2022年6月26日日曜日

「イチャンコッペ山(いちゃんこっぺやま 829m)」に登る


6月26日(日) 0320起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 16℃

支笏湖温泉の紋別登山口から湖畔を奥へ8㎞走ると「ポロピナイ園地」、駐車場と食堂がある。皆さんの狙いは「サクラマス」、ボートを持ち込んで釣る強者多数である。
 「イチャンコッペ山(いちゃんこっぷやま 829m)」は、園地から700m先のヘアピンカーブ。今夜はゆっくりで食堂で「カツ丼」を頂きながら湖畔の夕べを過ごしている



0330時、その強者達は既に湖面にボートを浮かべ船べりに竿を並べて微速でトローリング中である。やるもんだ



0330時「イチャンコッペ山(いちゃんこっペやま 829m)」山頂はガスの中なので、出発を30分遅らせる




「イチャンコッペ山(いちゃんこっぷやま 829m)」
歩行距離 7.6㎞ 所要時間 4時間25分 総上昇量 627m 移動平均速 3.3㎞(全体平均速 1.9㎞)

0527時 登山口発
0609時 急坂上部
0624時 最低コル
0727時 前衛ピーク八合目
0745時~0800時 「イチャンコッペ山(いちゃんこっぷやま 829m)」山頂
0818時 前衛ピーク八号目
0907時 最低コル
0922時 急坂上部
0952時 登山口着

国道453号千歳市幌美内(ポロピナイ)ノヘアピンカーブにあるポロピナイ展望台に山旅号を停めて出発。



国道に横断歩道はない、坂を猛烈なスピードで下りヘアピンをキッキ―とタイヤを鳴らせて走り去る車に用心して横断、登山届に記入して登り上がる


取付きから急坂が30分以上続く、その急坂に「北海道」のコンクリート柱がある。北海道で100山以上登っているけれど、「北海道」のコンクリート柱は初めてではないだろか。
あらためて「北海道」の山を実感する



急坂を上がりきると昨日の「紋別岳」とガスに曇った空の下「灰色の支笏湖」



そして「イチャンコッペ山(いちゃんこっぺやま 829m)」の前衛ピーク




靄が全方位に掛かり視界は悪い
山頂へは小さなアップダウンを繰り返し樺の林から笹の登りになる



笹原の急登の先が前衛のピークで八合目
 



展望は支笏湖、恵山方向全開だが靄とガスで見えない
笹原の奥のピークが山頂、一旦下って登り返す



今朝は曇り、ガスに靄、支笏湖ブルーは無し。陽が射す射さないに支笏湖ブルーは掛かっている様だ
笹原の中を最後の登り、上り上がった山頂は丸っこい笹の原、展望はあるのだが靄で遠くはかすみ判然としない。


霞む「紋別岳」と「灰色の支笏湖」をバックに山頂で一枚



行き帰り出会った登山者は68組80人、登ってもこれだけ人気の理由は分からない。
札幌から40㎞、千歳から35㎞で支笏湖畔と云うアプローチの容易さかな?
下っていると草刈り機のエンジン音が聞こえて来る。地元の方々が笹刈りと登山道整備である。登る時の藪は綺麗さっぱり刈られて見違える。



きっとこの手入の良さが人気の理由だ

2022年6月25日土曜日

「紋別岳(もんべつだけ 866m)」に登る


6月25日(土) 0315起床 (ーーー)
天気 ガスのち晴れ
気温 17℃

夜半には雨は略止み0315時夜が明けた時点では雨雲の様子はない、ローソン朝食(カップヌードルとお握り)を済ませると即出発、登山口まで約27㎞の30分。
この山の紹介が面白い「山頂にNTTの無線施設があり舗装道路が山頂まで続いている、他に登山道が無いのでこの車道を使うが何とも肩身が狭い。とは云え、アクセスが良く容易に登れることから人気が高い」と記す





