹立するちっちゃな尾根の急登である















晴天の中、かつて縦走した飯豊連峰南部を展望できると思ったのだが、曇天、それもとても暗い曇天、雲が厚いのか、水蒸気が濃いのか良く分からないが、山全体が暗くて黒々だ。











登山道にブナの巨木が、ドサッと倒れている。
倒壊時の凄まじい衝撃を、粉々になった枝、打倒した下生えが物語る
倒木と再生、果てしない繰り返しが作ったブナの森の一瞬の絵巻を見る思いだった











急斜面を登り切り、倒木のある平坦地から再びの急登、汗が噴き出す、ずぶぬれ状態で上ノ越に着く。
飯豊本山へのルートと鏡山へのルートを分ける峠である。
つい先ほどまで雪が残っていたのだろう湿地状態だった







上ノ越から左へ稜線を辿る、「鏡山(1338.9m)」への稜線である
木の間越しに、飯豊本山から御西への稜線が見えるようになってきた












見下ろすと登ってきた尾根が、ブナのモリモリとした重なりとなって見える
濃い水蒸気の中に、遥かに、微かに、「磐梯山」が尖がっている










登山道は、登山口から一本道、明瞭、頂上稜線に上がって小さなピークを越して一旦下る、残雪の残るコルから再度の登りで「鏡山(1338.9m)」山頂












「大日岳」から「御西山」そして「飯豊本山」さらに「種蒔山」
曇天、暑い雲、飯豊稜線の黒いガス、ピッカピッカの展望とはいかなかった










アップで「御西山」から「飯豊本山」の稜線を撮る。
御西でテント泊、大日岳往復、飯豊本山へ向かうと10分と歩かないうちに雷雨、引返し御西小屋に駆け込んだその時に轟音、「雷」だった。二時間鳴り響いた稲妻は今でも忘れられない。
雷雨が上り、歩きだした稜線の水場で頂いた「冷ソーメン」は旨かった
それにしても、奥さんは良くこの山を縦走出来たもんだ。
雪をタップリ残した飯豊は、やっぱり東北の「雄」である
何処の登山口から登ろうと、一日から二日掛かり遠い遠い山なのだ。
今日は、ヘリコプターが飛んでいた
本格的な登山シーズンに向けた荷揚げなのだろう
登山口に下ったは良いけれど、温泉が無い
60㎞一直線に喜多方に走って道の駅併設の「蔵の湯」で、ようやく汗を流した









三日分の洗濯物を抱えてコインランドリーへ
此処まで我慢、辛抱、仕事をこなせるのは「此れ」があるから
道の駅で大蒜がタップリ入った熱々をハフ、ハフ言いつつ
グビッ、グビッ、グビッ
仕上げは「ロック」で頂く焼酎
明日は「山形」入り、目標「朝日連峰」
「朝日連峰」は「飯豊連峰」に負けていないぞ
果たしてどんな様相なのか愉しみ。

2015年6月29日月曜日

花、花、花の「飯森山(1595.4m)」に登る


6月29日(月) 0300起床 (--ー)
天気 曇りのち晴れ
気温 16℃

「飯森山(1595.4m)」
歩行距離 17.3㎞ 所要時間 7時間39分 累積標高差 1638m

コースタイム
0450時 日中ダム駐車場発
0524時 見晴台
0655時 地蔵
0737時 高倉ノ頭
0820時 「鉢伏山(1576.2m)」
0917時 「飯森山(1595.4m)」山頂
1017時 「鉢伏山(1576.2m)」
1042時 高倉ノ頭
1115時 地蔵
1209時 見晴台
1229時 日中ダム駐車場着

