10月14日(土) 0320起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 7℃
山旅に出ると空と山の境界線のみ目に入る、上ばかり見ている。今朝も東の空が白み始めると南アルプスの稜線がくっきり浮かび上がる。甲斐駒ヶ岳もかく見えるのかとか、仙丈ヶ岳はかくも大きいのかとか独り言である
さらに南には塩見岳から赤石岳の稜線が連なるから登らなくても好い、見ているだけでも楽しい
昨日、経ヶ岳(きょうがたけ 2296.3m)を下りつつ、山頂を踏んでいない「御嶽山(おんたけさん 3067m)」に登るも良しと思いつつ下る。伊那谷から二時間弱で御嶽山ロープウェイ着、7合目まで運んでくれる。2014年9月27日の火山噴火による規制の中、2018年7月17日静かな裏ルートで9合目まで登ったままで山頂は踏んでいない。ならば、ロープウェイ経由で山頂を踏むかとロードマップを見ていると「?」
伊那谷を挟んで御嶽山と真反対の西に「入笠山(1955m)」が目に入る。此れまで山旅三昧のアンテナに全く掛からない「初見」の山である。然も「にゅうかさやま」と呼ぶらしい。
行楽の秋の錦秋狩りとなれば御嶽山の混雑は山旅三昧には耐えられない、ならばと「入笠山(にゅうかさやま 1955m)」に行き先を変更する
「入笠山(にゅうかさやま 1955m)」
歩行距離 1.1km 所要時間 56分 総上昇量 109m
0806時 首切清水登山口
0826時~0845時 「入笠山(にゅうかさやま 1955m)」山頂
0902時 首切清水登山口着
山頂直下まで上がっている林道脇に「首切清水登山口」、メインの登山口は少し先にあるらしいのだが静かな登山口を選択する
山頂まで30分の案内標識が建つ
カラ松とシラビソ混じりの樹林の中、岩混じり且つ少し急坂を登ること連れの脚で20分
山頂は広く遮るものの無い全周の展望が得られる
今秋山旅、初の山頂に満開である
眼前に「中央アルプスの全山」が並び
その奥に「御嶽山」と「乗鞍岳」、そしてその先に「槍・穂高」の連峰が並ぶ
その遙か先には「雪を被った白馬三山」
その奥に「立山と剣」が顕著である
振り返ると、真後ろには「南アルプス」の雄峰が目前だから驚く
この角度で甲斐駒と仙丈、この山のシルエットは初めて見る、「甲斐駒ヶ岳」の鋭鋒が此所まで鋭いこと、「仙丈ヶ岳」が荒々しいこと、「鳳凰三山」がこの二つの山に負けていないことが発見である。
山旅三昧のアンテナにこの展望が掛からなかったのかと反省頻りである
だから、登ってみないと分からない。
昨日の「経ヶ岳」の展望より数段勝る
2000m級を続けて登っているので足に疲れがくるでしょうが数日すると山足になってくるのじゃないでしょうか。奥さんも元気そうで良かったです。周りには懐かしい山々の沢山ですね。
返信削除年を重ねると筋肉痛はやはり三日目ですね「アタタ!タタタ!アタタ!タタタ!」と云いながら歩いています。久しぶりに山を見るので、山の稜線ばかり見ています。ほとんど全て歩いている山ながら遠くから見る山もまた好いものです。さてこれから先どうしようと、行き当たりばったりの山旅を算段中です
返信削除お疲れ様です
返信削除その声が聞こえそうです。(笑)
でもその痛みを超える素晴らし山がそこにはある。
空気や風景は脳に焼き付いて、経験したことがない人には伝わらない達成感があると思います。(私も経験してないので想像でしかないですが・・・)
何故か遠くの稜線を見るだけで「あのときの歩き」や「彼の稜線のあそこから見た山の景色」を一瞬で、匂いも、空気感も、色も、その時の疲れも思い出します。「登っただけ、歩いただけではないのだな」と心の底の湧き出しに少し驚く自分がいます
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