2013年4月4日木曜日
北ルートで10山
4月4日
今日も本格的雨だった。
標津山地から斜里山麓・北見・上川・富良野・十勝・日高の北ルートを決定。
この間に登山対象とする山は、第1節残り20日間で10山。
果たしていくつ登れるか全くわからない。
天気は周期的に雪・雨・晴れを繰り返すようになった。
また、道南、道央、道東、道北が同日に天気が違う。
新参者には予想すらつかない。更に、午前午後の天気の変わり身の早さは尋常じゃない。
雪や雨の日には登らないのは当然として、突然の雪や雨にも遭遇したくないので、天気判断の根拠である天気予報や天気図確認が欠かせない。
こんなことを考えると、登山できる天気が何日あるか気にかかる。
ここ一週間で道路は殆どアスファルト路面となったし、道路脇の雪解けも猛烈な勢いで進んだ。
山の雪解けがどれくらい進んでいるのか入ってみないと分からない。
雪が無いと登れない山を、スキーに拘って登ろうという企てなので状態のいい雪であって欲しいものだ。
明日は降水確率は全日ゼロ。山が晴れるかどうかは分からない。
標津山地最高峰「サマッケヌプリ山1062m」に登ってみよう。
スキー先端金具修理の調子も見てみたい。
山は全く見えません
2013年4月3日水曜日
山選び
4月3日
結果は出なかった。
なんせ知床岳のインパクトが強すぎて思考がまとまらない。
山は高さじゃないとつくづく思う。
世界自然遺産のど真ん中、熊の世界、厳寒の冬、たった一人、願ってもない条件で踏み込み登ったあの一日が、あまりにも強烈過ぎた。
他の山が色褪せて見えてしまう。
手垢のついていない山の魅力にとりつかれたようだ。
奥さんと一緒に登る山は残しつつ、山を選んで行くんだけれどもなかなか決まらない。
どうも、明日も天気はよくないらしいのでじっくり検討できそうだ。
今日は久しぶりに自家製ベーコンで一杯だ
知床岳の崖尾根と雪崩
4月3日 0500起床 (117/74)
天気 雨
気温 車外-3℃ 車内+2℃
本格的に降っているので雪解けが一気に進むかもしれない。
ここ一週間で雪解けは相当進んだように思う。
知床岳取り付きの崩浜でも、笹薮が出始め下りは雪が崩れ一緒に落下してしまった。
知床岳でも昼間は雪がグズグズでスキーが無いとどうにもならない
街中では雪解けでインターロッキングの歩道も水たまりで長靴が脱げない。
まして、公園の広場など雪が山積みとなっているので、周辺の歩道はいつも水が溜まっている。
意外と半島は幅は狭いと印象を受けた。知床岳を乗り越しオホーツク海へ降りていくこともワンデイで可能な印象だった。乗り越してオホーツク海へ降りても再度乗り越して帰ってこないといけないが。
右斜面の末端からはるか対岸の尾根際まで樹林が根こそぎ飛ばされ真っ白い雪原だけが広がっていた。新雪雪崩「ホウ雪崩」の痕跡である。崖斜面の上部からこの痕跡が一望できる。
雪がなぎ倒したのではなく、新雪が内包する空気が雪崩で極限まで圧縮されこの圧縮された空気が一気に噴出、爆風となってあらゆるものを吹き飛ばしなぎ倒す。展開された雪崩を目の前でこんなに生々しく見たのは初めてだった。
斜面から一直線に何もない斜面が広がっていた。
この斜面の傾斜では新雪が厚く積もる間もなく雪崩が頻発するのだろう。雪原は谷の下流に向かって水が流れた様なえぐれが幾筋も刻まれており、「ホウ雪崩」の凄まじさが刻まれていた。
とても降雪後この斜面に取り付くことなど考えられない。
先日は、コルから吹き抜ける強い風に担いだスキーが煽られ、殆どピッケルのピックを斜面に突き刺しながら四つん這いで登った。斜面はアイゼンが快適に効いたので問題なかったけれども、前爪だけが刺さるような氷化斜面など考えるだけでぞっとする。御免蒙りたい。
この斜面を登ったことだけでも、知床岳に来たかいがあったというものである。
こんなことを考えながら昨夜は二区にジョッキハイボール、ホルモン三昧でした。
第一節4月24日まであと少し、行ける山も限られてきた。
雨の休養日、地図と睨めっこだ。
2013年4月2日火曜日
スキーシール先端金具修理完了
4月2日
その岸壁から「羅臼岳」がくっきり青空に浮かんでます。この天気が悔やまれる。