飯森山の登山口は「日中ダム」、ダムサイトに駐車場













歩いて2分で小さな鳥居のある登山口















雨上り直後の早朝の山の中、山はガスの中です












高気圧が東進してくるので天気は確かに回復傾向です
雲の隙間から青空が覗いています












飯森山への登山道は、杉林の急登から始まり、ブナの森の急登に変り、尾根に上がってさらに急登が続く、緩傾斜になると一旦下り、また登るというアップダウンが延々と続く











その厭戦気分を吹っ切ってくれるのが「ヒメサユリ」
此れはまだ入り口だった
雨に濡れた花弁が艶っぽい












癒されて登って「鉢伏山(1576.2m)」、ここから「飯盛山(1595.4m)」までまだ1時間以上かかる












「鉢伏山(1576.2m)」から大きく下り湿地帯、付いた名前が「種蒔」
今はまだ雪渓が覆っている













此処から山頂までは、花、花、花
ご覧ください。
この花たちを
シラネアオイ










ハクサンチドリ
三花













ハクサンチドリ
一花














ニッコウキスゲ














ニッコウキスゲとヒメサユリ
儚い花の競演












オオバギボウシ



















ヒメサユリ













登山道脇に咲くヒメサユリ














ヒメサユリ二輪















儚い
あっという間・・・












ハクサンシャクナゲ














やっと巡り会えた 
ハクサンシャクナゲ













山にはシャクナゲが良く似合う














山頂稜線のヒメサユリは、生気あふれる姿態だった
これ程色鮮やかなヒメサユリは此処だけだろう
ヒメサユリ群舞の姿態と色変化はこうだった










この角度で














少し離れて














少し下から















上から















それにしてもこの高さとこの厳しさの中で
此処まで咲くか












雨に濡れて














花弁はここまで鮮やか














そして癒される














この花達は険しい谷の奥、遥か高みに咲いています










 「飯森山(1595.4m)」の山頂にも「ヒメサユリ」が咲いています
登るなら「明日」
チャンスは今です










昨夕
志津倉岳で出会った山友さんが
「明日、飯森山に行くならここだろうと思って」の訪問だった
「飯森山」の情報、谷ルートもありとか。
此れは単独では相当厳しいらしい

「鏡山」
飯豊連峰南部の大展望台の情報
「周回はどうですか」、行きたくなるなー
その隣には「高陽山」もあります
イヤイヤ、益々南下出来なくなりそうです
明日は、「鏡山」果たして展望はあるや無しや
なんて話してて頂いた、「DEN-EN」gold
実はこれ「鹿児島県薩摩川内市樋脇町」の地酒です
良くご存じ
「好きで飲んでます」
いやはや
酒友にもなりそうな気配でした
有り難うございました」
これから「朝日連峰」、摩耶山、大東岳周辺
そして北海道の予定
再びの福島は「8月」に入ってから
居場所が分かるように報告しなくっちゃ

2015年6月28日日曜日

No25「大三元」で味噌ラーメンの朝食


6月28日(日) 0430起床 (131/81)
天気 雨
気温 17℃

起きた時点では降っていなかったが、山は全く見えない。雲中ではなく雨が降っている様子だった
次に登ろうとしている「飯盛山(1595.4m)」は、ヒメサユリが咲いているという。
ところがこの山のコースは、長大で此れでどうだというアップダウンらしい。
歩行時間10時間越えと云うから半端じゃない。12時間位の天気安定は必須の条件
明日の天気はこの条件にピッタシの予報だ。

今日は雨なので、0430時起床で「なでしこ」観戦
やったね。晴天は続いてほしいが、この日は雨が降ってもいいな。












気分良く「喜多方ラーメン」の朝食
食べ歩きマップを見ていたら
No25「大三元」が、日曜祝日は0700時開店
お薦めは味噌ラーメン











いい塩梅の味噌の濃さ、スープもさらっとしていて、太麺を啜ると彼方此方跳ね散るが止められない旨さだった。
初めて経験する味噌味の味噌ラーメンだった。
こんな味噌ラーメンもあるんだ。
二日も続けて朝食にラーメンを食べるなんて「初体験」だったが、成程病み付きになる
食べた二店共に、地元のお客さんと思しき人も居たから、「朝食ラーメン」は、特に変わった食生活ではないらしい。
しかし、小さくなった胃ににはいっぱいいっぱいだった。