「紋別岳(もんべつだけ 866m)」
歩行距離 9.6㎞ 所要時間 4時間18分 総上昇量 315m 移動平均速 4.3㎞(全体平均速 2.2㎞)
0508時 登山口t駐車場発
0512時 管理道ゲート
0522時 直登コース取付き
0730時 直登コース・管理道合流
0800時~0812時 「紋別岳(もんべつだけ 866m)」山頂
0834時 直登コース・管理道コース合流
0920時 (管理道経由)管理道ゲート
0926時  登山口駐車場着

管理道ゲート前の登山者ノートに氏名を記入して管理道に入り、三つ目のヘアピンカーブから管理道を離れ「直登コース」に入る。このポイント、直登を登るぞ、其の積りでないと見つけるのは難しい。
この直登コースは夏山ガイドの本では「古いガイドブックには、途中、管理道を送電線下の保守歩道でカットできる記述があるが、2021年取材時は笹が深く判然としなかった」と記されている。本州じゃないので踏み跡程度は通常と笹の道に入り登り上がる


沢を細い二枚の板橋で渡り山頂へ一気に上がる送電線下の歩道に入る。しっかりした踏み跡が送電線下を上がっているが、雨あがりの早朝なので歩き出した途端にずぶ濡れ、果たして出発前に下半身に吹きかけたダニ対策「キンチョールジェット」が効くかどうか危ぶまれる事態である。
送電線下の直登コース下半は踏み跡よりまだましの登りだが、上半に入ると状況は一変する。


笹藪の道は笹のトンネルになり、急坂がさらに急坂になり、踏み跡は更にドロドロツルツル状態になる。よって、踏み跡の左右の笹を掴み強引に体を引き上げるしかない状態に相成る。
腕力に劣る連れは滑る、這う、起き上がるの連続で泥塗れ、それもこの山の好い所でしょう
先に登って下を覗くと「連れは笹の中」で潜った状態、此れが北海道です。



それでも木の間に「支笏の湖面」が見える、「この高みから誰も今見ていないだろう」と少し威張りたくなる瞬間である



頑張って頑張って笹薮を漕ぐ、とは言っても連れにとっては思いもしない事態だろう。「管理道じゃなかったの?」「否そうじゃありません。山はやはり笹薮でしょう」と云ってもとても理解は出来まい。それでも登るしかない、頑張るしかない。



約二時間の笹藪漕ぎで「管理道」に合流する。地図を確認すると第三番目のヘアピンから山頂下まで一直線の登り、此れが結構な傾斜なので楽しめる、挑戦するべしである。



雨上りの早朝、ガスは切れない視程は30mも無い、連れ待望の管理道を登る



山腹をぐるりと巻いて上がる管理道を登る事30分、漸く山頂のアンテナ群が姿を現す



其のアンテナ群の基礎の合間に「三角点」が残されている。容易に登れる山として多くの登山者が登り、且つアンテナ群は不可欠なインフラ、両者併存はこの北の地ではならねばならないのだ。山屋の一方的な思い入れなど足元にも及ばない「生活」とインフラの力がある。



ガスの山頂から下ると次第にガスが切れ始め、展望が開ける
「支笏湖ブルー」が眼下に広がる。此のブルーは「山の高み」からしか見ることは叶わない。透明度の高い湖しか発しないブルーである。
連れ曰く「綺麗!」
この山の登られる理由がこれです



以後快適な舗装道下りに連れは文句はない
6月最終の土曜日、下ってみれば「支笏湖周辺」は大混雑、右左車は途切れず駐車場は満車。



支笏湖休暇村の温泉(720円)」は1100時開始、暫く待って入浴して本日の活動は終了です。観光地の温泉宿の「日帰り入浴」は山旅には手に負いません。「ランチ+ご入浴で4500円から8000円/人」其処迄したら連れに角が生えます。
休暇村のぬるぬる熱々温泉で十分いただきました



千歳に帰る事無く「支笏湖畔」でお休み中、然も麦酒付き、明日はこのつい700m先の登山口から「イチャンコッペ山(829m)」に登る心算。
今日も登山口駐車場は「札幌ナンバー」の車で満車です。
天気は持って明日までその後が三日間雨で二日曇り、まるで北海道が梅雨入りしたような気配です。



