2021年9月29日水曜日

青崩峠から「熊伏山(くまぶしやま 1653m)」に登る


9月29日(水) 0410起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 13℃

標高1000m付近の朝の気温は13℃、あの夏の1600mの標高も及ばない快適な朝を迎える。
鹿児島では0530時は暗い、0600時漸く白み始める、ところが今朝は0530時には登山靴を履き0558時には歩き始める。一時間は早く行動開始可能である。

「熊伏山(くまぶしやま 1653m)」
歩行距離 8.2㎞ 所要時間 4時間18分 総上昇量 698m 移動平均速 3.8㎞(全体平均速 1.8㎞)

0558時 青崩道路路肩発
0628時 青崩峠
0712時 青崩の頭
0751時 前熊伏山
0815時~0835時 「熊伏山(くまぶしやま 1653.3m)」山頂
0852時 前熊伏山
0923時 青崩の頭
0959時 青崩峠
1015時 青崩道路路肩着

青崩峠に上がる、テラスとベンチが設置され



「秋葉街道」「塩の道」「戦の道」「女工哀史の道」と記されている


「青崩峠」から「戦の地」そして「女工哀史の地」遠州が遥か下った霞の先にある



そして、青崩峠から「塩」の行き着く先、「参詣する神社、仏閣」の信州も谷の霞の彼方である
遠く旅する厳しさ、困難を耐えても峠を越えたい、まだ見ぬ地へと云う願いはこの峠に立つと分かる様な気がする。



青崩峠から「熊伏山(くまぶしやま 1653m)」へはロープの下がる急な尾根を上がる



登る脇は「大崩壊地」の急崖、中央構造線の真上で破砕された岩屑の斜面はグズグズで脆い、尾根の登山道も小さく砕かれた砂利の道である



標高が上がると密生した樹間、それも枝の隙間に「南アルプス」の稜線と峰が見える。これがもどかしい,登りながら始終視線を「南アルプス」に向けないと見逃してしまう。
この木の間に見える峰も「赤石岳?悪沢岳?」と同定しかねる



目を上げた先に「ヤマボウシ」の熟れた実が生る。これが美味しい、ねっとりして甘い、秋山旅はこれだから嬉しい。



愛知県側、遠州の山々が稜線を連ねて折り重なる。此れから登る山々である



観音山分岐から熊伏山への稜線は大崩壊を免れ安定しているのか大木が林立する



稜線を歩いていると「中越パルプ社有地」の標識に驚いてしまう。何故ならこの会社「中越パルプ」は、我が町「鹿児島県薩摩川内市」に立地している。こんなところで出会うのだ。



「熊伏山(くまぶしやま 1653.3m)」山頂は、「光岳」方向が伐り開かれている



下山時も木の間に見える「南アルプス」の稜線と山頂の望が気になって仕方がない



そして台風16号が北上中にも拘らず上天気に恵まれ感謝である



下山して国道152号に戻り気になる長野・愛知県境の「兵越峠」まで上がり



長野県遠山郷側の「災害」を確認に下る、有りました3㎞先で道路半分落ちていました。



山栗を拾いながら再度100㎞迂回して信州へ戻ります


この山栗、口に入れると甘いのが嬉しい

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    びっくりですね。そんなところに社有地があるんですね。
    しっかり森を守り育てて産業を、上陸の山から生産まで支えている。
    色々とやってきましたが、無力を最近は感じております。

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  2. 吃驚しました。そうこういう場所でも出会うんだと。南アルプスの最南部の末端山域、然も中央構造線の崩れやすい脆い山中ですから尚更です。管理するとは大きくなったら伐り出すという事ですが、この山から伐り出す手段を持っているという事にもまたびっくりです。山で知り合いに会うなどトンとない事なのに。

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