3月18日(月) 0345起床 (---)
天気 晴れ
気温 5℃
昨日敗退した「光ヶ峰」と大杭峠を挟んで対峙する山が「烏帽子山(えぼしやま 910m)」、南面からの大杭峠経由コースは登攀可能だが所要時間が長い、沢コースは崩壊で通れない。所要時間も難易度も軽い北面の新宮市高田からのコースを登る
0615時高田のバス停から朝日が当たる左「烏帽子山」を見て登山口へ
「烏帽子山(えぼしやま 910m)」
歩行距離 8.0㎞ 所要時間 4時間15分 総上昇量 757m 移動平均速 3.6㎞(全体平均速 1.8㎞)
0643時 林道終点発
0727時~0740時 烏帽子山登山口
0840時~0844時 コツカノ岩
0912時~0933時 「烏帽子山(えぼしやま 909.2m)」山頂
0951時 コツカノ岩
1021時 烏帽子山登山口
1058時 林道終点
林道終点登山口には、烏帽子山登山口、大杭峠から光ヶ峰の案内標識が立つ
間伐作業が完了したばかりの杉林の中の今は作業道、昔は集落を繋ぐ生活道路を登る
杉林の見事さには感動を覚える。山は自然林に限ると思っていたが、紀伊の山の杉、檜の林はもはや放置灌木林を越え杉・檜があってこその山になっている
作業道を登り上がり小さく下ると「俵石集落跡」に出る。雑石が綺麗に積まれた屋敷跡に今は杉が植えられた畑跡が緩斜面に広がる。風の音すらない静かな集落跡に立つと子供達のにぎやかな声、立ち上る炊事の煙、青々とした麦畑が目の前に浮かぶ。林業の衰退は全国で山間の集落を奪った。紀伊の山では廃村を見る事が多い
集落跡に烏帽子岳登山口があり又大杭峠経由光ヶ峰の案内標識も立つ
大杭峠まで1時間更に光ヶ峰迄50分である。光ヶ峰方向の道も良く踏まれているから登山者が多いのだろう
集落跡登山口から谷あいの杉や檜の植林地を登る。普通、人工林の山は沢が枯れているのだが、紀伊の山は沢の水は豊富何処の山も水流がある、今日も水流たっぷりの沢を渡る。
その分大量の雨が沢を崩し山肌が崩壊するのも止む負えないのかも知れない、今日も二つの沢が崩壊大量の土砂が山を押し流している
尾根に上がると露岩から展望が効く。
光ヶ峰と大杭峠が真正面、北側から見ても山体は大きい
「烏帽子山」らしい急坂が始まる、
殆ど壁状態の急坂と大岩が出てくる、ロープが真っ直ぐ上部へ延びる
急坂の中間、山頂下の稜線に「コツカノ岩」がある。
展望は「光ヶ峰」方向、大杭峠の先に太平洋が光っている。
山頂下は大岩の壁が続く、
大岩を巻き、大岩を潜り、直登する
一気に登り上がった山頂は、大岩の山頂ではなく小広い平坦な山頂
「烏帽子山(えぼしやま 909.2m)」
反対側に下ると「烏帽子岩」が立っていると云うもチラリ樹間に白っぽい岩を見た。
単独では登る気は起きない
山頂からは、北方向に雪を被った「大峰山」が見え、その手前山頂下には集落が見える。三重県の集落かも知れない、紀伊の山は深い。
下り着き登山口から山旅号で下ると「ミツマタ」の花が満開、甘い匂いが漂う。
山桜が咲く、いよいよ春だ
こんにちは
返信削除昼食時間にブログを拝見。
岩を登る勇気・気力も下る勇気もありません。
見たとたんに「あきらめムード」になってしまうと思います。
底にザックを担ぎ、カメラを片手に登る先輩に脱帽です。
おかけでその様子が手に取るようにわかるので読者としては楽しく拝見しております。
勝手に納得、勝手に思いこんだことを書いているので少し反省中です。そのことに至る経緯も、何故其処に居るのかも、ましてこの山あの道この岩やその展望がどのように他と違い感動を呼ぶのかを「全く省略」しています。何時もの悪い癖です。写真という強い味方に助けられています。もう少し腕をじゃなくボードを叩く指を鍛えます。反省中
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