3月30日(土) 0350起床 (136/85)
天気 曇り
気温 10℃
熊野参詣道「大辺路」は、田辺市から海辺を那智に到る参詣道である。和歌山県街道マップの紹介によれば、平坦地は殆ど国道や旧道に吸収され、古道は峠越に残存していて、連続したコースは取り難くなっている。しかし、自然林に囲まれた尾根道、石畳道が続き太平洋を望む雄大な景観は、近世の文人墨客が愛で、数々の紀行文を残した風光明媚な地であり、紀伊路、中辺路とは趣の異なる魅力があると記されている
六日間の大塔山系の山旅が終了、今日は熊野参詣道「大辺路」で屈指の景観と往時の佇まいを残すと云う「大辺路(長井坂)」の内、その核心部(道の駅分岐~茶屋の段)を歩く
上富田町の道の駅「くちくまの」から30㎞走って、すさみ町の道の駅「イノブータンランドすさみ」着、海岸にある道の駅久々海を見ている
道の駅左の林道を終点まで上がると5~6台は駐車可能な広場、梅の花が終わり、周囲の木の花と草花が咲く広場にミツバチの巣箱が置かれている。
熊野古道「大辺路(長井坂)」に向かう尾根の入り口に、大きな案内板が建つ
熊野古道「大辺路(長井坂)」 (道の駅分岐~茶屋の段)
歩行距離 6.6㎞ 所要時間 2時間21分 総上昇量 213m 移動平均速 4.2㎞(全体平均速 2.7㎞)
0623時 林道終点駐車場発
0632時 熊野参詣道「大辺路(長井坂)」合流点
0730時~0735時 茶屋の段
0838時 熊野参詣道「大辺路(長井坂)」合流点
0844時 林道終点駐車場発
急な尾根の道を9分上がると案内標識が建つ「大辺路(長井坂)」に合流する
ウバメガシの林が被さる道が緩やかに南斜面を登っている、そのウバメガシの木を透かして太平洋が見える
「版築(段築)」の説明板がたっている
築き立てた水平道、歩き易さと維持管理上の優位性から古道の特徴とある
確かに平坦な稜線と云えど大小の起伏がある、それを築き立てた「版築」で歩き易くする。現地調達の土と現地の労力で築き立てた道なのであろう
右手に太平洋が広がる。「枯木灘」のはるか沖に太平洋の水平線が朧である
確かに「中辺路」「大雲取越」「小雲取越」とはまったく異なる趣がある
「漁港と海辺の町」が下に広がる。「小さな湾と集落」という景色である
太平洋に面した南斜面に水平に付けられた「熊野参詣道」が、明るい木漏れ日で白く伸びている。
右手に広がる太平洋を眺めながらゆっくり歩を進めるのは今も昔も変わらないだろう
遥かに遠く「潮岬」の突端が見える
水平道から標高差で70m下る。尾根の末端の平場「茶屋の段」に出る、今アンテナ塔が二基建っている
その昔「茶屋の段」から見る「太平洋」「太平洋に突き出る潮岬」その雄大な景色に感嘆の声を上げたと紹介されている。今は樹木が生い茂り「ひだ里ハ くまのみち みぎハ やまみち」と彫られた石標が建つ
所々に残る石畳
登りに掛かると出て来る「自然石の石段」
大きな松が立つ南斜面の古道
山桜が咲き残る灌木の被る古道
古道から太平洋を望めば、はるか沖に大型船が行き交う
山の南斜面の明るい
樹林の道もその樹林越しの太平洋も昔々も今も変わらないだろう
好い道を歩かせて貰った
古道から下り更に紀伊半島を南に下ると道の駅「すさみ」、此処に「エビとカニの水族館」が併設されている。入場料800円/人、エビとカニを目で堪能する
更に本州最南端に下る。見えて来たのは潮岬と灯台
駐車料金300円と灯台入場料200円を払い、潮岬灯台の天辺に登る
本州最南端の灯台の天辺から、太平洋のはるか沖をその先にあるであろう島々を眺める
山旅もやっと本州最南端に行き着いたことになる
今日は、その最南端でマグマの贈り物「橋杭岩」とその先に広がる太平洋を眺めながら一杯やる
おはようございます。
返信削除本日は31日。明日元号が発表されます。
また、時代が明らかに変わる瞬間ですね。
こちらは統一地方選挙で世間は騒がしい。花見するには少し寒い風が吹いているので、昼の方が良いと思います。
心機一転来年度も頑張らないとです。
新しい組織になって7年半過ぎました。短期、中期、長期で言えば、中長期のあいだに。PDCAをしっかり回して、次のステージ上がる予定。さあ、チーム一丸となって頑張ります。私もラストスパート、最後の直線前の第四コーナーに来ました。
「年号」じゃなく「元号」、幸せな仕組みを持つ世界に二つとない国に生まれて幸せです。新しい世紀を今、この時迎える国は日本だけです。それは「心機一転」を越えて「生まれ変わり」に等しい。時は桜満開、新入学に新社会人、新しい世界が皆に来る。
返信削除私、山旅にも来る。今や人生百年、過去を振り返る暇などありません。目標を決めたら行くのみ。とことん行きましょう。