2025年3月31日月曜日

「奥只見スキー場」の思った通りの全周の展望に歓喜する


3月31日(月) 0500起床 (ーーー)
天気 雪のち晴れ
気温 0℃

 0500時起床時点で魚沼市小出では雪が降る捗々しくない天気だが、山を一つも二つも越えて福島県奥只見に走れば青空が望めたりして等と勝手な希望的天気予報をして出発。国道352号枝折峠へは雪で通行止め、よって別ルート奥只見へは県道50号「奥只見シルバーライン」に乗る



 しかし、「奥只見シルバーライン」はほぼ全線がトンネルである



 トンネルの中間地点より少し先で「尾瀬」への分岐がある。因みに「魚沼市小出・湯ノ谷」は新潟県側から尾瀬への起点で唯一のルートである。



 「奥只見シルバーライン」は「奥只見ダム」の工事用トンネルなので今でも岩盤剥き出し、土木屋としては非常に興味があるトンネル故にスピードを落とし存分に愉しむ。



 トンネルを抜けると奥只見は未だ真っ白、深々と雪を被った山が迎えてくれる



 今この時期でも両側に雪壁が立つ雪の大谷のような道が、奥只見のただならぬ、想像を超える豪雪を教えてくれる



 魚沼市では雪が降っていたがトンネルを抜けた奥只見は青空が広がっている。トンネルを抜けると晴れだと云う勝手予報がバッチリ当たってにこりである。



 奥只見スキー場は、最下部駐車場から「第一ペアパラリフト(824m)」でブナ平、「第二ペアパラリフト(786m)」「山頂ペアリフト(347m)」で「奥只見丸山山頂(1242m)」に上がる、所要時間20数分。



 滑るのを忘れてしまうほど「奥只見丸山山頂(1242m)」からの全周の展望は見飽きない。
南に左奥に雪のドームの「平ヶ岳(ひらがたけ 2141m)」その右に急峻な尾根の上に「荒沢岳(あらさわだけ 1968.7m)」が、雪と岩壁、なだれ斜面が織りなす白黒の模様に中に立っている。



 「平ヶ岳(ひらがたけ 2141m)」の右奥燧ヶ岳燧ヶ岳(ひうちがたけ 2356m)」が独立して高い



 北方向直近には、大きな雪庇が張り出す雪の峰が「未丈ヶ岳(みじょうがたけ 1552.9m)」中央奥に「守門岳(すもんだけ 1537.3m)」その右に「浅草岳(あさくさだけ 1585.5m)」がクッキリ空を分かつ



 さらにその奥に雲に隠れた「御神楽岳(みかぐらだけ 1386.5m)」が見えるという絶景に酔いしれている




 「奥只見スキー場」は、山好きにとっては、滑るより全周の展望をほしいままにするスキー場である
 とは云っても「シニアデイ(リフト3300円)」を無駄にする訳にはいかない、10kgを越える山ザックを背負って山スキーのトレーニングにも励む。 
 それでも全周の展望の山は気になる



 「会津朝日岳(あいずあさひだけ 1624.2m)」から「会津駒ヶ岳(あいずこまがたけ 2133m)」、さらに尾瀬方向に「燧ヶ岳(ひうちがたけ 2356m)」さらに巡らせれば「平ヶ岳(ひらがたけ 2141m)」「荒沢岳(あらさわだけ 1968.7m)」雲に隠れて「中ノ岳(なかのだけ 2085.2m)」だからうっとりしてしまう。



 東北北陸は、明日から四日間雪と雨予報である。さて何する?
思案中である

2025年3月30日日曜日

魚沼の山「越後三山」は真っ白です


3月30日(日) 0500起床 (ーーー)
天気 晴れのち雨
気温 0℃

 十日町から山一つ越えると魚沼市、道脇には十日町よりさらに雪が残っている。その道の先に白い山の塊が現れる、思わず車を止めて眺め入ってしまう



 右「越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ 2002.7m)」 中央「中ノ岳(なかのだけ 2085.2m)」 左「八海山(はっかいざん 1778m)」、登ったのは十五年以上も前の秋「越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ 2002.7m)」から「中ノ岳(なかのだけ 2085.2m)」大きく下って登り返し「八海山(はっかいざん 1778m)」、八海山を下るときは雨に降られびしょ濡れだったが一泊二日の山は秋真っ盛りで、この山行で東北の山に嵌まった気がする。 



