2019年5月10日金曜日

「神童尾展望台(じんどうおてんぼうだい)」「大天井ヶ岳(おおてんじょうがたけ 1439m)」に登る


5月10日(金) 0300起床 (---)
天気 晴れ
気温 7℃

洞川温泉から林道を上がると五番関トンネル手前に四阿が建つ五番関登山口


















ごろごろと転石で埋まる植林地を登ると
















「女人結界門」が建つ「大峰奥駈道」の五番関である
北部大峰山の最後に、五番関「女人結界」から右へ「大峰奥駈道」の今宿跡から「勝負塚山」へ分岐する尾根の「神童尾展望台」へブナの美林を見に行く、そして左へ「大天井ヶ岳」を往復する



「神童尾展望台(じんどうおてんぼうだい)」「大天井ヶ岳(だいてんじょうがたけ 1439m)」
歩行距離 10.6㎞ 所要時間 4時間52分 総上昇量 707m 移動平均速 3.4㎞(全体平均速 2.1㎞) 

0540時 五番関登山口発
0557時 五番関「女人結界門」
0625時 鍋冠行者堂
0650時 今宿跡分岐
0730時~0737時 「神童尾展望台(じんどうおてんぼうだい)」
0810時 今宿跡分岐
0849時~0857時 五番関「女人結界門」
0945時~0955時 「大天井ヶ岳(だいてんじょうがたけ 1439m)」山頂
1026時 五番関「女人結界門」
1038時 五番関登山口着



「大峰


奥駈道」を「八経ヶ岳」周辺、行者還岳と大普賢岳周辺、山上ヶ岳周辺、そして今日は「五番関」の右左を歩く。何処として同じ模様が無いのが素晴らしい。
山屋的に「縦走路」として捉えても、岩から丘陵まで、岩塔からブナの森迄何でも揃っているから恐ろしい。
そして、所々で自然が猛威を振るい山の斜面が落ちている。こうして、落ちて、落ちて、落ちた結果生まれた紀伊の山の急斜面と深い谷である











他の山に無いものがもう一つ此処「紀伊の山」にはある。
それは「歴史」がありのままに山の中にある。
「鍋冠行者堂」が道脇に建つ、

















その謂れ、縁起はその通りなのだろう
1300年余を見る事は他の山ではない











鍋冠行者堂先から「大峰奥駈道」のブナの美林が始まる。
「八経ヶ岳」とも、「行者還岳」とも違う、全く異なるブナの美林の中にいる















残す意思と力が無ければこの美林は残らない
朝が早いので「ブナの美林」の一人旅















標高1448mの今宿跡から右の支尾根へ「神童尾展望台」へブナを見に行く

















何処を歩いても良い広い尾根、存置テープはあるも踏み跡は薄い、右に左に、上に下に
視線を躍らせブナの林を楽しむ。







ブナの林が切れたところが「神童尾展望台」

「大台ケ原」方向へ展望が開ける












更に少し東、「台高山脈」が北へ延びている。
尾根が幾重にも重なる
その手前下に「勝負塚山」がこんもりと尖がっている
これを見たいがための歩きである







「五番関」に戻り右手「大天井ヶ岳」へ「大峰奥駈道」を登る




















いきなり根っ子とゴロゴロ石の急斜面が上へ上へ延びている






「大峰奥駈道」の変化は、先が見通せない森の中で突然起こりその変化が何処まで続くのか、森の中ゆえ見通せないのが厳しい。

















登って行くと、右側が植林地、左側が急斜面のブナの林、傾斜や労力的に植林できない場所がブナの林、森として残っているらしい、他の理由もあるかも知れない
















其の斜面のブナは優に30mを越える高さである。じっと見る


















「大峰奥駈道」の石柱が立つ。
左「大天井ヶ岳」山頂
右「吉野山」へ「大峰奥駈道」はいよいよ最後の歩きである












「大天井ヶ岳(おおてんじょうがたけ 1438.9m)」山頂
木立の中、展望は薄い




















それでも梢の先に「国見山」「明神平」「明神山」が遥か先






右に山脈を追えば「高見山」の尖がりが其れと分かる
が其れも遠い、写真でもボケるくらい遠い
山暮らしの結果洗濯物が溜まり、奈良県吉野郡最北端の大淀町迄45㎞走ってコインランドリーを済ませる
明日はまた紀伊半島の中央を吉野郡の最北端大淀町から南端の「十津川村」に向かって、山登りつつ幾日かけて下る

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    写真を良く見ると、裸になっている木々に新芽が見えます。
    山はこれから新芽が芽吹き、新緑の季節になる。

    やっと、体調も良くなり、しっかり整えてないとです。
    無理がきかないと年齢に相談しながら頑張るしかありません。

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  2. 元気そうで何より、何のかんの云っても元気が一番です。山旅で楽しんだ分、一時帰郷であっても「応援講座」に頑張る積り
    しかし、この絶好の季節に山を離れるのはちと辛い。が、其処は決めたらするしかないと云う事で納得。早く山旅復帰するしかない

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