2021年10月16日土曜日

「餓鬼岳(がきだけ 2647m)・燕岳(つばくろだけ 2763m)・大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」二泊三日


10月15日(金) 0330起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 9℃

第二日目
歩行距離 21.5㎞ 所要時間 11時間25分 総上昇量 1650m 移動平均速 3.1㎞(全体平均速 1.9㎞)

0550時 餓鬼岳小屋テント場発
0710時 2644峰
0915時 東沢乗越
1125時 2700m稜線
1200時 「燕岳(つばくろだけ 2763m)」
1235時~1258時 燕山荘
1415時 切通岩
1457時~1514時 「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」
1535時 切通岩
1715時 燕山荘(テント場)

(詳細は10月17日報告予定)
* 中房温泉に下山しバス、電車、タクシーを乗り継いで山旅号を回収して道の駅でテントを干していると、元山岳救助隊だったという78歳のお父さんい曰く「餓鬼岳は、普通は餓鬼岳を目当てに登ります。行きましたか燕岳、大天井迄も、そして今朝燕山荘から1時間56分で下った。」、山好きなお父さん頻りに「いいですね!いいですね!」「良い人生ですね!良い人生ですね!」と激賞で照れてしまいました。
*「餓鬼岳(がきだけ 2647m)」から「東沢乗越(ひがしさわのっこし 2253m)」登り上げた
「燕岳(つばくろだけ 2763m)」北端2700mまでの歩きは一人旅、しかも3時間岩峰を越え続ける険阻な難路、「燕岳(つばくろだけ 2763m)」北端稜線から「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)までは確かに「表銀座ルート」、一日にして「一人旅」と「銀ブラ」はそうそう味わえるものではない

東の空が赤く染まりテントを出ると声が掛かる。昨夕1730時上がってきたと云う。
「唐沢岳往復」後、明日下山らしい


こっちは「ケンズリ」の岩峰から「東沢岳(ひがしさわだけ 2497m)」・「東沢乗越(ひがしさわのっこし 2253m)」・稜線(2723m)・「燕岳(つばくろだけ 2763m)」・「燕山荘(えんざんそう 2704m)」そして「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)ピストン」・「燕山荘テント場泊」と云うと驚いていた。右足脹脛の痛みは昨日よりも和らいだので何とかなりそうである
「ケンズリ」の岩峰群を真正面に見て出発する


眼下には高瀬ダムの緑のダム湖、その湖面を見ながら岩峰を一つ一つ越えて歩く



岩に渡された桟橋を歩き、岩を掴み越える



岩峰を巻くと云うルート取りではなくあく迄も越えると云う、渡り、越すと云う意思が明白なルート作りである。少しゆっくりできるのは岩峰基部を歩く時くらいだから気が休まらない。



正面、「北燕岳」稜線には一旦大きく「東沢乗越」へ下り標高差500mを登り返さなければならない




「東沢乗越」は、東沢を下る中房温泉登山口への分岐である。「北燕岳」から下って中房温泉登山口へと云うルートでもあるらしい。



樹林帯からハイマツのトンネルの連続をこなすと次第に高度が上がり、歩く先と歩いてきた岩峰の尾根が見える



「北燕岳」の稜線に上がり歩いてきた尾根を振り返る、此処で一人歩きは終了



「燕岳」への賑やかな稜線歩きに変わる



稜線の「北燕岳(きたつばくろだけ 2748m)」の岩を越えると更に賑やかになる



「燕岳(つばくろだけ 2763m)」山頂には10数人の人だかり、三角点を写真に撮ろうとすると「撮りますよ」と声が掛かり一枚、何とも有難い一人旅ではこうは行かない。



此処まで6時間10分掛かっているが陽が沈むまでには十分「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」は往復できる。
「燕山荘」から「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」までのアップダウンが厳しそうである



往復の所要時間は4時間30分、速足でいくら縮めるかが晩飯の時間に影響する
下って登って登り返すと云うアップダウンで歩くに従って山頂に向かう真正面の壁が大きくなる。コータイムでは55分を要するらしい



其れでも頑張って1453時「大天井岳(おてんしょうだけ 2922m)」山頂着。所要時間2時間10分、居合わせたお姉さんに此処でも声をかけて貰い一枚撮ってもらう。



歩いてきた餓鬼岳からの尾根と



槍・穂高・梓川



復路の所要時間は2時間と見当をつけて速足で登ったり下ったり、右足脹脛の痛みは何時の間にか気にならなくなっている。
陽が落ちるのと同時に「燕山荘」着。
お昼にはテント場をお願いすると予約をしていない為断られたが、テント場を確保、暗くなる前に晩飯にありつく。テント場がこの時間空いていると云うのは相当に幸運なのだろう。

2 件のコメント:

  1. こんばんは
    何と11時間の長丁場。
    しかも、緊張感のある山々で岩ばかり。
    珍しく出てきた先輩の写真を拝見すると、かなり痩せてきている。それはそうですよね。ハードですから、、、。
    下に読み続けるとまた、先輩が出てくる。
    電波の少ないところで、整理しているからかなり難しいと拝察しました。

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  2. 本当に「難路」です。お父さん曰く「餓鬼岳単独を目指して登る」と云うのは正解かも。しかし、餓鬼岳へのあの登りを下ろうとは思わない。ケンズリの岩峰をを越えるがマシと思うのは私だけでしょうか。ハードだけれど面白い。痩せました、山を下ると55㎏を切っているのが度々で酢。よって下るとたっぷり栄養補給してます

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