2012年3月31日土曜日

出発準備 そのさん

8泊9日の山入り準備中
スタッドレスタイヤを履き
ノーマルタイヤは屋根に載せ
雪山装備をしこたま積み込み
車はパンパン
9日分の食料も随分になる。
自身で担がなければならないので
食事の楽しさとザックの重量と
思慮分別が混乱している。
結局持って行くと思うのだけれど。
いよいよ、テント暮らしの始まり
点検のため張ってみる。
テント内にこれまでの山行の名残が
ポールも本体も外張りも異常なし。
真っ黄色のテントが
雪原や稜線できっと


頑張ってくれるだろう。
年数がたっている割には
随分しっかりしている。





2012年3月30日金曜日

山旅 出発前そのに

焼ける。真っ黒になる。ゴーグル跡がくっきり
パンダ模様になる。
夏の日焼けとは
一味もふた味も違う。
サングラスorゴーグルは
雪山では必須。
雪盲は最悪の事態。
雪面からの照返しは
屈折して下から横から縦横に
目に飛び込む。
気づかぬうちに目に異常
という事態になる。
雪が降っても
照っても
注意万端怠りなくが鉄則である。
上のゴーグルがグラスイン
眼鏡をかけたままでOK
下のゴーグルは通常タイプ
想像できますか
パンダ模様。
なったら・・・・・。
山旅と山入り準備でてんてこ舞い。

2012年3月29日木曜日

山旅 出発前そのいち

お握りの続き
本当なら竹の皮で包みたい。
が、山ではラップ包み
直接ラップに放り込み
梅干を入れてそのまま包む。
この時、事前に「こしきの塩」
事後の「こしきの塩」か悩ましい
事前事後もありうる。
塩の粒粒が大きく尖っている
溶けた塩梅がこれまた素晴らしい
甘い。
お米は「祁答院黒木」の「ひのひかり」
これに「黒米」「赤米」を混ぜて炊く。
もちもち感がさらに増す。
黒米の色が白米に移って
いかにも健康そうなお握りになる。
出来れば、一口サイズが嬉しい。
海苔はいらない。





2012年3月27日火曜日

あ足ならし その風景

おにぎりは、ことの他旨い。
しっとり、噛めば甘く、仄かな塩味、
しっかりとした満腹感、
ごま塩が一番。
山旅中、車中泊では、
圧力鍋でお米を炊く。
沸騰したら5分弱火で加熱、
その後10分蒸らす。
これで炊き上がり、抜群。
おまけに省エネ、燃料節約。
2合でおにぎり6コ。
お米は各地の名品、逸品を味わう。
塩は「甑の塩」。これも逸品。
楽しみが増す。


山旅中、山中泊ではアルファ米。
お握りには及ばないがなかなかのもの。
軽い、手軽さ、長持ち、美味しい、満腹の調和加減
これも手放せない逸品。


足ならし その風景

山旅三昧の写真は、基本的には記録写真である。
山旅のその時々の
場所、高度、周囲の状況、風景、景色
を記録する。
極端に言えば、5m登ると
5m高くなった分、周囲の山の
見え方が違ってくる。
どう違って見えたかを記録する。
二度と来ることはない山では
なおさらである。
一人山旅では、人物を入れて
写真を撮ることが難しい。
また、面倒い。
人に見せることを前提に
写真を撮っていない.
人が映っているかいないか
臨場感を気にしていなかった。
人に山旅の写真を見せると
人が映った写真への関心が高い。
一人山旅で、人入り写真を
どのように撮るか興味が湧くらしい。
三脚は軽量化のため持って行かない。
適当にデジカメを石の上において
自身を入れて撮っていた。


変幻自在重さが気にならない
三脚を手に入れたので
今後は、ストックや木の枝に巻きつけて
撮りまくりである
時間を気にした山旅ではないので
天気晴朗の元,
楽しく撮ろうと思う。
止まり木三脚の活躍やいかに。