アップにすれば尚更。
知床岳から見たかったなー。
知床岳から景色は見えなかった。
代わりに、深層水と昆布で我慢。
中標津へ向かう途中で「標津漁協直売店」でゲット。
スモークに目が無いんです。
スキーシール先端金具は、スキー板に引っ掛けるようにステンの針金とスリーブで四角形に出来ている。先端に止めるだけなので壊れる訳はないと思うけれども無くなっていた。思うに両スキーの先端がたまにぶつかるのでその際に弾かれたり潰されたりしたのではないか、残った片方にもぶつかった傷がついている。
如何に修理を工夫するものかと考え考え道々運転していたが余り上手い考えも浮かばなかった。
北海度ホームセンタ-「ホーマック」で棚を探しているうちに閃いた。固い針金ではなく「ステンワイヤー」では上手く行かないか。ワイヤーを輪っかにすればスキー板に止められる。
早速、ワイヤー棚に行くとワイヤーとスリーブがしっかり陳列してある。
1.5mmのワイヤー0.6mとオーバルスリーブを「176円」で購入。
早速駐車場で製作。出来た。簡単。十分。取扱い至極便利。収納も支障なし。ワイヤーなど0.15mで足りた。
むき出しでは滑降も悪いしワイヤー端末も危ないのでしっかり粘着テープを巻いて終了。
明日からでも山旅OK。
やってみるもんだ。
こうなったら後は、筋肉に栄養補給。
知床岳今日はカンカン晴れ
4月2日 0430起床 (127/83)
天気 晴れ
気温 車外-2℃ 車内+2℃
昨日の朝、0300時には相泊に到着、準備完了40min待って0400相泊発。
崖に向かって台地の樹林帯を進んでいるときに、今朝のような太陽が顔を出したので気合入れまくりで登った。
天気は急変したのは頂上稜線をピークに向かっていたとき、あっという間にホワイトアウト。
それもハイマツ帯の中でアイゼンからスキーに履き替えて歩き始めた直後。約30min立ったまま回復を待ったけれども、ガスは濃くなるばかり。ピークまでは小一時間だけれど頂上からの展望が望めないので撤退した。
頂上稜線で、下る為に再度アイゼンに履き替えたとき、スキーを脱いでみるとスキーシールをスキー板先端に引っ掛ける金具が無くなっているのに気がついた。スキー板にシールを固定する重要な金具なのでさてこれからどうしたものか悩んでいる。応急的には幾つかの処置ができるけれども本格的復旧を考えることにする。
今日は一日晴れるようだ。何とも天気には敵わない。どうも高気圧の背後に入る頃が天気が安定するようだ。それも今日だけで明日は雪予報、だから天気判断が難しい。
2013年4月1日月曜日
2013年4月1日知床岳
4月1日 0130起床 (---)
天気 晴れのち曇りのち吹雪のち晴れ
気温 車外-2℃ 車内--
概要
0400 相泊発
1000 標高1160m吹雪ホワイトアウト撤退
1350 相泊着
相泊から崩浜、30mの崖登り。カモイウンベ川左岸を二股まで。
二股で右股に入り右岸へ、沢が割れているのでそのまま350mで崖尾根に直接取り付く。
630mでアイゼンに履き替える。
崖尾根は左へ左へとブッシュを追って斜上。
崖上のコブ1159mの左肩に登りあがる。
今日の冷え込みでハイマツ帯の中でも踏み抜く事はなかった。
1159mコブを回り込んだところで、ホワイトアウト、吹雪き、烈風。
突然の天候急変。
今日はここまで。
所感
スキーを1160m迄担ぎ上げ、崖右大斜面を滑るつもりだった。
突然の天候急変、そのままスキーかついで630mまで下った。
スキーに履き替え、左へ左へ下ると大斜面末端の緩斜面、そこを尾根伝いに下り、登りトレースに合流。
ホワイトアウトで全く視界が無いので、GPSを左手に握り軌跡を追って下った。
結局、1500時点でもピークはガスが掛かっていた。
その他
ヒグマの新しい足跡が標高400mまで上がっていた。
くだりも笛吹きっぱなしで下らなければならなかった。
今日は午後は大丈夫と思って登った天気だったけれども、突然の吹雪と烈風は想定外だった。
あと100m、一時間でピークだった。
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