2017年11月10日金曜日

岩峰の「冠山(かんむりやま 1256.6m)」「金草岳(かねくさだけ 1227.1m)」に登る


11月10日(金) 0345時起床 (123/88/74)
天気 晴れ
気温 3℃

夜が明けない狭い県道を登山口まで37㎞走る。峠を越えると「徳山ダム」、ダムから林道を乗り継いで「冠山峠」へ、ライトの灯りだけが頼りの走りは恐怖心との戦いでもある
崖路の上であることは判断できるのだけれど、50mの崖なのか200mの崖なのかはライトの灯りでは分からない。200mの崖と想像しただけでハンドルを握る手に汗が。
走り上がった「冠山峠」に格好の案内板が立っていた
現在地は此処です。
北は石川県、西には滋賀県、岐阜県に居ると云えるのだろうか

「冠山(かんむりやま 1256.6m)」
歩行時間 5.2㎞ 歩行時間 2時間23分 総上昇量 524m

0630時 冠山峠発
0746時~53時 「冠山(かんむりやま 1256.6m)」山頂
0853時 冠山峠着

冠山峠に石碑が建っている。ダムに全村沈んだ村、合併した村等その記念の石碑である。歴史ののうねりと波からは小さな村とて逃れられない。
そして此処は、日本海と太平洋の分水尾根でもある
揖斐川の源流なのである










冠山は、「奥美濃唯一の岩峰」として紹介されている
尖っているので岩峰とは知れるが、逆光で真っ黒く詳細は不明である









岩峰基部に向かって分水尾根を歩いていくと「朝日」があがる
それも「岩峰の基部」から上がる。ますます岩峰の詳細は分からなくなる













岩峰の基部に向かって、ブナの分水尾根をアップダウンすること10回、岩峰基部に到る












北方向の展望は全開なので、笹の原っぱ「冠平」の先に「白山」が白く雪を被っている













岩峰基部から山頂へは、岩場の一直線の登り頑張って登るしかない
幸いなのは、岩の層が逆層でないのが救い、足掛かり手掛かりがしっかりしている















岩場の天辺の「冠山(かんむりやま 1256.6m)」山頂は狭い。おまけに反対側が150mも切れ落ちているかと思うとあまり長居したくない













山頂から「徳山ダム」方向を覗くと「ダム湖の雲海」である。此れはそうそう見る事は出来ない。
雲海を出現させるほどに「ダム湖」の湖面は広いのである










昨日登った「能郷白山」は、ガスの中である。兎に角南からの風が強い
日本海を進む低気圧に向かって強烈な風が吹き込んでいる











峠を挟んで反対側の「金草山」を見つつ下る
「冠山(かんむりやま 1256.6m)」を峠まで降りたら登る。











 「金草岳(かなくさだけ 1227.1m)」
歩行距離 8.2㎞ 歩行時間 3時間25分 総上昇量 836m 移動平均速 3.1㎞(全体平均速 2.4㎞)

0900時 冠山峠発
0944時 桧尾峠
1037時~49時 「冠山(かんむりやま 1256.6m)」山頂
1127時 桧尾峠
1225時 冠山峠着 

峠の林道を挟んで反対側に小さな祠の横に登山道の表示が藪っぽい方を向いている













「金草岳」へは、冠山峠から一旦大きく下る。下った先が「桧尾峠」である。この峠は石川県側からの登山道が分水尾根に登り上がった地点である 
「桧尾峠」に到る登山道から見る「金草岳(かなくさだけ 1227.1m)」は、山体が大きく姿が美しい










「桧尾峠」から見る「金草岳(かなくさだけ 1227.1m)」は更に大きく、他の山を圧倒している














山頂へ大きく切り開かれた笹の登山道を登って行くと、シャクナゲに花芽が沢山付いている
来春の花の時期、シャクナゲロードになりそうである








山頂に向かって分水尾根を登って行くと南の風はますます強くなる
ストック無しでは登れない、ストックで体を支えバランスを保ちつつ一歩一歩登る
体をもっていかれそうになる
山頂手前のピークから山頂へは一旦下り登り返すのだが、このコルの風は半端じゃじゃない
風速20mを越える風が吹いている
笹が風に大きく波打つ、笹の原の意味がこの風でよく理解できる。
風衝地なのである




「金草岳(かなくさだけ 1227.1m)」山頂は、笹を刈りこんだ小さな広場である
「冠山」をバックに、分水尾根をバックに山頂写真である











「金草岳(かなくさだけ 1227.1m)」から「冠山(かんむりやま 1256.6m)」にいたる分水尾根が、日本海と太平洋を分つかと、何だか神妙になる
下りながら見返した「金草岳(かねくさだけ 1227.1m)」は分水尾根の盟主として凛である









そして、見る方向によっては「双耳峰」であるから羨ましい












「金草山」からの下り、分水尾根から「ブナの木一本と冠山」が絵になる




















冠山峠から車で下りつつ、朝方は暗闇で見えなかった「冠山(かんむりやま 1256.6m)」が、その岩壁を堂々さらしている。存在感十分である

ロックフィルの徳山ダムはこの山中で南風に波が立ちまるで海の如くである
堤体の大きさは日本有数、多くのカメラマンがファインダーを覗き込んでいる










その先には湖面と黄葉である
0500時発で冠山峠まで37㎞を1時間、1300時発で本巣市まで73㎞
奥美濃の山は深い。
明日は大荒れの天気らしい、そして明後日から一級の寒波がやって来るとか
だんだん山が難しくなる

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    月曜の朝からの会議出席のため、日曜の夜に夜間飛行!!
    満席の飛行機、、。単身赴任が多いのか?サラリーマンでごった返している。旅行者も多い。
    山の感じとは全然違う。笑笑
    下界はこんな感じです。

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  2. 山も混むほどでは無いけれど、林道を走ると真っ暗中に人が立っています。
    構えているのはカメラ、朝日と湖面、朝日と山並み、朝日と雲海なのでしょうか。奥へと走って行く我が山旅号をじっと見つめてくれます。「何処に行くの?」と云う目線でしょうか。カメラも一台二台じゃなく、仲間が大勢で三脚を立てているから、最初は何事かと思ってしまった。つまりはコンテストなのでしょうか。一人旅の私にはとんと縁が有りそうもない。しかし、お互い楽しんでるのは間違いない

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