5月10日(金) 0310起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 5℃
0530時阿蘇外輪山から上がる朝日を左から受けながら、 高岳に向けて仙酔峡登山口からミキリシマででピンクに染まりかけた仙酔尾根をそろそろと登る
岩場の幼木に咲くミヤマキリシマがのピンクの花弁が朝日を受けて光っている
阿蘇「高岳(たかだけ 1592.4m)」「中岳(なかだけ 1506m)」「南岳(みなみだけ 1496m)」「楢尾岳(ならおだけ 1331m)」
歩行距離8.1km 所要時間 5時間25分 総上昇量 850m
0530時 仙酔峡仙酔尾根登山口発
0627時 仙酔尾根中間点
0805時~0815時 阿蘇「高岳(たかだけ 1592.4m)」山頂
0834時 阿蘇 「中岳(あそなかだけ 1592.4m)
0854時~0858時 阿蘇「南岳(みなみだけ 1496m)」山頂
0916時 阿蘇 「中岳(あそなかだけ 1592.4m)
0941時 火口東展望所
1006時~1013時 「楢尾岳(ならおだけ 1331m)」山頂
1055時
尾根の岩場はグズグズの危ない尾根では無いが、火山岩の軟弱部が洗い流され火山礫ゴロゴロの尾根は、ルートファインディングが難しい。旨くルートを拾ったつもりでも急崖や大岩に当たるから悩ましい登りである
登山口から57分掛かって漸く「中間点」
岩尾根は更に此所から斜度も難度も増すから、ペースも落ちるし時間も要する覚悟がいる登りである
「ヨッシャー」と気合いを入れ直すも空回りに近い
仙酔尾根上半部に黒く縁取られる崖に向かって更に斜度は増す、よってより軽いフットワークで登り上がるルートファインディングの技術が試される
下から見上げると、稜線下の崖に向かってルートは一直線に上がっているが、この地点からは如何にあの崖を登り切るのか見当がつかない
上がり着いて納得、崖の中に危ういながら狭い岩棚が右上へ斜上している
岩壁の小さな支点を両手両足で掴んで上がるしか無い。
浸食と崩壊の激しい火山岩の岩場は、お助けロープを下げるロックピンさえも打てないのかも知れない
崖を上がると最後の上半斜面を、落石に最大の注意を払って頑張るしか無い
仙酔尾根最上部から尾根を見下ろすとさほどの斜度も無くゆるりと登れ上がれそうにに見えるから不思議。たっぷりの時間の余裕と少しばかりの気合いがいる。
登り上がった稜線は、これまでの登りは何だったのだろうという火口縁の緩やかな尾根でその先に岩ゴロゴロの只の岩のコブ「高岳(たかだけ 1592.4m)」がある。
「高岳(たかだけ 1592.4m)」、標高1502.4mの山頂から全周の展望だから驚く
今朝は靄が掛かり祖母山も朧である
「中岳(なかだけ 1506m)」から南に派生する支尾根先端には「南岳(みなみだけ 1496m)」
火口縁の右が「中岳(なかだけ 1506m)」、その左奥が「阿蘇烏帽子岳 あそえぼしだけ 1337.2m」
「中岳(なかだけ 1506m)」山頂からは、草千里と草千里左に「阿蘇烏帽子岳(そえぼしだけ 1337.2m)」と右に「杵島岳(きじまだけ 1326m)」、「阿蘇五嶽」は硬軟入り交じり面白い
阿蘇中岳山頂の四叉路、必ず通過する関所みたいなものである、この四叉路奥が「南岳(みなみだけ 1496m)」
中岳四叉路から片道20分で「南岳(みなみだけ 1496m)」山頂、水を湛えた草千里が人気な訳である
「南岳(みなみだけ 1496m)」山頂下の丘は、ミヤマキリシマが満開でピンクの丘に変身している
噴煙が湧き上がる阿蘇火口、その奥に草千里、この位置から見る阿蘇が一番穏やかかも知れない
ロープウェイ上駅跡左の岩山が「楢尾岳(ならおだけ 1331m)」である。
ロープウェイがあった頃の遊歩道が辛うじて残り10分登ると「「楢尾岳(ならおだけ 1331m)」山頂、正面に見える「高岳(たかだけ 1592.4m)」「中岳(なかだけ 1506m)」が如何にでかく、脆く危うい峰であるか圧倒的存在である
下りてみれば「仙酔峡駐車場」は満車、此所阿蘇では、今週一杯ゴールデンウィークらしい。
呑んで良い気分でシュラフにも入らずの「うたた寝」で、鼻水が出っぱなし、なれど「阿蘇烏帽子岳(そえぼしだけ 1337.2m)」と「杵島岳(きじまだけ 1326m)」には登るぞ
ここのコメントも消えている
返信削除さあーこのコメントは残るのか?火山灰だけで草木がない状態から、これまでの山深い山に代わるのはどれくらいの歳月がかかるのでしょうか?
障害物のない見通せる景色も素晴らしいですが、大きな歴史を感じますね
阿蘇と云えば「根子岳(ねこだけ 1433m)」、ただし登れるのは東峰(1408.1m)、阿蘇の最高峰高岳(たかだけ 1592m)よりは根子岳に憧れていました。阿蘇は登ったとばかりの思い込み、しかし高岳を登ってみ目から鱗の鱗の仰天するほどの山塊、参りました。山は登らずして語るなかれです
返信削除