2018年8月27日月曜日

「大門山(だいもんざん 1571.6m)」に登る


8月27日(日) 0400起床 (128/91)
天気 曇り時々雨
気温 23℃

昨日、余りの熱さに耐えかねて逃げ込んだ先は、世界遺産「五箇山合掌集落」、道の駅「ささら館」
気温と風が全く違う、爽やか冷涼お肌サラサラの風が吹く、今朝の気温は肌寒さを覚える23℃。
昨年、崩土で諦めたブナオ峠からの「大門山(だいもんざん 1571.6m)」「赤磨木古山(あかまっこやま 1501m)」「見越山(みこしやま 1621m)」「奈良岳(ならだけ 1644.3m)」の山稜を登る
全山往復すると距離13㎞、所要時間7時間20分とある
奥さん連れ、目標「赤磨木古山(あかまっこやま 1501m)」で、ブナオ峠を出発する

「大門山(だいもんざん 1571.6m)」
歩行距離 6.4㎞ 所要時間 5時間18分 総上昇量 570m 移動平均速 2.3㎞(全体平均速 1.2㎞)

0655時 県道54号福光上平線ブナオ峠登山口発
0919時 大門山分岐
0955時~1002時 「大門山(だいもんざん 1571.6m)」山頂
1030時 大門山分岐
1213時 県道54号福光上平線ブナオ峠登山口着

天気は危うい、ひょっとするとかなりの確率でぱらつく。一時の本降りになるかパラつく雨になるか分からないが、本格的な降雨にはならないと自信満々の予報で出発する
ブナオ峠はブナの森、登山口から続くブナは巨木、苔むし、枝を張り、高く、陽を遮り涼風が吹き抜ける。今日は快適な歩きになることを確信する















ブナの森の歩きは楽しい、一本として同じ立ち姿のブナは無い。それぞれが幾星霜の雨や嵐、吹雪、豪雪、雪崩の歴史を潜ってきたことか。
そのブナが今此処に、ドカッーン且つデンと鎮座して巨姿の勇者を振りまく。見上げて実に楽しい。
数百年を豪雪の山中で生き抜くブナは、美しく且つ見ていて楽しい












「赤磨木古山(あかまっこやま 1501m)」を目指して登っているも、天気は不安定1500m下までガスを被る。












ガスが次第に下り始めたと思うと「大粒の雨」が落ちて来る
ザックにカバーを被せ木陰で暫くやり過ごす。雨は止んでも梢から落ちる雫と笹に被った雨粒で結構な濡れになる















しかも、ブナの森が切れる1400m越えの標高からは笹薮の登りだから下半身はびしょ濡れである
1時間30分で到着予定の大門山分岐まで2時間24分掛かる。連れの調子がいまいち上がらない。
「大門山(だいもんざん 1571.6m)」往復に切り替える








尾根縦走路から分岐する「大門山(だいもんざん 1571.6m)」への登山道は、笹の藪道、降った雨の雫をまともかぶって登る。背丈ほどの笹薮が思いっきり雫を垂らしてくれる












山頂は、切り開かれて晴れていれば360度の展望なのであろうが今日はガス、展望は無し。











しかし、豪雪、烈風、雪庇、雪崩、此れでもかと云う過酷な自然で生き抜くブナをはじめとした皆々の、この瞬間、今の生き様が愛おしく美しい。












ブナの森の逞しさ、豊かさは、遥かな高さに設えられた「ハチの巣」が教えてくれる
まん丸いハチの巣











幹に穿かれた空洞のハチの巣
ブナの森は、生き物にとって豊かな森なのである













下り着いたタブナオ峠の向かい側は「猿ヶ山(さるがやま 1447.8m)」の登山口である。訪れる人とて少ない静寂の山である
















機会を設けて登りたい山がまた一つ増えた








 ブナオ峠から五箇山に下っていると「栃の実」が落ちている
皮を剥がすと出て来る「茶褐色の黒々した大きな実」が実に可愛い
栗の実よりも美味しそうに見え、且つ逞しく見える
食すには、あく抜きなどの複雑かつ繊細な行程を経ると聞く
車で通りがかり目にすると、何時も車を停めて手に取ってしまう
逞しくも美しく可愛い栃の実が大好きである

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    暑さから逃げられて良かったですね。

    まずは体力を消耗する暑さを取り除くのが一番。特に夜、暑いと眠れない。一日の疲れが取れないので、、、。

    先輩は寝酒でぐっすりでも奥様はきつい。
    アルコールを飲んでもこれだけ有酸素運動をすれば肝臓も元気でしょう。

    身体良いこと、最近してないです。

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  2. 此処まで登って来ると山も急峻さが増す。同時にブナが大きくなる。見た目も涼しいから嬉しい限り。とは云っても未だ猛暑止む気配なしだからげんなりです。おまけに天気が芳しくないから尚更。雨の間を縫うにも「足の速さ」が必要だから難しい。
    山の選択に難渋しているのです

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