 その山が今は真っ白、これでかと云うほど雪を被っているのが此所からでも分る。単独で歩けるのは4月半ば以降だろうか。



 雨か雪が降ると云う天気予報だが朝から青空が広がる、それでも雨か降る降るというから魚沼市で山旅号を止めのんびりを決め込む。
口にしたのは「御飯抜きのカツカレー」、焼酎ハイボールに合う。カレーの中で泳ぐようなカツでもいけるかも知れない



 午後、天気予報通り「雪交じりの雨」が降り始める、気温は2℃故奥只見は雪だろう。



明日の朝はさらに冷え込むだろうから、除雪が終わりつい先日通行止めが解除された「奥只見シルバーライン」は「カチカチ」凍る。 少し気温が上がってから行ってみるか。

2025年3月29日土曜日

菱ヶ岳(ひしがたけ 1129.2m)山麓で滑る


 
3月29日(土) 0500起床 (ーーー)
天気 雨のち曇り
気温 3℃

 昨夕は本降りでとても明日の晴天は望めない、ならば「きときと寿司」で愉しむしか無いと、「ホタルイカ」「たこの唐揚げ」でビールを頂き



 「マグロのミンチの串揚げ」で熱燗を頂く。「マグロのミンチの串揚げ」は新メニューと記され本日のお勧め、初めて食すも余りの美味に「旨い」と唸ってしまう。名物になる予感がする



 0500時、外は今だに大粒の雨が降り続き本降り、これじゃとても滑れないと上越市「ラーメン山岡家(24時間営業)」で朝ラーメン、連れは「朝ラーメン(530円)」、山旅三昧は「味噌チャーシュー麵(970円)」、久し振り朝ラーメン故に濃いめの味噌ラーメンの汁まで飲み干しそうだった 



 雨は止む気配無く益々大粒の本降りになる、ならば朝湯と上越駅の温泉に向かう


 温泉の名前がまた好い「釜ぶたの湯(480円)」、0700時というに駐車場は既に満杯。
肌にヌルヌル纏わり付くお湯がまた好い。ついつい長湯する客が多いのか「長湯に注意」の看板が掛けてある。温泉の看板に曰く「銭湯です、ルールを守ってお入り下さい」、銭湯でもあったのである。



 温泉から上がると梅の花の先、向かいの山の稜線がクッキリ見え雨が小降りになっている。



 滑れるぞと急遽停滞予定を変更し40km走り菱ヶ岳(ひしがたけ 1129.2m)山麓「キューピッドバレイスキー場」100時着、一日券(2500円 1500時終了)を購入しリフトで上がる。
菱ヶ岳(ひしがたけ 1129.2m)が目の前、一~二時間もあれば登って下りてこられそうだ。しかし、新雪が20cm~30cmは積もっているので雪崩が怖い、スキー登山はあっさり諦めてゲレンデで滑る



 アイスバーンの上にたっぷりの新雪ではとても手に負えない。雪に隠れたアイスバーンの凸凹に油断するとスキーを持って行かれる。油断は禁物である。故に、五回滑れば足はパンパンの限界、1300時にはお終い。




 明日は雨乃至雪の天気予報、奥只見に向けて移動日である 

2025年3月28日金曜日

北信州から山を越えると妙高市、未だ春遠し


3月28日(金) 0600起床 (ーーー)
天気 雨
気温 6℃

 昨夕、天気を確認する為に山を見ると志賀高原の山にライトが点灯している。スキー場のナイター営業の煌々とした明かりである。夜景は山の上、丘の展望台から見ると決まっているが、此所北信州では下から見る物らしい。



 雨が降っているのでのんびり起床、春雨スープで軽い朝食を済ませる。今日は移動日、コインランドリーで山装束の洗濯を済ませ、山を越えて新潟県妙高市に移動する。


 
山を越えると様相は一変する、信州では道路脇の雪は消えていたが此所ではたっぷり路肩に山と残っている。山一つでここまで世間を変える山の存在、たっぷりの水を呉れる水源など暮らしを豊かにする山であるも、とんでもない雪を積もらせる。この雪故に「未だ春遠し」である。



 新潟県妙高市「ハイウェイオアシス あらい」、春など何処にも無い、除雪した雪が山となって積んである。おまけに雨が降っているので余計に寒々しい



 それでも招いているのは地元の「きときと寿司」、新潟の海の幸を愉しむ仕掛けが出来ている 



 しかし、雪の残る中で味わうべきは雪並みに冷えた「野沢菜漬け」に勝るは無い、これで頂くべき物は地元のお酒でしょうが、山旅号に積込んできた「焼酎」これで頂くのが実に美味しいのである。一株の瑞々しい野沢菜があっという間に無くなる。



 山旅三昧の贅沢、こう云う瞬間に味わうのである

2025年3月27日木曜日

北信州やまのうち「竜王スノーパーク」で滑ってみたけれど進歩は・・・?