2012年3月26日月曜日

足ならし その風景

山旅の目的の一つは
写真を撮ることである。
フィルムカメラからデジタルカメラになって
フィルム枚数を気にする必要がなくなった。
基本的に撮りまくりである。
しかし、足ならしの山旅では、
危険ルートを下り始めてから、
概ね5時間
カメラのことは忘れていた。
今思えば、危険ルートを下降に使う
その無謀さを写真で伝えられたのにと
残念に思う。
山旅も困難さが増すほど
カメラや写真に気が回らない。
特に単独山旅や天気に恵まれない時
危険に溢れた場所など
安全地帯に至って
写真を撮っていなかったことを
後悔することが多い。
足ならし山旅では


足ならしでは一眼デジカメは一度も出していない。
カメラは、天気と余裕と感動の三拍子が必須である。






2012年3月25日日曜日

足ならし その風景

知らせる。
山旅ではなかなか難しい。
居場所を知らせる。
危険を知らせる。
状況を知らせる。
これからの行動を知らせる。
山旅ではこれ「笛」のみ。
携帯電話、スマートフォンは、
山旅では常時携帯している。
電波があれば万能でも、なければただの箱。
笛の音が聞こえたら必ず笛で応える。
呼ぶ声が聞こえたら笛を吹く。
笛に向かって応えが返る。
応えが返った方向に向かって笛を吹く。
知らせあい、助け合う、
小物だがこの上ない道具。
山旅では、目も耳も鼻も肌も、
体の全てがアンテナである。この足ならしで聞こえてきたのはシカの鳴き声だけであった。

源流部の斜面では小さな崩壊がいたる所で起こっている。















2012年3月24日土曜日

足ならし 行動中は?

山旅では行動中、何を食べるか。
基本的に昼食時間はなし。
休憩した時々に、行動食を口にする。
行動食を何にするかが難しい。
軽く、食べやすく、嵩張らず、
即エネルギー源となり、塩分もある物。
水が無いと飲み下せ無い物は論外。
チ-ズ、サラミ、レ-ズンクラッカー 、
チョコレート、ゼリ-は定番 。
試してみたい物は、
木の実のミックスとドライフル-ツミックス
エネルギーゼリ-は、万能だが
長期山旅では重さが気になる。
大量に汗をかく山旅では お茶漬けの素が効く。
袋を開き水を注ぎ掻き回して飲む。
塩分補給完璧。
日帰り山旅で時間に余裕、天気上々な場合
大抵ラ-メン、
夏、渓流ならば当然ソーメン
最悪は、雷雨、雨&風、雪嵐、風雪
一目散に安全地帯へ
こんな日の行動食は
単純にエネルギーの素で
味そっちのけ噛み下すのみ。

2012年3月23日金曜日

山旅とその風景

山旅の食事は、鍋料理である。
車中食事は、卓上コンロで作る
深手のフライパンの鍋料理である。
一汁一菜が鍋の中。
山中の山旅食事は、
コンロと鍋が山旅専用に代わるだけで
同じく一汁一菜鍋の中である。
鶏、牛、豚、魚を
味噌仕立てか、醤油仕立てで
七味、ゆず、キムチ、生姜で
アクセントをつけて
玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ
シイタケ、昆布と一緒に煮立てる。
とれた山菜が入る時もある。
少し残して、
翌朝は雑炊をすする。
不思議に飽きない。
作るに、手間いらず、
食べるに、その他のおかずはいらず
片づけるに、時はいらない。
そのシンプルゆえに
飽きる要素さえないのかもしれない。
栄養やカロリーなど
鍋だもの完璧だろう。
箸で挟む、突き刺す、崩す、持ち上げる
口で吹き冷ます、噛む、啜る、しゃぶる、齧る
食べ尽すに限る。




