10月17日(火) 0330起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 12℃
0556時、ドンデン山荘発
歩き始めて5分後、東の雲から朝日が上がる。山に幾度登ってもこういうタイミングで朝日を眺めることは非常にまれである。木立の中では望めない、開けた稜線という条件が必須である
今朝は開けているのである
「金剛山(こんごうさん 962.2m)」
歩行距離 17.3km 所要時間 6時間45分 総上昇量 998m 移動平均速 3.6km(全体平均速 2.5km)
0556時 ドンデン山荘発
0612時 ドンデン 尻立山940m
0745時 滑石
0824時 雪畑山1002.8m
0814時 縦走路金剛山分岐
0912時 「金剛山(こんごうさん 962.2m)」山頂
0953時 縦走路金剛山分岐
1021時 雪畑山分岐
1032時 滑石
1227時 ドンデン 尻立山940m
1241時 ドンデン山荘着
ドンデン尻立山から東へ続く縦走路の右端に「金剛山(こんごうさん 962.2m)が見えている。距離おおよそ8kmアップダウンもあるだろう、稜線上の緑の帯は天然杉だろうと見当を付けて歩き始める
秋の稜線上で偶に且つ幸運なら、北風にそよぐ茅の原を歩くことになる。キラキラ光る穂の揺れる様は、「風が今あなたに!」と云っているようで実に気持ちが好い
0705時、歩き始めて一時間突然薄暗い天然杉の森に入る
辺りには「ゾウの牙」を持つ天然杉が立ち、一体には様々な姿をした天然杉が林立している
その天然杉の森が短く切れると生き延びた灌木の黄葉が映える。濃い天然杉の森の緑と小さい広がりながら陽を受けて透けて輝く黄葉が負けていないのが面白い
縦走路から分岐して向かう山は、今日の目的の山の一つ「雪畑山(10002.8m)」灌木の中の小さなピークだが、縦走路の中の貴重な1000m越えだから外せない
雪畑山山頂に、明治三十一年六月の三角点石柱がある
字体も最高、土木屋としては今日の縦走路歩きは此れで詰みです。感激しています。
とは云っても「金剛山(こんごうさん 962.2m)」に行かないわけにはいかない、雪畑山から縦走路に戻り大きく下って縦走路から分岐して登り返すと、地元白瀬集落の白瀬権現堂が祀られた「金剛山(こんごうさん 962.2m)」山頂
佐渡島の南半分の島が一望、地図通りに見えるのに少々驚き気味、当たり前すぎて少し戸惑うと云うことだろうか
山頂からは「金剛山から金北山への佐渡大縦走路」が一望である
佐渡島大縦走の中、黄葉は未だかと云いながらも、所によっては始まっている
今日歩いた佐渡島大縦走路の道中6~7割は天然杉の森の歩きである、ジメジメした湿った登山道の歩きだが雪と風に耐えた天杉は見応え十分である
天然杉の株立ちの右半分に過ぎないが巨木が6、7本群立する
その左半分に地を這った巨木が6,7本立ち上がっている。
株の絡み合い、その混雑、乱雑ぶりは、巨大な解けないパズルである
今日の縦走路歩きも、遠く且つハードの上り下りながら楽しませて貰う
小さな島の縦走路などと侮ることなかれ
下ったドンデン山荘で一番風呂を浴びつつ、たっぷりの自然を残す山に感謝する。残そうと思わないと山の自然は残らないから貴重である
明日は、「佐渡金山」で金を掘る?
佐渡島にも結構高い山が有るんですね。目的無かったら佐渡島に渡る事は無いですから。佐渡金山跡を見学いいですね。大分寒くなって来ましたので体調を整えて楽しんで下さい。
返信削除離島の山などその気にならないと、とてもその気になら無いと行くことも登ることも思いますが、渡ってみると歩いてみるとそして登ってみると相当に惹かれます。嵌まりそうです
返信削除おはようございます。
返信削除コメント消え病に何度もやられております。
佐渡の金山の歴史は想像を絶することが当時はあったものと推察されますね。
そのころに生きておられて人から現在をみると、今は昔・・・
と驚くのかもしれないですね。
山を歩きながら見る佐渡は、ひと味もふた味も違います。残っている豊かさが、自然のみならず、食にも、里にも、畑の脇の柿にもたっぷり豊穣です。島の暮らしや有り様、これから先の展開など、本土とは全く違うものになりそうな予感があります
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