それでも快適、最高気温が今日も24℃で雨などなし、その内晴れるから心配なし。

2022年6月24日金曜日

暴風雨を「トップガンマーベリック」でやり過す


6月24日(金) 0500起床 (ーーー)
天気 暴風雨
気温 17℃

朝の気温は17℃、風速は10mを越える、以降も雨も風もやむ気配なし、暴風雨予報で気温も上がる気配は無し。

 
雨は南からの強風で横殴り山旅号の中から街路樹が揺れ雨が叩くのを見ている
苫小牧で映画「トップガンマーベリック」が上映していないかネット検索したがしていない、ならば札幌か旭川で見るしかないなと思っていた。
まさか千歳では?と半信半疑ネット検索すると上映時間1130時~、現在時刻0840時上映時間には十分時間が有る。




早速詳細についてネット検索を開始する
上映館は、「新千歳空港シアター」
「トップガンマーベリック」の上映時間は2時間11分
料金は、「大人1800円/人」のところ、夫婦割引で「2200円/2人」とお安い
問題は山旅号、駐車場は如何に。エンタテイメント施設を利用の場合「3時間無料」とある。
新千歳空港への道の駅からのアクセスは、約6㎞、所要時間10分
1040時新千歳空港に向かう、この時間が最高の降りで最大の強風時間帯、駐車場Bに山旅号を停めて下半身を濡らしながら国内線ターミナル四階へ上がる。



上映30分前にも拘らず既に30人ほどが並んでいる。
自動券売機で、夫婦割引2200円で自由席を確保し並んで待つ、連れは定番の「ポップコーンとコーラ」をしっかり準備している
あの「トップガン」との時間差を時代の隔たりを感じさせない映画王国の面目躍如、二度見たいと云うのが分かる
「トップガンマーベリック」を見ている間に暴風雨はやり過したらしいが、外に出てもまだ降っている。


「トップガンマーベリック」良し、雨もまた良し、明日は天気は回復するらしい

2022年6月23日木曜日

今期初の焼肉「生ラム」を食う


6月23日(木) 0500起床 (ーーー)
天気 曇りのち雨
気温 15℃

昨夕は「北のロマン 軽やか辛口 樽前山」を頂いて完璧に仕上がって北海道の夜を寝る



雨予報で山行きは無しゆっくり起きると隣にナンバーは鹿児島の黄色い軽ワゴン車が止っている。そのお隣さんから声が掛かり
「昨深夜フェリーで着きました、何処な?」
「薩摩川内市です」
「あたしゃジョカン」
「湯田です、キリズシです」
「先生のキリズシさんとは?」
「親戚です」
「何とまー、キリズシさんは英語の先生、私は国語の先生」
「役場のOBならヤマダヒロシはな?」
「先輩です」
何と、鹿児島から2400㎞離れた北海道で旧高城村同士がお互い吃驚して語っております
然もキリズシ、ヤマダ繋がりでさらに吃驚。奥さんがお亡くなりになって二年、子供に後押しされて車旅中とのこと、お元気で、安全運転で、また何処かで会いましょうと去って行かれます。



天気予報は雨、コインランドリー日和、洗濯(600円)、乾燥30分(300円)



憂いなく千歳へ移動
そして強力な助っ人をゲットします
「キンチョール ジェット」、此れに勝る助っ人を知らない
北海道の山は「ダニ」対策が必須です。
登る前に靴からズボン下半身に吹き付け、登っている間も油断することなく吹き付けます


準備が成ったところで今期初の焼肉で昼飲み
そして北海道上陸で当然生ラムを頂きます


「千歳鶴」で〆て



今日はお終いです

2022年6月22日水曜日

山探し


6月22日(水) 0300起床 (ーーー)
天気 濃霧のち晴れ
気温 最低気温14℃(最高気温 17℃)

