2015年3月31日火曜日

「オボコンベ山(595m)」に登る


3月31日(火) 0500起床 (---)
天気 晴れ
気温 7℃

今朝0599時起きで、道の駅「村田」で、味噌汁ソーメンを作っていると一声
「鹿児島から何日かかるの」
「二日で着きました」
「????」
「高速を昼は走って、夜は寝てですが」
「!!!、其れで山行ってるってか。体力あるな!!!」
「登っていれば体力は付いてしまうんです」
「????」
と云う事でした。
きょうは、「オボコンベ山(595m)」に登る
道の駅「村田」から川崎町「本砂金(もといさご)」へ
本砂金川沿いの道路を遡ると登山口。

コースタイム
0740時 登山口駐車場発
0743時 本砂金川渡渉
0818時 作業道終点
0855~0910時 オボコンベ山山頂
0950時 作業道終点
1010時 本砂金川渡渉、登山口駐車場着

山行記録
登山口駐車場は林道脇の広場なので迷いようがない
登山口は2箇所、手前が尾根コースの登山口、700m奥の登山口が沢経由の登山口
谷の残雪状況が不明なので、尾根コースを登ることにする

駐車場下が「本砂金川」、橋は無いので渡渉する。雪解け水で水嵩は増しているが「ゴム長靴」で十分渡渉できた。今日も「スパイクゴム長靴」で登る









国土地理院二万五千分の一の地図に登山道は載っていない。
踏み跡とテープを頼りに登る。要所要所には案内板が有りテープもあるので道失いの心配は無い










登っていると、樹間に尖ったピークが見える。
此れが今日の目標「オボコンベ山(595m)」
この山の核心は尖った山頂に取り付く時点から始まる












山頂直下其の1:壁と云っていい垂直の登り、ロープが頼り


















山頂直下其の2:木の根頼みの両手、両足を駆使した崖登り


















山頂直下其の3:丸裸の岩登り、山頂は目と鼻の先、凄いもんだ
















辿りついた山頂は「意外と広い」畳2畳か3畳ほど
この山頂からの展望は、360度満開













蔵王の諸峰、熊野岳(1840.5m)、後烏帽子岳(1681m)、雁戸山(1484m)












さらに、大東岳(1365.8m)、見飽きることが無い
春霞で展望を期待していなかっただけに感動は何倍だった











その後
下山して、天気予報を確認して驚いた
明日(4月1日)雨、明後日(4月2日)晴れのち曇り、その後はずっと雨予報
つまり今後1週間、晴れるのは明後日のみ
宮城県で予定していた残り5山は、今週は登れません
雨待ちでずっと宮城県と云うのもつらいので、山形県に移動することにする
大東岳(1365.8m)と三方倉山(971.1m)の登山口を確認して、国道48号で山越え、一路山形東根温泉へ
公衆浴場「巽の湯(300円)」で汗を流す
今日は、道の駅「むらやま」で泊、天気が回復したら道の駅目の前の「甑岳(1015m)」に登る
山はまだ残雪で真っ白です。
果たして天気は予報通り推移するのでしょうか。
明日起きてみてのお楽しみと云うところでしょう

2015年3月30日月曜日

「寒成山(621.6m)」に登り山麓の名所を巡る


3月30日(月) 0500起床 (---)
天気 晴れ
気温 10℃

夜も10℃を下らない気温が今季山旅では初めてだった。
厳寒用シュラフに潜って寝ていたので暑くて目が覚めた
今日は、昨日登り残した七ヶ宿の「寒成山(621.6m)」に登る。
この山の山麓には、名所が散在するので登った後巡るつもり。

コースタイム
0715時 飛不動尊駐車場発
0732時 登山道入り口発
0815~0825時 「寒成山(621.6m)」山頂
0845時 登山道入り口着
0900時 飛不動尊駐車場着

山行記録
幾多の災難を飛び避けた飛不動尊の駐車場が登り口
飛不動尊の駐車場から伸びる林道を辿ると登山道入り口に着く
林道入り口はゲートで閉じられているので、杉林の中の林道を登る








