2019年5月31日金曜日

「大岳山(おおだけやま 495m)」に登る


5月31日(金) 0430起床 (---)
天気 曇りのち雨
気温 20℃

天気予報は、雨は午後から降るという。近くの山を探すと白山市と小松市の市境に白山のパノラマが広がる山が紹介されている














登山口は、県道167号三谷隧道の白山側の手前














小沢を越えて登山道(ハイキング路)に取付く












この登山道(ハイキング路)は、加賀幹線の送電線の巡視路でもある。











「大岳山(おおだけやま 495m)」
歩行距離 3.7㎞ 所要時間 1時間28分 総上昇量 207m 移動平均速 3.7㎞(全体平均速 2.3㎞)

0735時 県道167号登山口
0800時~0815時 赤白送電線鉄塔
0822時 「大岳山(おおだけさん 495m)」山頂
0836時 赤白送電線鉄塔
0903時 県道167号登山口

送電線巡視路は、広く刈り払いがされ整備が行き届いている
県道167号から県道44号へ「大岳山」を経由して歩き通せるようになっている














登山道と云うより「ハイキング路」である
急坂には、プラスチックの階段を整備する念の入れよう















広く切り開かれた敷地に赤白に塗り分けられた鉄塔がハイキング路に現れる















赤く塗られた鉄塔の先に、謳い文句通りの「白山のパノラマ」が広がる















「白山」から「大笠山」、「大門山」までの山が一望である
三方崩山、妙法山、野谷壮司山、三ッ岩山もあれかこれかと探す









ところがこの展望を一瞬で忘れさせる花を鉄塔敷法面に発見する
「ヒメサユリ」が咲いている











見回すと「ヒメサユリ」















其処にも「ヒメサユリ」
パノラマの展望はすっかり忘れ撮影に夢中である












「大岳山(おおだけやま 495m)」山頂は、鉄塔から一登り
















ハイキング路の赤テープの地点、














ハイキング路の直ぐ脇に三角点があり















小さな山頂標識が掛かっている












帰りに鉄塔敷きの反対斜面を確認すると其処にも「ヒメサユリ」が咲いている
何故この敷地だけに咲いているのか?
「送電線巡視路員が植えた?」
「自然愛好者が植えた?」
「法面が手入れされ日が当たり生育条件が良くなり復活?」






等と考え考え歩いていると
ハイキング路の笹薮脇に「ヒメサユリ」が一輪咲いている













一輪だけとはと思い、再度ハイキング路を引き返し念入りに笹薮とハイキング路の境を探す
「ヒメサユリ」をもう一輪見つける
もともと自生している「ヒメサユリ」である
日差しや乾湿の条件等が揃えば咲くのだろう
送電鉄塔敷きの「ヒメサユリ」も自生に違いない







温泉で一っ風呂浴びビールでのんびりしているとパラパラ降ってきた。















と思っていると、あっと云う間に本降りになる。
二山目に行かなくてよかった
登って見ないと分からいと本当に思う
しかし、ヒメサユリは報告して良かったのだろうか

2019年5月30日木曜日

白山「別山(べつさん 2399m)」に登る


5月30日(木) 0230起床 (---)
天気 快晴
気温 8℃

白山「別山(べつさん) 」は、美濃禅定道の頂で、昨秋「三ノ峰」に登っている。よっぽど「別山」まで足を伸ばそうかと思ったが、片道二時間、次の機会もあるだろうと見送った。それが、白山「御前峰」の南に南竜ヶ馬場のコル越しに対峙する白山「別山」を見たら登らない訳にはいかない。「市ノ瀬ビジターセンター」からチブリ尾根を往復10時間、総上昇量1500mを覚悟する。

白山「別山(べつさん 2399m)」
歩行距離 21.7㎞ 所要時間 10時間13分 総上昇量 1548m 移動平均速 3.4㎞(全体平均速 2.1㎞)

0342時 「市ノ瀬ビジターセンター」駐車場発
0409時 猿壁、チブリ尾根登山口
0510時 水場
0713時~0733時 チブリ尾根避難小屋
0917時 御舎利
0932時~0952時 白山「別山(べつさん 2399m)」山頂
1005時~1010時 御舎利山
1126時~1136時 チブリ尾根避難小屋
1250時 水場
1335時 猿壁、チブリ尾根登山口
1355時 「市ノ瀬ビジターセンター」駐車場着

ヘッドライトを付けて出発、猿壁からチブリ尾根に入るとブナやミズナラの原生林が真っ暗な中に被さっているのが分かる













その途轍もない巨木がヘッドライトの灯で幹の半分少しだけ浮かぶ、夜が白々明けるに連れて被さる高さが尋常ない高さ、だから夜が明けなかった。









登山道は一本道、草や笹に隠れている箇所があるも良く踏まれているのでライトに浮かぶ
夜が明けるまではルートを見つめ、見つけ歩いたが、夜が明けヘッドライトを消した後は、










林立する巨木、
























巨大樹、




















お化けブナ、


















妖怪ミズナラ、




















天狗が腰かけていそうな栃の巨大樹を仰ぎ見て歩く。

















兎に角続く、
















何処までも続く、果て無く続く。
結局、「チブリ尾根避難小屋」の直下「ダケカンバ」「オオシラビソ」「ブナ」が仲良く並ぶところまで、3時間続いた。
新記録、「白神山地」でも3時間は無い。秋田でも山形でも3時間は無い
加賀で、白山で、チブリ尾根で3時間、巨樹、巨木、お化けの連続の3時間
「巨樹を楽しむ」程度の紹介では、この凄さは分からない。