3月27日(木) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 1℃

 「今日も滑らなければ(実は身体の彼方此方が痛いのでお休みしたいのが本音)」と0430時起床、大根、人参、玉葱は一個入れた具沢山の味噌汁ソーメンを食べて気合いを入れて、北信州やまのうち「竜王スノーパーク(0815時開場)」に上がる。



 昨日同様「半日券(0815時~1000時 3500円)」を購入し若者に交じって「日帰りのザック(重量12kg)」を背負ったおじさんがリフトで上がる
 スキー下部のコースで昨日の滑りを復習する、下部の広いコースでスピードを上げて直線的なターンを何とかこなせても、油断するとザックに振られてあっけなく転倒する。流石に谷側には転倒しないがザック恐るべしである。背負っていると知覚し覚えている間は何とかなるから面白い



 「竜王スキーパーク ロープウェイ(160人乗り)」で竜王山山頂の上部コースに上がる。
1700mを超える高度の雪は流石に午前中は腐ることは無く、ザックを背負ったおじさんを温かく迎え滑らせてくれる。しかし、其れとて圧雪され整備済みのコースのこと、とても春山で通用するとは思われない。





おまけに、昨日の疲労に加えて今朝の滑りで「足の指」「すね」「ふくらはぎ」「太腿」「手の指」「両肩」到る筋肉、関節が攣る。そそくさと「ロープウェイ(所要時間10分)」で下る。結局午前券を1時間30分余して本日の訓練完了


「湯田中駅」併設の「楓の湯(300円)」の高温の湯船の15分館浸かりっぱなし無しでは、身体の回復は無い、
 固まった筋肉、攣った筋を解して生き返る



 明日は雨、明後日も雨、30日(日曜日)を何処で過ごすか思案中である

2025年3月26日水曜日

春スキーで手子摺り山スキーは遠い


3月26日(水) 0430起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 12℃

 0815時~1300時までの半日券(3500円)を購入してゲレンデに上がる。客の7割以上が春休みの学生さん達でスノボードが6割以上、スキーは少数派である。リフト乗り場でスキーを履いているとスノボードを履けず困った学生さんが「ご存じですか?」と云う。履いたことも無いスノーボード等知る訳ない。初心者は恐ろしい、履き方も分らないのに「滑る」積りらしい。



 スキー場下部のコースも上コ部ースに劣らずたっぷり雪は残っているように見えるが、今季のシーズンは4月6日で終了らしい、あと十日余りでスキー場が閉鎖になると多くの従業員の皆さんも仕事納め、シーズン入りのワクワクとはまた違う春を迎えるワクワクがあるのだろうか。 



 滑りは思いだしつつあるも両足のバランスと身体の力配分はそう簡単には戻らない。無理矢理且つ強引に滑っているのか両足の「すね」と「ふともも」はパンパンで攣り気味である。



ゆっくり直滑降、そろそろとターン、スピードを上げて直線的にターン等様々試みるも出来はいまいち、山スキーどころじゃ無い。





 湯田中温泉「楓の湯(300円)」で、お猿の温泉で「うっとりしたお猿の入浴」をご覧になったインバウンドの方々と入浴、「お猿さんの入浴」以上に愉しんで貰ったかもしれない。山旅三昧は、「すね」「ふともも」「両肩」「腰」を入念に暖め揉み解す。



 明日に備えて準備万端だが、果たして何処まで滑りが戻る事やら頑張るしか無い

2025年3月25日火曜日

志賀高原は春スキーで賑わっているらしい


3月25日(火) 0440起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 9℃

 大阪から京都を朝の渋滞前に通り抜けたい
山陽自動車道「龍野SA」、0340時起床で0410時出発
山陽自動車道から中国自動車道に入り吹田経由で名神自動車道には入るも渋滞に嵌まること無く、0623時、2時間で「草津SA」着。朝ラーメン狙いだったのだが時間が早く提供無し、そこで朝食は軽く「かけうどん(380円)」で済ませ先を急ぐ。



