3月1日(金) 0430起床 (---)
天気 曇りのち晴れ
気温 9℃
和歌山市と大阪府岬町堺の和歌山市森林公園の「高森山・四国山」隣の「甲山」三山と、和歌山市和歌浦を展望する「章魚頭姿山(たこずしやま)」、名草姫所縁の「名草山(なぐさやま)」に登る
「高森山(たかもりやま 285m)・国山(しこくやま 241m)」・「甲山(かぶとやま 212m)」
歩行距離 4.1㎞ 所要時間 2時間35分 総上昇量 254m 移動平均速 3.1㎞(全体平均速 1.5㎞)
0700時 森林公園記念碑口発
0735時 山頂広場展望台
0833時~9840時 「高森山(たかもりやま 285m)」山頂
0912時 秋の丘
0935時 森林公園記念碑口着
和歌山市森林公園には行き着いたものの登山口が不明、良く分からないが記念碑のある登山口に車を止めて出発。
山頂広場まで500mとあるから森林公園だからそんなもんだろうと歩き始める
ところが、昨日の雨で均したばかりの歩道はズルズル、その上急坂だから足掛かりなく歩きにくい。
その歩道の両脇は、ウバメガシの林それもびっしり生えた林だから驚く
それでも山頂広場には意外と簡単に登り上がる、取敢えず山頂広場展望台に登ってみるも展望は良くない。現在地が正確に把握できないが「高森山」の山頂広場ではない。「四国山」の山頂広場でもない。どうも其の中間辺りらしいので「高森山」へ稜線をバックするように歩き始める
其処に「和歌山市森林公園配置図」が現れる
この配置図によれば、配置図左中央「記念碑」から「山頂広場」そして配置図右中央「展望台」、其処から配置図右を上部へ歩くと「展望広場・高森山」、山頂から左へ「秋の丘」、道路に降りて「記念碑」と云う事らしい
2万5千分の一地形図では良く分からないことが配置図で了解する
「高森山(たかもりやま 285m)」展望広場からは、大阪湾と水道が真下に見え反対方向に和泉山脈の山々が見える。標高の低さを感じさせない雄大な展望である
「秋の丘」に下り振り返る「高森山」は、ウバメガシに埋め尽くされているように見える
高森山往復が思わぬ山頂広場経由周回になったけれど、ウバメガシの森林公園に大満足である
「四国山(しこくやま 241m)」
工事中進入禁止:高森山の歩道整備の続きらしく目下整備中で歩道は進入禁止である
パスする
「甲山(かぶとやま 212m)」
1000時 山頂口
1005時から1012時 「甲山(かぶとやま 241m)」山頂
1015時 山頂口
歩きならば峠を使って尾根繋ぎで「四国山」から「甲山」へ歩いて行ける
車なので一旦市街地に降りて登り返して「甲山」山頂口、山頂直下に道路が通っている
住民の皆さんは、その道路を使って「甲山」散歩をするらしく大勢の人が登っている
山旅号を山頂口に止めて山頂を往復する
山頂への道の両側、此処にもウバメガシ
山頂から眼下に和歌山市街地と和歌山港が一望である
その先にこれから登る「章魚頭姿山」と「名草山」が右と左に並んでいる
万葉時代もその前の神話の時代もこれらの山は残り今にある
そのことを「名草山」で思い知ることになる
「章魚頭姿山(たこずしやま 137m)」:別名高津子山(たかずしやま)
1105時 萬波温泉駐車場発
1122時~1132時 「章魚頭姿山(たこずしやま 137m)」山頂
1145時 萬波温泉駐車場着
萬波温泉駐車場に大きな観光案内板が建つ、和歌山市和歌浦、和歌山城、紀三井寺錚々たる大観光地、その中に「章魚頭姿山(たこずしやま)」も顔を出している
観光案内板左下拡大図をアップすると「高津子山(たかずしやま)」が詳細に記されている
山頂への歩道がこれまた急であり
その歩道脇には桜の大木も若木も植わっている。
桜の山を目指しましょうとある
山頂には展望台が建つ
その展望台広場の防護柵に遠慮がちに小さな山頂標識が架かっている
「章魚頭姿山 136.56m」と標高が細かい所が拘りと見た
この遠慮がちな掲げ方から察するに、通称が「高津子山(たかづしやま)」で、別名が「章魚頭姿山(たこずしやま)」なのではないだろうか
360度、眺望は全周の絶景、136.56mと拘る理由は之かもしれない。
