2017年11月3日金曜日

「小秀山(こひでやま 1981.7m)」に登る


11月3日(金) 0400起床 (142/95/70)
天気 晴れ
気温 4℃

御嶽山を取り巻く「阿寺山系」の最高峰が、「小秀山(こひでやま 1981.7m)」であるのを知ったのは「御前山」を調べた時である
その「御前山」からあの山かも知れないと写真を撮る
峰の連なりの真ん中あたりが「小秀山(こひでやま 1981.7m)」かなと見当を付けたのだが、なんと左の高いピークがそうだったから驚いた







「小秀山(こひでやま 1981.7m)」
歩行距離 15.7㎞ 歩行時間 7時間00分 総上昇量 908m 移動平均測 3.8㎞(全体平均速 2.2㎞)

0610時 乙女渓谷キャンプ場管理棟脇二の谷登山道発
0700時 夫婦滝
0833時 カモシカ渡り
0854時~0904時 三の谷登山道分岐
0935時 第一高原
0949時 第二高原
1006時 第三高原
1022時~46時 「小秀山(こひでやま 1981.7m)」山頂
1057時 第三高原
1114時 第二高原
1127時 第一高原
1144時 三の谷登山道分岐
1244時 三の谷登山道入り口
1310時 乙女渓谷キャンプ場管理棟脇二の谷登山道着

「小秀山(こひでやま 1981.7m)」を調べていた驚いた、この山「二百名山」である。にも拘らず「新・分県登山ガイド(改定版) No20 岐阜県の山」には掲載されていない。掲載されていない訳探しも含めて登る事にする。ルートは、二の谷を登り、三お谷ルートを下る。
乙女渓谷キャンプ場管理棟脇から渓谷に掛かる橋を渡り二の谷に入る。







登山口を入ると二の谷は、遊歩道として木製の桟橋や梯子段、階段が完璧に整備されている。













その遊歩道から「ねじれの滝」
















「和合の滝」
















「夫婦滝」を見る
遊歩道は此処で終わる
















「夫婦滝」右岸を落石に注意しつつ、此れは上からの落石も、自分が落とすかもしれない落石にも注意しつつ高巻く。
「夫婦滝」の落ち口の上に「子滝」が掛かる
















「子滝」の左岸を高巻き登ると「孫滝」が掛かる
沢筋を辿るのは此処で終了、最後の水場である
この辺りから経験者の領域に入る

















「孫滝」から右岸の急斜面を両手両足を駆使して登る。
極め付けの難場が「カモシカ渡り」とあったが、下段は「木の根っ子掴みの登り」、上段が「チムニー状の岩登り」である。距離も高さも無いので、慎重に登れば十分越す事が出来る。















山稜は狭くなり木立も濃くなるが一登りで「三の谷登山道」と合流する
合流後も傾斜は緩むことは無い、この標高で桧の森を登っていることに少し感動する
標高1600mから1900mは、ブナやカンバの落葉樹の森であり、葉を落とした森を遥か先まで見通せる。ところが此処では見通せず深く緑豊かで森は黒い。






最初のピーク「兜岩」を越える



















「御嶽山」を見つつ
越えた先が「第一高原」と名がつけられた展望の原
下って登り上がると「第二高原」の展望地、















美濃の山を見つつ
下って登る上がると「第三高原」の展望地、













「小秀山(こひでやま 1981.7m)」山頂と避難小屋が直ぐ其処である














「小秀山(こひでやま 1981.7m)」山頂からの「御嶽山」は、此れまでで最も近づいた












御嶽山の谷の一筋、一筋が指呼の間である














南には、「恵那山」と「鬼三界山」が墨絵のごとく霞むから嬉しい。












木曽檜の山である。遥か昔から「経済」を支える「木曽檜」と頭では理解している。しかし、それでも原生の森として残っていたならば、世界に誇る真の「世界遺産」であったろうと勝手に想像する。それほどの夢を抱かせる山の連なり、山の重なりである
下りつつ、檜の巨木の朽ち果てかけた切株を見る。
倒される前の山、檜の巨木の森を思い浮かべる。江戸の初期芽生えて300年の森、その時代より先の森でもあったかもしれない。
戦国時代や、江戸の昔を感じ取れる山は僅かしか残らない。その一つが此処なのだろう




僅かばかり残った「檜の巨木」を見上げながら美林を味わいつつ下る
何故「分県の山」に掲載されていないか?
残らなかった檜の「美林」と関係があるやも。
そしてそれを伝えきれなかった懺悔もあるかもしれない
そこまで、思いを巡らす山は僅かである。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    綺麗な写真ですね。ドタバタ忙しいこちらの生活とは全然ちがいますね。
    心癒されます。スガモンさんに言われたように出来るようにとは言いませんが、根本的に間違いか?違うのかもしれません。
    まずはリセットしないと間に合いません。

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  2. 単線を一気に走るよりも、複線、複々線を行ったり来たりの走りも良いのかも知れません。しかし、そうは言っても行ったりの来たりの時間はどこにあるのでしょうか。物理的にあるのか、無いのか、架空の時間としてあるのか、持てるのか?。さてどちらであったのだろう。
    今現在、山にいる自分は現実だから、きっと物理的時間を作っていたのかも・・・

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