2013年5月7日火曜日

手づかみ


5月7日 0530起床 (134/92)
天気 晴れ
気温 12℃

天気は良いし風は北から北東、波の高さ1.0m。
再度イサキ釣りへと云ったら、妻と娘はキスフライと云う。
パンパンのイサキではなく、キスのフライだと。
イサキは逃げないだろうとキス釣りに行くことにした。
久しぶりに通い慣れた磯の様子も見てみたいし、瀬際の砂の付き具合も見たいと云う事で磯から釣ることに。
海は凪、磯際も静かなもの。
しかし、キスは磯からではちょっと早いのか全く当りが無い。
場所を変えながら釣る。
磯がまだ波を被る時間なので潮は深い。
ひょっと足元を見ると波を被る磯に何やら赤黒いものがいる。
釣りながら再度見てみるが何やら軟体動物に見える。
ウミウシ、タコ、うみ蛇?、はてなんだろう。
顔を水面に近づけて見るけれども波に揺れて良く判別できない。
フック等の道具は持ってないし確認する術は、手で掴んで海から上げるしかない。
軍手なし、素手で一丁やってみるか。
腕まくりをして海中に手を突っ込んで思いっ切りつかんだ。
軟体、グニャグニャ、気持ちいいもんじゃない。
掴んで引っ張り上げようとしたら手に軟体が絡まり吸い付く。
蛸だ。
一寸手強いぞ。
磯に張り付きながら手に吸い付きだんだんひじのほうに上がってくる。
思いっ切り磯から引きはがし、もう一方の手で絡んだ蛸の足をはがそうとするけれども上手く行かない。
思いっ切り腕を振って引きはがそうと試みること数回、やっと蛸を磯に叩きつけた。
蛸はしっかりとした足取りで磯の上をスイスイ水面を目指す。
そうはならじと再度手づかみしてクーラーボックスへ。
クーラー―ボックスの中で動き回り厄介なので、持っていたビニール袋を広げて入れると、タコは袋の中でぐにゃぐにゃしていた。
なんと手づかみで蛸を取った。

キスは磯からはやっぱりまだ早い。
7尾だった。
帰って早速、7尾はフライ用に拵え、
蛸は塩でぬめりを取り、塩と酢をチョイ入れた鍋で9分間茹でた。
地蛸に刺身の出来上がり。
お昼時なので、早速頂く。
只頂くのも蛸に失礼なので冷えたビールをグビッツと飲んで摘んでみた。
美味。
小味あり、
歯ごたえあり、
皮に微妙な滋味あり、
蛸は手づかみに限る。



2 件のコメント:

  1. 歩いて行けるところにキス、タコ、、、何と贅沢三昧でしょうか?
    イサキよりキスと言われ、了解!と言って釣れるとことが凄い。都会では考えられない事ですよ。
    海あり山あり畑あり、自給自足で、お金が要るのは先輩のガソリンだけ、、ビールに焼酎、酒にワイン、、何と贅沢な羨ましいです。

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  2. 朝早く起きないと一日がこなせない。自分時間が忙しい。
    釣り、捌く、飲むで一日が終わる。
    或いは、畑、夏野菜、竹山、こさんダケ、煮る、飲むで一日が終わる。
    この間に、山旅準備に山構想なのでとても遊んでる暇はない。

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