2024年7月17日水曜日

「次期北海道山旅」は此所から!


7月17日(水) 0400起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 18℃

旭川市発国道39号を南下、深川ICで道央自動車道に乗り、札幌JCTで札樽自動車道へ、小樽JCT で後志自動車道に入り余市ICで一般道へ下りて岩内町経由ニセコ神仙沼着。


ここまで4時間240km。北海道の皆さんはごく普通に一般道と自動車道を使い此れ位の距離を移動なさる。九州に居ると小旅行とも言える移動距離と車窓を移る景色なのだが、北海道はそうじゃ無い。早起き早出すると240km先で一日中自由な時間が使える、自然を楽しめる時間がある。


神仙沼レストハウスから木道が「神仙沼」に向かって伸びており、バスツアーの団体(アジア諸国)さんや大勢の日本人旅行者と行き会う。木道を20分ほど歩くと、トドマツに囲まれたこじんまりとした湿原に出る。


湿原の小さな「地塘」を撮ろうと振り返ると「シャクナゲ岳(1074m)」が湿原の引立役としてドーンと控えるから思わず笑みである。あれが「シャクナゲ岳(1074m)」だと知る人の居ないだろうし、あのこんもりした藪山がこの湿原や神仙沼の景色の一部だと見る人も居ないだろう。が、あの山にも「シャクナゲ湖」があるのです。


湿原の奥トドマツの林の先に「神仙沼」があります。「大雪高原沼」とは険しさ・残雪・高度感が無い所が少し様相が異なるも、静かな湖面、湖面に映る木々と空は変わらない。


木道脇に咲く花に目を留める人とて無いから、おやおや勿体ない。
タチギボウシの紫の、透明感がある深い紫色。なかなか目にすること無い色である


トキソウの淡い桃色はどうでしょうか。姿形も好いですが周りの湿原の草や花に「どうだ」と云わない控えめな色合い、見逃ししそうな小ぶりな花が実に可愛いのです


コウホネ、小さな「地塘」の湖面にポツンポツンと黄色い小さな花が水面に咲いている、睡蓮と瓜二つの葉が水面に浮かぶそれだけで興味は惹かないのだが、実はよくよくそしてじっと見ると、この高層湿原でこの地塘でこの黄色い花だから、もっと驚いて欲しいなーと思う。


240kmを4時間もかけてこの神仙沼に来たのは、五つの沼と湿原「大沼」「大谷地湿原」「神仙沼」「長沼」「シャクナゲ沼」の位置関係が知りたか事と、四つの山「イワオヌプリ」「ニトヌプリ」「チセヌプリ」「シャクナゲ岳」を如何に絡めて歩けるのかを偵察したかったのである


沼と山の位置関係と所要時間の全てが把握出来た、「次期北海道山旅」は此所から!だろう
この沼とこの山を彷徨する自分を想像すると笑ってしまう

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