 1016時、6時間走って「中央自動車道 駒ヶ岳SA」、春霞と黄砂さらにガスで中央アルプスの「空木岳から木曽駒ヶ岳」の雪の稜線は見えず辛うじて雪を被った下半だけが見える。



青空をクッキリ分かつ雪の稜線が見たかったな。



 1126時、7時間走って「長野自動車道 梓川SA」、此所はさらに春霞も黄砂も凄いことになっている。ぼんやりどころか雪を被った「蝶ヶ岳から常念岳、大天井岳、燕岳」は微かに見えるのみである。



13年前の春に歩いた「蝶ヶ岳」の稜線が見たかったな。



 1330時 9時間561km走ってたっぷり雪の残った志賀高原、その麓「山ノ内町」着。道の駅「北信州やまのうち」の駐車場には、スキー板を天井に載せた車が停まっている。何れも春スキーを満喫したに違いない。
志賀高原は春スキーで賑わっているらしい 



明日(水曜日)、明後日(木曜日)までは天気は持つらしい、明明後日(金曜日)その次(土曜日)は雨か雪そして急激に冷え込むらしい、山は冬に逆戻りだろう

2025年3月24日月曜日

山旅号で三山「十禅寺山(じゅうぜんじやま 金剛峰236m・西光峰239m)」「金甲山(きんこうざん 403m)」「熊山(くまやま 509m)」を巡る


3月24日(月) 0500起床 (ーーー)
天気 曇のち雨
気温 11℃

 早起きして一山目 0720時「十禅寺山(じゅうぜんじやま 金剛峰236m・西光峰239m)」、山上一体に平安時代寺院が開かれ「金剛峰」「西光峰」「中将峰」「不老峰」等の峰の名は山上伽藍の呼び名に由来するとか



 九合目から金剛峰~日吉神社と周回する



 道脇に「中将峰 211.9m」



「西光峰 238.1m」



車の轍はイノシシ捕獲隊の「イノシシ箱罠」見回りらしい



 さらに進めば「不老峰 235.0m」



 そして主峰の「金剛峰 236m」



玉野市方向に伐開かれているも展望は春霞で効かない



竹藪の中の道を下ると石造りの鳥居の奥にひっそりと社殿が建つ



その石造りの鳥居の脇の灯籠の石組みが寸部の隙も無く方形且つ曲線で組まれ石工の技に見惚れてしまう



 直島諸島の展望は効かない



 二山目 0856時「金甲山(きんこうざん 403m)」



 案内板に「金甲山の神籬(ひもろぎ)」、または「神籠石(こうごいし)」、「いわさか」と呼ばれる「祭祀遺構」とある



 二等三角点「金甲山」403.39mは、その「金甲山の神籬(ひもろぎ)」のと一体になっている



 春霞が一掃濃くなり展望は微かである



 下ると消防車がホースを伸ばし、上空ではヘリコプターが散水し消化の真っ最中、春霞では無く山火事の煙が蔓延していたらしい。住家や倉庫にも延焼したらしい


 三山目 1100時熊山(くまやま 509m)」、山頂にはどでかい電波中継塔が建ち一般車新入禁止ながら立派な舗装道路が山頂まで上がっている。



 山頂から歩いて10分隣の山に「熊山神社」



 さらに5分歩くと「猿田彦神社」



 そして「国指定史跡 熊山遺跡」、「全国に類を見ない石積遺構 奈良時代前半の三段の石積みの仏塔」とある



 この三段の石積みが奈良時代前期とは!
石工の技に感動する



 石積遺構の先に展望広場ある



 春霞で遠望は効かない。そんなうららな天気の中老若男女のハイカーが登ってくる。JR山陽線「万富駅」「熊山駅」を起点に歩ける故か人気の山らしい
吉井川を眼下に見下ろす展望も素晴らしい
そして神話の時代から奈良・平安の昔が目の前に展開する山はそうそう無い、山の物語は奥が深い。


 今日でしまやま百選など瀬戸内海の展望を愉しむ山行は終わり、雪を求めて北上する