登山道入口は、山頂から伸びる小さな尾根が林道と交わる地点
テープを巻いた杭が有る
地図には登山道は記されていないので、手持ちの地図を頼りに尾根を登る
杉林暫くで潅木林に変る
ナラやブナの林床に、つつじの大株が群落している
花の時期の林床一面のつつじはさぞ豪華だろう
山全体が岩塔、頂上に近づくに従って露岩が現れる
山頂は露岩のテッペンなので狭い
昨日の「蛤山1014m」方向が開けている。
登山道は踏み跡はしっかりしていることと、一本道なので道失いの心配は無い
急坂、岩屑の登山道ではあるが、高度感のある痩せ尾根や露岩を越えたり巻いたりで変化がある
慎重に登れば楽しめる。






その後
飛不動尊の謂れを覗く















「七ヶ宿街道」を参勤交代で往来した諸大名の豪華さに驚く













国の天然記念物「材木岩」を見る
柱状節理と云えばそれだけだが、「材木岩」としたところが妙なのです
先の地震で崩壊したらしく、下部に大岩が累々だった















更に最後、〆は「白石湯沢温泉」
県道を福島県境側へ走ると、人気の温泉
人気の理由は、薬用温泉「飲用温泉」
入浴も有名だけれど、飲用は宅急便で送るほど。
20L、30Lのポリタンクが温泉玄関にずらり並んでいた。
此処で〆の筈だった






温泉上がって、宮城、福島の山の本を広げたら、県境の山「萬歳楽山」が其処にある
汗を流したばかりだが、所要時間2時間弱、登りに行くかと県境へ走った
県境峠「小坂峠」に走る途中に「萬歳稲荷神社」が、見上げる山腹に建っている










県境峠「小坂峠」から林道を「6㎞」で登山口の案内
ところが1.5㎞入ったところで林道は雪の中に消えていた
雪が消えたら再訪だ。「この山、パワースポットらしい」







白石市に滞在したのに「白石温麺」を食さないままでは申し訳ない
「七ヶ宿」から「白石市」に戻り、「かき揚げ白石温麺」を頂いた
そーめんより太く、うどんよりずいぶん細く、円形の麺でソーメン、うどんの半分の長さ
アッサリ麺に薄い色の醤油汁、かつをだしだったような。
何時でも何杯でも食べられそうだと思ったら、「替え玉」ありだった
今日は。1000時には温泉で。1400時には「麦酒」をグビッ
久し振りの骨休めだ。
肴は、「塩ホルモン」堪りません。

2015年3月29日日曜日

「蛤山(1014m)」「傾城森(440m)」に登る


3月29日(日) 0600起床 (-ーー)
天気 晴れのち曇り一時雨
気温 4℃

雨の積りで寝ているので外が明るくなって吃驚
天気予報を確認すると「午前中&午後早く」は晴れらしい
この天気では行くしかない
七ヶ宿、青少年旅行村近くの「蛤山(1014m)」と道の駅「七ヶ宿」近くの「傾城森(440m)」の二山

「蛤山(1014m)」
コースタイム
0800時 登山口駐車場発
1000時 頂上稜線着(1014m)
1023時 蛤山山頂(葉山神社1010m)
1030時 三角点(980.7m)
1200時 登山口駐車場着

山行記録
登山口は分かりやすい、青少年旅行村への道路沿いに登山口の標識がある。
この標識は、登山口に至る林道入り口に立っている。


この林道歩きがたっぷりのの50分
おまけに林道に吹き溜った雪がまだ残って、歩きにくい。













林道終点の登山口からの登路も残雪たっぷり。
道々、肝心なポイントには案内標識が立っているので、道失いの心配は無用。












残雪に散々手こずって頂上稜線、暫く稜線上を歩くと「蛤山(1014m)」の最高点
しかしここが蛤山の頂上ではない。
頂上は一旦下ってその先のピーク











「蛤山山頂(葉山神社)」1010m
ところが此処に「三角点」は無い
この「蛤山山頂(葉山神社)」1010mから一旦下って登り返したピークに三角点が有る










「三角点(980.7m)」
三角点まで詰めたので大成功
三つがバラバラと云う山も珍しい
予報通り、下る途中で雨がぱらつく、杉林に入ってから降り始めたので木陰でさほど濡れなかったが、下りてみると道路は濡れていた。
間一髪の到着だった。
と思ったらその後降らない。本格雨の前触れだったらしい
戻った山頂でご夫婦と出会い、ともに下山だった。