0300時 目が覚めると外が白んでいる、0330時 東の空は朝焼けで既に夜が明ける。鹿児島とは一時間の時間差がある。のんびり寝ている訳には行かず「山探し」を開始する



「新版 北海道百名山(梅沢俊・伊藤健次)」を頼りに登った北海道の山は、登らなかった山と登れない山が残り8山、今回ほぼ一ヶ月時間が有る。
北海道の山は、冬はスキーを使い登るため夏道の無い山が有る。北海道百名山以外の何処のどの山に夏道が有るかは山の本に頼るしかない。北海道の山の本は、前記の北海道百名山しか持たない、よって本屋さんに行くしかない。
その前に腹ごしらえ、24時間営業山岡家の朝ラーメン「ネギ味噌ラーメン(麵硬め、スープ濃いめ、あぶら多い)」を注文して完食、北海道上陸の最初の一杯がお泣きにしっかりきまる。




ネットで検索すると三軒の本屋がヒットする
イオンモールが一軒目、二軒目がMEGAドン・キホーテ



三軒目が街の老舗の本屋さん


「北海道 夏山ガイド」シリーズ六巻中「第一巻 道央」と「第六巻 道北・道東・増毛の山々」を購入する
「第一巻 道央」をチェックすると「札幌・小樽近郊」「支笏湖周辺」「羊蹄・ニセコ周辺」「積丹半島」に登っていない山「二十八峰」が有る。流石に「札幌・小樽近郊」は良く登られている



「第六巻 道北・道東・増毛の山々」をチェックすると、登っていない山九つが紹介されている。



「第二巻」「第三巻」「第四巻」「第五巻」すべてに足を伸ばせるわけでは無いので、両巻合せた三十七の峰を目指すことにする
決まったところで苫小牧の温泉銭(450円/人)でゆったり湯浴みする。明日から三日間は雨が降る予報なのでそんなに慌てる事も無い。



が、お風呂から出ると焼肉の好い匂いが漂ってくる、お湯屋のお隣が焼肉屋さん「ランチ中」の匂いが堪らない。



車の運転が無ければ「スタミナ定食」か?「豚ホルモン定食」で昼飲みだが残念、明日からの三日間の雨の間の「焼肉」に期待しよう。

2022年6月21日火曜日

津軽海峡を通過中


6月21日(火) 0400起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 19℃(秋田港)

敦賀で乗船すると大浴場が開いている。


早速汗を流し風呂上がりのビールで穏やかな航海になるよう乾杯する



日本海は湖の如く静穏、船は滑るように進む
昼食の案内放送がある
お昼のメニューは多彩だが



サラダとキンピラでビールを頂く


海は穏やかなまま日が暮れる、テレビを見て二回目のお風呂に入ると夕食の案内
夕食メニューも多彩



温泉卵にいかの塩辛とサラダでハイボール



メインはトンカツ



フェリーで過ごす時間に退屈は無い、テレビ、お風呂、ビール、食事、海を眺める時間も愉しい。
2100時 新潟港に入港する、静かに静かに寄せて接岸するのを窓越しに見る。



エンジンがコンコンと定期的刻むリズムに誘われるように寝てしまう
0330時外が明るいので目が覚める、随分夜明けが早い。
0430時 秋田港に入港する。舳先を時計回りに回し180度回転して岸壁に寄せていく、199.9mの船体を自由自在に操る
敦賀で乗った車の半数は此処で下船する、乗船する車も数台ある



秋田港を出港、朝風呂に入る
0630時 朝食の案内放送が有る
朝食メニューも多彩



和定食と朝ビール、フェリー旅は実に楽しい



程よくアルコールが回るとウトウトしてる間に寝入ってしまう
本州北端下北半島を右に見ながらフェリーは津軽海峡に入る。
北海道の渡島半島の山にはまだ雪が残っている



コーンバターラーメンを食べながら津軽海峡を見ている



1630時 予定時刻通り苫小牧東港に入港するらしい
苫小牧のお昼の気温は20℃、寒そう。