2021年10月4日月曜日

「悪沢岳(わるさわだけ 3141m)」第一日目


10月2日(土) 0240起床 (ーーー) 
天気 晴れ
気温 13℃

第一日目 
歩行距離 17.9㎞ 所要時間 8時間42分 総上昇量 1349m 移動平均速 3.2㎞(全体平均速 2.1㎞)
 
0415時 「鳥倉林道越路ゲート(1685m)」
0725時~0735時 「三伏峠(2580m)」
0820時 「烏帽子岳(2726m)」
0918時 「前小河内岳(2784m)」
0955時~1005時 「小河内岳(2801.6m)」
1207時~1215時 「板屋岳(2646m)」
1307時 「高山裏避難小屋(2262m)」

詳細は明日10月5日予定
*駐車場は出発時満車
*標高2500mラインの酸素不足は歩行に支障ある
*避難小屋一人、99%は塩見岳
*登山スタイルも様々。トレラン、軽装日帰り、避難小屋一泊山行、長駆一泊山行
*三伏峠まで:桟橋が大勢の登山者を迎えるにしては老朽化し不安定
*小河内岳まで:主稜線の縦走路樹林帯を抜けると展望が広がる展望が広がる、ハイマツと伊那谷側崩壊地
*板屋岳まで:小河内岳からの下りはガレと岩そして再び樹林帯
*避難小屋まで:緩やかな樹林帯の下りの中にお花畑、しかし今は秋花は無い

作日昼過ぎ中央アルプス、伊那谷、谷合の大鹿村を見ながら鳥倉林道を上がる。


野菜と砂肝を肴に



大雪渓カップ酒で明日からの山行に乾杯



鳥倉林道越路ゲート前駐車場はたった今三台に、ところがこの後深夜まで車が次々に到着、結局満車です。


翌早朝、小河内岳稜線がくっきり見える、天気は晴れ



登山口から三伏峠へは一本道、いきなり始まる急坂をヘッドライトを点けて良く踏まれた登山道を上がる。山腹をトラバースする登山道に掛かる桟橋が老朽化して不安定、丈夫そうな丸太に足を掛けて渡る。



三伏峠下の塩川小屋分岐、塩川小屋へのルートは崩壊で全面通行止めで登山道も荒れて判別し難い



三伏峠の直下で樹間に「仙丈ケ岳(せんじょうがたけ 3033m)」と「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ 2967m)」が見える



あと200歩が中々味がある



0725時、3時間10分掛かって三伏峠、三伏峠小屋は9月30日で営業終了。



台風明けの土曜日、次から次に登って来る登山者はその殆どが三伏峠から南へ「塩見岳(しおみだけ 3052m)へ向かう。ピストンのトレラン風、一泊装備等色々である。


南アルプス縦走路は主稜線の一本道である



「小河内岳(おごうちだけ 2802m)」から「赤石岳(あかいしだけ 3121m)」へ続く主稜線、縦走路は、大きなアップダウンがある道でもある



主稜線の木々は色付いている木、既に落とした木、そしてハイマツ、色とりどりの模様が広がる



「烏帽子岳(えぼしだけ 2726m)」で、この日初めて南アルプスの全貌が展開する
「仙丈ケ岳(せんじょうがたけ 3033m)」「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ 2967m)」「北岳(きただけ 3193m)」「間ノ岳(あいのだけ 3190m)」「農鳥岳(のうとりだけ 3026m)」「塩見岳(しおみだけ 3052m)」


主稜線縦走路は変化に富み、ハイマツ帯、樹林帯、ガレ場あり、そして崩壊地真上、縁ぎりぎりの際どい道は危険この上ない。



「小河内岳避難小屋」がくっきり見える、本日最高所である。


漸く谷向に荒川三山「悪沢岳(わるさわだけ 3141m)」「荒川中岳(あらかわなかだけ 3084m)」「荒川前岳(あらかわまえだけ 3068m)」の全貌が見える

 



「小河内岳(こごうちだけ 2802m)」から一気にガレ場を下り樹林帯に入る
小河内岳(こごうちだけ 2802m)」までは4人だった登山者が、2人になる。
先行する登山者のスピードは半端なく早いのであっと言う間に樹間に姿を消す。



「小河内岳(おこうちだけ 2802m)」と避難小屋は、展望は抜群だが水場が無い。



所々ザレた崩壊谷の真上を歩く、谷を覗くと谷底まで一気の崩壊だから怖い。



「高山裏避難小屋」まで一時間、「板屋岳(いたやだけ 2646m)」の山頂は樹林の中展望は無い、漸く来たかとホッとする山頂である



一時間弱で「高山裏避難小屋着」、小屋越しに荒川三山が真正面に見え、明日上がるカールのガレ場にジグザグに登山道が上がる。



先行した登山者は、先に進みカールを上がって「中岳避難小屋」乃至「荒川小屋」だろう。今時の登山者のスピードと体力には恐れ入る
水場は小屋前の谷をきっかり10分下るとたっぷり流れている。



満員の恐れもあるのでテント持参だが今夜は貸し切りである。駐車場の満車の車を見れば誰しも「避難小屋」は満員だと思うだろう。それが全て「塩見岳(しおみだけ 3052m)」へ向かうとは思いもしない。
持って上がった「茹で卵」で焼酎を飲み、アルファ米を親子丼にしてビーフンのお汁で早々の夕食。 



明日は、正面のカールを登って「荒川前岳(あらかわまえだけ3068m)まで3時間である


1600時には寝袋の中でうとうとする

2 件のコメント:

  1. こんにちは
    飛行機の上から拝見しております。
    こちらから見える位置にはおられるとは思いますが、見えないです。(笑)
    さて、電波がなくて文章だけでしたが、写真が綺麗です。
    また、8時間も歩くとは凄いですね。ここにきても衰えしらずですね。
    参りました。

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  2. いきなり標高が2500mを越えると流石に息が上がります、軽い高度障害ですが個人差があります。山旅本人はこれが顕著に出るので初日はゆっくりモードの切り替えて登ります。一日経つと馴化は済んで楽になるのです。其処を知って登るのと知らないで登るのでは行動量に大きく影響するので大事なポイントです。

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