2012年3月22日木曜日

足ならしの風景

今回の足ならしの山旅でも
雨とガスで周囲の山は
全く見ることができなかった。
地理感のある山域であることが
安心材料であった。
周囲の山が見えれば
その時点で自分の位置は特定できる。
位置がわかればその後の行動時間
が計算できる。
しかし、雨とガス、視界が得られないと
自身の位置が不明確になる。
既知のポイントを発見するまで安心できない。
こんな時に威力発揮するのが
「ハンディGPS」
2万5千分の一地図が内蔵され
マップ上に自身の位置がポイントされる。
ガスが晴れるまで行動中止ということがない。
この「ハンディGPS」は、ルートは見つけてくれない。
安全確実なルートは自分で見つけ
GPSはそのルート上の
どこにいるかを知らせるだけである。
GPSは、知力を振り絞って設定したルートで
あるいは、設定ルートを外した時に
また、廃ルートに迷い込んだ時に
画面地図上に自身の位置を映し出す
体力と足力そして精神力を支える最新の電脳である。

ガスが自然林を包む中黙々と歩く

2012年3月21日水曜日

足ならしの風景

林道を走ると生活の有り様が
色濃く出ている場面によく出会う。
その風景の一つ。
林道わきの崖に蜂の巣箱が
点在している。
丸太をくりぬいて据えてあり
雨除けのトタン板を被せてある。
ミツバチが出入りする様子は
この雨の中では見られない。
この3月18日時点では
林道斜面には花は見られない。
稜線ではマンサクが咲いていたので
捜せば花があるのかもしれない。
ここでは、林道下にも巣箱が据えてあり
周辺に蜜源となる花木があるのだろう。
自然の花からミツバチが運んでくる蜜は
光をすかす透明感があるような気がする。
一度味わってみたいものである。

2012年3月20日火曜日

足ならしその顛末、

最終自販機コーヒー後
林道を、奥へ奥へ入っていく。
雨で露出斜面からの落石いたる所あり、
その度小さな落石も避けて運転する。
小さな落石と雖も、いっちょ前に鋭角
運悪くするとパンク。
たまには、降りて落石処理も自前で。
天気は午後回復予報
球磨川川源流分岐を右に
左への七遍巡り稜線ルートを選択
稜線直下はドリーネ露頭
直登を避け巻ルート選択
この辺りから足ならしの域を超えだした。
この周辺山域は、自然林が豊かに残り
樹齢200年から300年と思しきブナが
見上げんばかりの高さと
遥かに広い枝を広げまさに王者である。
水上越から源流を直下降
古いテープを頼り
右岸尾根新しいピンクテープ目指してトラバース
そこは球磨川源流、昏々と地下水が湧き出していた。
源流から左岸に向かってテープがあり
これを目当てに下っていく。
この辺りからルートの手入れが怪しくなっていく。
設置ロープは古い、崩壊沢のルート修復なし。
この間、カメラなど出す余裕全くなし。
ルートファインディングと同行者のサポートで必死
一か所の新しい崩壊箇所は、
流石に躊躇われる程の危険斜面
行くしかないので細引きロープを持って
対岸の木に向かってステップを切って
一歩一歩進む有様
その後も似たような崩壊沢横断を繰り返し
比較的安全な樹林帯で時間を確認すると
17時ここまで源流から4時間
信じられないほどの時間が経過している。
源流河原に降りていく途中
通常ルートと危険ルートの分岐があった。
降りてきたルートは危険ルートとここで判明。
納得。
さらに車まで42分であった。
どろどろの靴、雨具を源流の流れで洗い落とし
一日の終了。
足ならしにはちょっとハードすぎた。
雨で林道の土砂崩壊が起これば
脱出不可能となるので
安全地帯まで引き返し、
無事の足ならしに乾杯、乾杯。

翌3月18日明け方雷と横殴りの雨
雨の小止み
竿をだし、ヤマメ釣り
春ヤマメ極微細な春の香り




2012年3月19日月曜日

足ならしそのご

結局11時間行動となった。
最新のルート情報を
把握していなかったため
地図と旧ルートに拠ったことによる。
旧ルートは崩壊沢を幾度となく横断
危険ルート指定されていた。
午後天気回復の予報が一日中雨となる。
最新情報と天気
初心忘るべからず。

知力・体力と足力が肝心と
再確認した足ならしであった。