南に「和歌浦」と「名草山」が対で見え
北には「和歌山城下」が一望
「名草山(なぐさやま 229m)」
歩行距離 6.5㎞ 所要時間 2時間34分 総上昇量 247m 移動平均速 3.7㎞(全体平均速 2.4㎞)
1215時 紀三井寺楼門前有料駐車場発
1245時 内原神社登山口
1302時 マリーナ台
1325時 広い歩道
1335時~1346時 「名草山(なぐさやま 229m)」山頂
1425時~1442時 紀三井寺・松尾芭蕉像
1449時 紀三井寺楼門前有料駐車場着
紀三井寺と門前町の背後にある「名草山」には、登山口に駐車場の紹介はない。更に2万5千分の一の地形図ではその登山口もそこに至るアクセス路も判然としない。
が、唯一紀三井寺境内から直接山頂へ至るルートは容易に見つかるかもしれない
楼門の入山受付で境内から登れるかと聞くと返答は「NO」、御断りしているとの事
ならば市街地を歩き山頂まで時間が短そうな「内原神社」登山口を目指す
見当をつけた山裾に向かって歩き始めるも、
なんせ門前町、昔々の道路のまま道幅が狭い上に山裾方向に派生する道は里道以下赤線程、あれを入り引き返し、これを入り引き返しを繰り返して漸く踏切の先に「内原神社」、
其処には電柱に小さな「名草山」が掛かっている
此処まで30分かかる
登山道を登るとここもウバメガシの林、紀州備長炭の里を納得
登り上がった切り開きが「マリーナ台」、和歌浦方向のみが見える
マリーナ台からすぐ四辻に出る、山頂へは山頂手前のコブに向かって直登の矢印、登山道では無く踏み跡に変わるので山頂への本道ではない。とにかく一直線の急登、しかも岩場が続く、其処にもウバメガシだから訳もなくなんとなく納得して登る
コブに登り上がり笹薮と茨の薮を引っ掻かれながら突破すると突然広い歩道に出る
此れが本道らしい、すぐ先に頂上への標識がある
山頂に登りつくとおじさんが一人、休憩中である
「いやー参りました、市街地で迷い、其処では茨に引っ掛かれました」
おじさん曰く「このテーブルに地図があるから見て下さい」
山頂の休憩用のテーブルにプラスチックケースに入った地図を置いてある
「これがあなたの登ってきたルートで、これを下ると紀三井寺に下ります」
「お寺ではNOと云いましたが」
「いや下れます、なんなら下る地点まで送りましょうか」
「イヤイヤ・・・」
この地図、おじさんの作品であった
ザックから出した一枚を頂いた「名草山ルート図」とある
軽四輪の走る道から道なき道まで色分け、線分けで迷路の如く記入されている
西国三十三か所もナンバーを符って記されている
何故このように細かく記されているかと問うと
「すべて歩いた、10年掛った」と仰る、今でも週二回は山中を徘徊すると云う
「お宅は何処から?」
「鹿児島から、目下北海道から南下八年目です」
「そりゃ凄い、私にはとても無理だ」と鋸釜片手に「じゃ」と山中に消える
いやおじさんの方が凄い、鋸釜片手に10年もは徘徊できない
山頂から紀三井寺に向かって本道を西国三十三番を順を追いつつ下る。
大伽藍が並ぶ紀三井寺に本道を伝い下りつく
その境内の下に「松尾芭蕉像」が建つ、1688年春訪れた折の一句
「見上ぐれば 桜しもうて 紀三井寺」
色々な土地で様々な山で昔々の人と出会うことが多い
名草山近くの銭湯「今福湯」で汗を流す
和歌山市街地に銭湯が数多く沸いている、何か理由があるのだろうかちょっと不思議
おはようございます。
返信削除一気に二山とざん、2つ目は先輩一人ですか?
直ぐそこは街並みがあり、近くには大阪もある。だから山も整備されているんですね。
こちらは鹿児島マラソン!何年人気が出ているマラソン大会です。
体をいじめるのが楽しいとはやってないので思えない。山行きも同じでしょうか?達成感がそれを動かす原動力でしょうか?
鹿児島マラソン、ラジオでは東京マラソン、此処有田川町では駅伝大会、山旅仙人は山を三つも四つも登っている。山は登って見なければ分からいのと同じように、走って見なければ分からないのでしょう。山深く谷深い道を応援する人なくとも走っている。
返信削除少し感動を覚える瞬間です。登れ!走れ!
良いことしてます