2021年10月21日木曜日

「御堂山(みどうやま 878.3m)」に登る


10月21日(木) 0400起床 (134/84)
天気 晴れ
気温 7℃

「群馬県の山」の本には、「ジジ岩とババ岩の奇峰と変化のあるやぶ山」と紹介されている。国道254号線脇の「西牧関所跡」から作業道を上がって行く

「御堂山(みどうやま 878.3m)」
歩行距離 8.6㎞ 所要時間 3時間30分 総上昇量 559m 移動平均速 4.7㎞(全体平均速 2.4㎞)

0655時 西牧関所跡駐車スペース発
0700時 作業道入口(御堂山入口)
0740時 作業道終点(御堂山登山口)
0750時 小滝
0810時 ジジ岩・ババ岩への鞍部
0823時~0828時 ジジ岩・ババ岩展望テラス
0836時 ジジ岩・ババ岩への鞍部
0855時 高石峠分岐
0910時~0920時 「御堂山(みどうやま 878.3m)」山頂
0927時 高石峠分岐
0937時 ジジ岩・ババ岩への鞍部
0947時 小滝
0954時 作業道終点(御堂山登山口)
1020時 作業道入口(御堂山入口)
1025時 西牧関所跡駐車スペース着

関所跡から登ると云うのはそうそうある事ではない、女性が多く利用することから「姫街道」と呼ばれそして江戸期を通じて天領だったとある。


国道254号線からコンクリート舗装の路地が民家脇を上がっている。イノシシ除けの電気柵が張られた民家の脇に「御堂山入口」の標柱が立つ。作業道ではあっても現在使われておらず荒れ放題、下仁田町の登山案内にも「作業道は災害により歩行困難」と記されている。



上がって行くと「路面流出」「路体崩壊」「コンクリート舗装陥没」あらゆる災害が待ち受ける。
そして「山ヒル注意」に「熊出没」という有り難くない注意看板もある



作業道終点付近は土砂が全て流出し作業道が沢と化し、沢床の岩を上がると案内板がある登山口。



其れにも拘らず、ピンクテープが下がり踏み跡がしっかりしている。多くの登山者が登っている様子が伺える。作業道終点から沢を詰め上がると「小滝」がある。小さな水流が滴り落ちる「小滝」の右手のロープと岩のステップを使い攀じ登る。




「小滝」上は沢は大きく広がり陰気で暗かった沢が一気に明るくなる。
上がり切った鞍部が「ジジ岩・ババ岩」への分岐である


左へ細尾根を伝い大岩に当たると右へ大岩を巻き、巻いた先の大岩の小さな岩のテラスに出る。



テラスの真正面に二本の「奇峰」が屹立する。どちらがジジでどちらがババか分からないが、大きい「奇峰」がジジだろう。「妙義荒船佐久高原国定公園」の山は、彼方此方に岩峰が屹立乱立、姿形が奇異且つ危うい。まさにその二体である。



右手奥には大きな戦艦の如き「荒船山(あらふねやま 1422.5m)」が雲を被っている。
北風が強く冷たく寒いため雲を被っているのだろう



周囲の山の稜線は、どれもこれも奇岩奇峰がごつごつと立ち、立って歩けるような稜線ではない。



鞍部から右へ杉林を奥へ入ると「高石峠」分岐の案内板が掛かる。あちらこちらへ道が通じているらしい。



分岐を右へ、山頂へロープが下がる急斜面を上がり、さらに急な尾根を上り上がる



「御堂山(みどうやま 878.3m)」山頂は、木立の中で展望は無い



樹間から少し「妙義山」のほんの一部が見えるのみである
ゆっくり登って下って3時間半、ジジ岩・ババ岩目当てでもピークハンティングでも十分楽しめる。その証拠に下り着いた作業道入口(御堂山入口)で此れから登る二人連れに合う。
下仁田町だけでもこの山域の13の山が「山歩きガイド」に紹介されている。季節を変えて登ると云う事だろう



下山すれば「荒船の湯(700円、クーポン券で100円引き)」が待っているから云う事無しなのだ。



温泉から帰り道、左手に「御堂山とジジ岩・ババ岩」が見えると云うおまけ付きだから何とも致せり尽くせりである



「ヤマップ」デビューの積りが、山中で一回も「電子地図」を見る事も無く終わってしまう。
コースタイムを超過するような登路とか複雑に入り組んだルートとか、登りながらオヤッと云う事が無いと「紙地図」も広げないから「電子地図」もその時の必需品と知る次第です。

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    ジシ岩とババ岩ですか?奇妙な風景です。
    どの時代からその風景は記されているのでしょう。
    紙の地図でもしっかり動けるわけですので、電子に頼らず動けます。最近は携帯などの電子なしには生きていけなくなっておりますので、防災面からも訓練が必要ですね。

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  2. 「妙義荒船佐久高原国定公園」一帯の山は、すべてこんな風です。奇妙な形の岩が山に連なり、凸凹、ニョッキリ、実に奇妙な山域です。その山の一つ一つを「下仁田市」も「南牧村」も一枚の登山ガイドにまとめて紹介、ルーとも時間も景観もその技はお見事です。やりますなー

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