今この瞬間の白山「別山」は、二つの山を登ると思ったが良い
前半は新緑の「ブナの原生林」、それも恐らく此処にしか無い、此処でしか見る事のできない原始林








「チブリ尾根避難小屋」から先の山頂まで、















残雪の中












ルートファインディングに右往左往しつつ、














左の「御前峰」、












正面の「別山」


















別山山頂に上がり














奥社越しの御前峰を見て



















そして「立山」「剣」と北方稜線を見る










左の「三ノ峰」に我が目を疑う
大きく、小さく、太く、細く、上にも、下にも、緑の中に、岩場の隙間に、谷に、そして稜線の直下に真っ白に残雪が模様を描いている
美濃禅定道の三ノ峰である








しかし、21.7㎞、10時間は」覚悟したが良い
 

 
  

2019年5月29日水曜日

「大嵐山(おおあらしやま 1204m)」に登る


5月29日(水) 0400起床 (136/92)
天気 晴
気温 15℃

白山市の道の駅「めぐみ白山」の朝、雨は上がって朝日が眩しい
















しかし、山にはまだガスが残る















朝食を「牛丼」にするか「朝ラーメン」か迷ったけれども、24時間営業の「牛丼」ではなく0600時オープンの「椿ネギラーメン」を選択する










0600時開店5分過ぎに到着、既に9割席が埋まっている。危うくセーフ、「朝ラーメン(390円)」を注文する。「豚骨醤油」スープがあっさり、朝ラーメンと云えど麺は本格盛り、ジュース付きだからお腹一杯になりました.常連さんが多いらしくお客さん同士が挨拶している。







楽しい朝食の雰囲気を連れて運転し登山口着、駐車場も広く炊事棟にトイレ棟
水場には指が痺れて関節が痛くなる雪解け水が流れる











そして今日も「クマ出没注意」の看板、当然と言えば当然一昨日の「鳴谷山」の手前の山である
熊対策の完全装備て出発









「大嵐山(おおあらしやま 1204m)」
歩行距離 5.4㎞ 所要時間 2時間35分 総上昇量 397m 移動平均速 3.5㎞(全体平均速 2.0㎞)

0810時 登山口駐車場発
0820時 峠
0902時~0912時 「大嵐山(おおあらしやま 1204m)」山頂
0941時 峠
0950時~1000時 「水芭蕉」の谷
1015時 峠
1045時 「展望コース経由」登山口駐車場着

「水芭蕉」で「鳴谷山」よりも有名らしい。丸太階段の遊歩道が整備され良く歩かれ地肌剥き出しである













水芭蕉」へは真っすぐ峠を越えて10分下る。「水芭蕉」散策だけならば一時間もあれば充分、こっちは「大嵐山」が目的なので峠を右折して尾根に取付く












雨上りの尾根道は、笹が覆い灌木の枝が被り其処に雨粒だからびしょ濡れである
其れでも15分でブナも森に入ると快適な風が渡り朝日が射し込む。「水芭蕉」の見頃は過ぎたがブナがまだまだこれからである















ブナの森を歩いて行くと突然急坂になる

















天然杉とブナ、ミズナラの原生林の登り、朽ちた株に天然杉の幼木が根を張る。天然杉の二岐に割れた割れ目にミズナラの成木が生えている。何でもありの原生林を楽しみながら登る。道は一本道良く踏まれている。ただし急坂の粘土道。
















「大嵐山(おおあらしやま 1204m)」山頂は樹林の中、白山方向だけが開く
















白山が真正面に見える、その手前のこんもりと緑の山が一昨日の「鳴谷山」、其の「鳴谷山」が白山の下半を隠す。だから「鳴谷山」からの展望が如何に凄いか分かる。









「大嵐山」も負けてはいない、山頂に「天然杉(方言でサンカスギ)」が立ち白山と対峙している
















山頂からの下り、根曲竹の花を発見する。孟宗竹は120年に一回咲く。

















咲いたら枯れる。根曲竹は70年か120年か知らないが此処一面枯れるのである。



















峠に下り「水芭蕉」の谷へ遊歩道を下る















一面「水芭蕉」が大きな葉を目一杯広げ陽を照り返す、緑の葉が輝いている












此れが「水芭蕉」の白い花で埋め尽くされる瞬間は見事だろう、人気な訳である













今はその谷に「太い軸」の「瑞々しいヨモギ」
























「よく肥えたワラビ」が一面に広がっている


















再び峠に戻り「展望コース」のブナの森を歩く
大きなコブがあるブナがくねりのたうち















二本のブナが融合し且つ空洞なのに他を圧倒している























辺りは一面ブナの森、日が射し込むから森全体がキラキラする











そしてブナの森から下る先にも笹の花が咲く
ここら一体この二、三年花が咲きそして竹が消えるのだろう














白峰温泉で「ワサビ漬け」を見つける。白山のワサビとある














裏面に、その拘りが詳しい

















ツンと辛く、甘く、その余韻が舌に残る。中々の逸品。










茹でたジャガイモと交互に頂く
旨い、そしてビールも