4月28日(日) 0400起床 (ーーー)
天気 曇のち晴れ
気温 16℃
0550時、日之影町から県道6号を見立に向けて18km遡り、煤市集落への林道を上がる。
煤市集落最終人家から500m程上がると「乙野山(おつのやま 1100m)」登山口、さらに煤市集落から「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」登山口まで35分である
「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」
歩行距離 1.4km 所要時間 1時間42分 総上昇量 251m
0640時 林道登山口発
0714時~0720時 「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」北峰
0737時~0743時 「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」南峰
0754時 「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」北峰
0822時 林道登山口着
県道6号から煤市集落経由で登山口まで林道は全線舗装で難なく登山口着、林道は高千穂に通じるが土砂崩落で全面通行止めである
林道登山口から右植林地、左自然林の急な尾根を上がると森の切れ間に「祖母山・古祖母山」が谷向かいに展開する。九州のホームグランドは「祖母山・傾山一帯の山塊」、とは云え其れは50数年前の話しでスズタケが消えた今、「一帯の山塊」は様変わりし昔の面影は無いと聞く。
急な尾根を10分登り上がると「二ツ岳八幡宮」の小さな石の祠が建つ、石の祠にはお賽銭が山と積まれている。
今この瞬間の「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」と云えば「ヒカゲツツジ」の大群落の花、花、花の筈だが遅かった。それでも薄黄色の小さな花が迎えてくれる
「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」山頂は樹林の中で展望は無い
山頂先の森の切れ間から「古祖母山と祖母山そして大障子岩」が展開する
概念図を頭に浮かべながら眺めるも、眼前の展望は遙かにそれを超える深山幽谷の趣がある。難は山麓の伐採跡くらいだろう
それを「ヒカゲツツジ」が慰める
この大群落の満開、何年に一回なのだろうか、見事な斜面に変身するのだろう
「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」北峰からお助けロープの張られた急斜面を下り、さらに急な尾根をロープの助けを借りて「二ツ岳(ふたつだけ 1257.1m)」南峰に上がるも展望は無い。
が、森の隙間から見える「傾山」が格好いい、惚れ惚れする。
「乙野山(おつのやま 1100m)」
歩行距離 3.8km 所要時間 2時間25分 総上昇量 439m
0907時 煤市集落上登山口発
0941時 伐採地
1000時 追越
1028時~1038時 「乙野山(おつのやま 1100m)」山頂
1102時 追越
1132時 煤市集落上登山口着
煤市集落上まで林道を下ると林道脇の作業道に、ここら辺りだろうと気をつけないと見逃しそうな「乙野山」の小さな案内板が掛かっている。
登る人とて今や無い尾根の深く掘られた峠越え旧道を厚い落葉を踏みながら登り上がる
その旧道中程で突然伐採地が現れ、その伐採地に縦横にワイヤーロープが張られている。
伐採木を搬出するワイヤーロープを避けながら伐採地上段を登る
伐採地から少し登ると「追越」の峠、大きな杉の古木が立つ
その足元には二体の地蔵尊が置かれている。日之影から高千穂に越える旧道、牛馬や人が越えた昔の峠、行き倒れだってあっただろう。
その峠の上が伐採地の最上部、ワイヤーロープが立木に四方八方から固定されている
山頂に向かう尾根はブナの大木が伐り残され自然林が残っている
その新緑が殊の外美しい
「乙野山(おつのやま 1100m)」山頂は、そのブナの森の中で展望は無い。風が新緑の枝先を揺らすのみ。
伐採地上部に下るとガスが切れており、ワイヤーロープは山腹に幾筋も張られその熟練の技に感嘆である。
下る尾根から小さな「煤市集落」が新緑の中に開ける、標高は600mを超えるだろう。
静かな暮らしが何百年も続いた集落の雰囲気が伝わる
明日はまた雨が降る