「傾城森(440m)」
コースタイム
1235時 傾城森駐車場発
1255時 傾城森山頂
1310時 傾城森・山伏森分岐
1318時 山伏森
1330時 傾城森駐車場着

山行記録
「蛤山(1014m)」からの帰り道、道の駅「七ヶ宿」の手前に「傾城森(440m)」の二つコブの山が屹立している。
山と云うか、コブと云うか、公園化された岩山と云うか、いわゆるファミリーで手軽に散策できる山です。
手ぶら、雨模様なので傘一本持って散策します。
岩山なので、頂上の下には崩落した石が山となっています
散策路として整備されているので、擬木の階段がある。この擬木の階段は、山旅仙人は苦手。
まるで素人、ヘトヘトになるので嫌いです。






「傾城森(440m)」からの眺望は、絶品。
今さっき登った「蛤山(1014m)」が、眼前













昨日登った「不忘山(1705.3m)」が、すぐそこに堂々













一週間前に登った「峠田岳(1081.7m)」に、手が届く












「傾城森(440m)」から一旦下ると二つのコブの鞍部、ここからもう一つの山頂「山伏森」に登る
「七ヶ宿ダム」と出羽の大名が参勤交代に使った七ヶ宿街道の「七ヶ宿」が眼下だった













その後
たっぷり汗をかいたので、温泉直行と行きたい
国道113号を登ってくるときに見た「小原温泉」に行くことにする
新道のトンネル間の旧道に入ると、眼下に温泉
立派な建物に岩風呂もあるとか
今日は、ホテル一階の露天風呂でタップリの湯浴み





ホテルの建つ河畔に「ケヤキ」
この「ケヤキ」只者ではない
「縁結びのケヤキ」
一本のケヤキが枝分かれ、上部で再び合体。
これ以上の「ケヤキ」が有りましょうか

2015年3月28日土曜日

人気の山「不忘山(1705.3m)」は大賑わい


3月28日(土) 0500起床 (---)
天気 晴れ(強風は収まった)
気温 5℃

天気が良いのは今日まで、目覚めると願ってもない天気、風邪は収まった。
左てっぺんが「不忘山(1705.3m)」の山頂、山頂から右斜め下に下っている尾根を登る
昨日は、その尾根の下の黒々した潅木の下までだった。
今日は、ゴンドラリフトから左第二リフト経由で登る。

コースタイム
0855時 スキー場左第二リフト最高点発
0940時 昨日の撤退地点着
1000時 山頂から右下に下る尾根に到着
1040時 スキーデポ
1055時 「不忘山(1705.3m)」山頂着
1130時 スキーデポ地点
1155時 スキー場左第二リフト最高点着
1215時 スキー場駐車場着

山行記録
風が無いのと昨日歩いているのでルートは明瞭、快適に登り上がり昨日の撤退地点に到着
土曜日なので今日は山に登る人が多い
山頂まで雪が繋がっているので、皆さん思い思いのコースを選んで登っています。


スキーで登る人、かんじきで登る人、足ごしらえに応じたルート選びと云うところでしょう意外に早く、山頂から右下に下る尾根に到着
雪は締まっていて、スキーでなくとも坪足でもラッセル無しで十分登れます
何処までスキーで登りあがるかは、スキーの腕次第、私は早々スキーをデポしました。
デポ地点の選択基準は、「此処からなら私のスキー術でも快適に下れる」この一点。
皆さん頑張ってさらに上部までスキーで登っていました。






