2024年4月26日金曜日

花崗岩の岩峰「鉾岳(ほこだけ 1277m)」に登る


4月26日(金) 0330起床 (ーーー)
天気 曇のち雨
気温 10℃

0530時鹿川キャンプ場駐車場を出発、キャンプ場真正面に「鉾岳(ほこだけ 1277m)」が屹立する。



「鉾岳(ほこだけ 1277m)」
歩行距離 5.3km 所要時間 4時間14分 総上昇量 727m

0530時 鹿川キャンプ場駐車場発
0645時 スラブ下沢徒渉
0736時 「鉾岳(ほこだけ 1277m)」展望所
08700時 滝上ナメ沢徒渉
0815時~08290時 「鉾岳(ほこだけ 1277m)」山頂
0829時 滝上ナメ沢徒渉
0914時 スラブ下徒渉
0944時 鹿川キャンプ場駐車場着

真紫のミツバツツジを愛で


薄紫のミツバツツジを楽しみながら次第に急坂になる雌鉾一枚スラブ下を登る


0628時、日本最大級と呼ばれる雌鉾の一枚スラブ下に立つ、今朝はクライマーは取り付いていないが見事なスラブが立ち上がる。30年~40年前なら登行意欲を擽られていただろう。


ミツバツツジの群落の中を登り上がると


岸壁下の沢に出る、眼前に一枚岩のスラブを滑り流れ落ちる滝が目に入る、


その滝の直ぐ脇のスラブにはボルトが打ち込んである。クライミングルートの一つらしい水を浴びないまでも楽しめるルートに違いない。


その滝の下をアルミ板と固定ロープで渡り、滝見新道に入る


濡れた岩場と固定ロープが掛かる悪路は緊張感が半端ない
雌鉾基部から流れ落ちる一枚スラブの滝は、この地点から見ても高度感が半端ない






その滝の真下に大人気の「パックン岩」が大きな口を開けている。


滝見新道はほぼ全線が急壁で固定ロープが張られ


根がらみの登りと


梯子の連続である



固定ロープと根を掴み慎重且つ大胆に登り上がると谷向かいに丸い岩頭の雌鉾山頂、その奥栂の林の雄鉾山頂、高度感が半端ない。


スラブを流れ落ちる滝上はスラブの滑床、渡渉して雄鉾の山頂へ登り上がる、アケボノツツジが満開である。


そのアケボノツツジの奥、谷の向こうに「大崩山」なんとも華やか


雄鉾岩峰の山頂からは、真下に上鹿川の集落が新緑中のに点在する様が実に美しい



栂の大木の中「雄鉾(1277m)」山頂、山頂下に「雌鉾山頂」が見えるがアルミの梯子が掛かっている


あのアルミ梯子を登って花崗岩の岩頭「雌鉾」山頂に立てと云うことらしい
とてもとても、登ってみる気にもならない危険この上ない山頂である


下りながら見る「雌鉾」の天辺、花崗岩の岩頭に誰が立つのだろう


滝見新道とは別ルートの下山路を固定ロープを掴み、一歩一歩慎重に下る。確かにこの急壁にはこのルート以外登り、下るルートは無い。
沢を渡りスラブ下を下ると緩くなる、緊張が揺るむと満開のミツバツツジも目に入る


危ない上り下り危険この上ないが見所満載、充実感はたっぷり味わえる
覚悟して登られたい

2 件のコメント:

  1. 綺麗なものにはとげがあるといいますが、きれいな風景、花、滝、眺望の映像を見る側は感動・・・・しかし先輩がそこまで気合を入れて登っていると考えると想像するだけで、息が上がりそうです。
    それにしても滝の写真は素晴らしいですね

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  2. 山好きでも登っていない人は多いかも知れない。登ってみないと分からない魅力、高さや
    険しさでない魅力、里山であっても此所まで残る自然、山旅とは何ぞやと思わせる山です

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