私は「アイゼン」に履き替えて痩せ尾根を通過します。
此れが風が結構あるので慎重通過です。












痩せ尾根途中から右方向を見ると真っ白の「屏風岳(1825m)」が眼前、圧倒的雪の壁です。
流石に先に進む登山者はいませんでした












山頂からの展望は、この時期髄一でしょう
朝日連峰、飯豊連峰、吾妻連峰見たい放題。








 山頂から眺める東北の山は、峰が累々、尾根が幾重にも重なり、何処までも続いていました
これだからこの時期の山は外せません
登りながら、潅木の少ない斜面を見定めていたので、スキーを其処に向けて下りました
下りは早い、此れだから難儀でもスキーで登りたい。








スキー場のコースも今日は大賑わい。
ザック背負った変なおじさんがヨチヨチ下るのでみなさん一旦停止で見てました
もう慣れたので恥ずかしくもなし










その後
昨日の「鎌先温泉」に今日も。
温泉街の奥には行って驚いた
木造四階建ての楼閣。これには魂消た。
もうないですよこんな建物、聞くと大正時代の建物。
温泉よりこっちの方がよっぽど宝物だと思う。
良いもの見ました
眼福、眼福

2015年3月27日金曜日

「不忘山(1705.3m)」快晴強風撤退


3月27日(金) 0530起床 (---)
天気 快晴(スキー場も山も強風)
気温 0℃

予報通り快晴
「不忘山(1705.3m)」青空にクッキリ
しかし、強風が止まない。
動く予定のリフトは、下部のゴンドラリフトと、斜面左の第三リフトのみとのこと。
ところがスキー場下部のゴンドラリフトも0830時の運転開始時間になっても動かない。







結局風が収まらないまま、スノーモービルで第三リフトに一番組の4人のお客さんを運ぶことにしたらしい。
スノーモービルに乗るのも初めて、ここまで凄いサービスを受けるのも初めて、感激だった。










スノーモービルで送って貰った斜面左のリフトとも、吹きだまりの除雪に苦労しているらしく待機だった。
山に登るのは三人、お二人はかんじきで登るらしい。
漸く動いたスキー場左リフトで最高点に運んでもらう。








コースタイム 
0845時 レストハウス発
0910時 斜面左第三リフト最高点発
1000時 標高1326m
1050時 斜面右第二リフト最高点着
1110時 レストハウス着

山行記録  
標高1140m斜面左第三リフト最高点の風は、半端じゃない。
夏の登山道は、スキー場右斜面の第二リフトから伸びているので、まったく方向違いの地点に下りたことになる。
雪が積もった山は、何処でも登山道状態なので夏の登山道にこだわる必要はないし、拘るととんでもない斜面を登ることになるので、好き勝手にルートを選んで登ることになる。
そうは云っても、エネルギー消耗の少ないルートはそうそうあるはずもなく、いつしかテープの残ったルートを皆さん歩いている。
強風は収まらない。
頂上まではまだ標高差390m残した地点に至っても、強風で体が起こされる。
頂上稜線も雪煙が上がって、陽光を浴びて楽しく登る状況にはない。
今日はここまで「1326m」でお終い
撤退です。
お二人は頑張って登って行ってました


潅木を縫いながら滑る斜面は、カチカチと吹き溜まりとモナカの交互斜面、漸くこなします。
スキーでヨチヨチ下りながら振り返りながら「また明日!」
スキー場左の第二リフト最高点にに藪を漕ぎながら下りる。







ここまで下りると、あとはスキー場を降りるだけ、貸切斜面をゆっくり転ばないように降ります。
第二リフトは動いていないので、広い広いゲレンデを独り占めで滑り降ります
なかなかのものです。
また明日、風が収まれば登る






その後
スキー場下の受付に下山の報告に行ったついでに、コインランドリーを聞く。白石市まで下ると有ると教えて頂く。まっつぐ白石市に下りて、お姉さんに教えてもらった「白石温麺」を頂くつもりだった。
下っていると「鎌先温泉」の看板。白石市の「ゆっぽ」も教えてもらったが、「鎌先温泉」で入る。
「秘湯の温泉」らしい。一時間も入ってしまった。
温まったままコインランドリー、洗濯も終わって大安心
明日頑張るのみ。