2020年7月6日月曜日

 「雛岳(ひなだけ 1240.3m)」、笠松峠西から「石倉岳(いしくらだけ 1202m)」に登る


7月6日(月) 0300起床 (---二頭が
天気 ガス時々晴れ
気温 15℃

道の駅「しちのへ」の対面は「日本軽種馬協会 七戸種馬場」である。馬産地なのである

道の駅「しちのへ」の芝に「ダービー馬」二頭が並び立つ、平安の昔から馬との長い付き合いが名馬を産むと云事だろう。

のみならず、道の駅「しちのへ」の隣には「とろける大瀧」の看板が立っている

注文したのは「とろけるチャーシューラーメン(850円)」
チャーシュー五切れは箸で摘まむと崩れかかる、口に入れると噛むまでも無く蕩ける
完食である

「雛岳(ひなだけ 1240.3m)」
歩行距離 7.9㎞ 所要時間4時間00分 総上昇量 539m 移動平均速 3.4㎞(全体平均速 1.9㎞)

0533時 箒場岱駐車場発
0536時 又兵衛茶屋登山口
0637時~0647時 小岳分岐
0747時~0815時 「雛岳 (ひなだけ 1240.3m)」山頂
0850時 小岳分岐
0930時 又兵衛茶屋登山口
0933時 箒場岱駐車場着

道の駅「しちのへ」を出て高台に上がると畑の先、森の上に朝陽が朝焼けと共に上がって来る

今日は登れるきっと天気は持つ

0510時、八甲田に上がると箒場岱の先に「雛岳(ひなだけ 1240.3m)」が浮かぶ、ガスが掛るも支障はない
謳い文句は「高田大岳の寄り添うように秀麗な姿を見せる雛岳」である
左右対称、全山緑、これ以上山に何を望むのだろうと云う姿は美しい


登山道に入ると全山緑のブナの森が続く、二次林の中に用材として百年前に見捨てられた姿形の悪いブナの大木が立つ。今このブナが八甲田のブナの物語を語ってくれている
歩いているとブナの森の美しさに打たれる。未だ三~四日目と云うに感動に酔いしれている
          
雪の深さは此処八甲田では軽く五メートルを越える、この山の一年は想像を遥かに超える

ブナの森を登りきると八甲田の一峰「小岳」との分岐に至る、分岐標識に「6」とある、六合目と云うことらしい
          
この分岐から残り標高差「400m」は、(鼻こぐり)と云うらしい。「鼻を地面にこすりつけるほどの急斜面」という意味らしい
それでも慰めてくれるのは(鼻こぐり)途中に振り返る八甲田の山である

斜面には豪雪に潰され圧縮された樺がのたうつ、想像を絶する雪の圧力が登る身にも掛かる

更に下には刈り込まれた「箒場岱」が広がる。森と対照的な人と自然の和が有る

我慢、我慢、滑るな、越えろ、掴んで登れの(鼻こぐり)が緩むとハイマツの根元に「雛岳(ひなだけ 1240.3m)」の三角点が建つ

山頂はこの三角点より少し歩いた先の高みである、ガスの中に微かに背後の「山(高田大岳)」が入る

ガスが切れないかと待ちに待っていると「高田大岳 1552m」「八甲田大岳 1584.4m」「赤倉岳(1298m)」が歓迎してくれる
梅雨の真只中、迎えてくれてありがとうと感謝しつつ下山する


「石倉岳(いしくらだけ 1202m)」
歩行距離 1.0㎞ 所要時間 1時間07分 総上昇量 107m 移動平均速 2.9㎞(全体平均速 0.9㎞)

1030時 笠松峠直近鳥居発
1100時~1120時 奥宮
1137時 釜松峠直近鳥居着

この山の凄いのはこの紹介で決まる
「南八甲田山、北八甲田山十八峰の中で唯一全山岩峰の山」、岩が累々と積み重なった山である
しかし、山の凄さと人気は比例しない
登山口は残雪期には各峰への山スキー出発地として超有名な笠松峠直近にも拘らず、登山口の鳥居は笹の中である。その気になって探さないと「石倉岳大神」の鳥居は見つからない

鳥居の奥に「社」が、桟木に守られている

登山道は岩を潜り潜り

且つその先の笹薮も潜り掻き分ける

ハーケンやボルトの埋め込まれた岩壁の下を抜ける。真新しいボルトからトレーニング岩場らしい

岩場の道から振り返ると、南八甲田の盟主「櫛ヶ峰(くしがみね 1516.5m)」が尾根の先に遠い
南八甲田の「最深部」且つ一番のロングコース、シーズン中登山者は稀、よって残雪期山スキーを履いて登る。挑戦するも敗退だった。思い出が蘇る。

30分登ると大岩壁の下に赤い奥社が建つ
山頂はこの大岩壁の真上、取り敢えず奥社の上の岩場を到達点として完了

ここからの「櫛ヶ峰(くしがみね 1516.5m)」が素晴らしい。敢えて人を入れないが為に登山道の手入は無し。守るとはこう云う事なのです。

素晴らしいのは広がる森の大きさ、広さ、深さ、手付かず、北海道ではないのだからと思ってしまう。

日本三大秘湯「谷地温泉(600円)」でたっぷり体を癒して八甲田を西に越えて秋田に向かう
取り敢えず青森西の南端「碇ヶ関」で「ミズの漬物」と「餃子」をやっている
秋田に向かうと云っても「明日」「明後日」も雨なので朝湯と朝酒である
          

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    凄いですね。先輩は秋田にいるんだね。と色々な人から声がかかる。
    ブログかFacebookを見られたのか?私にコメントがないことも心配される。

    災害とコロナにこなされてます。
    九州は大変なことになっております。
    自然は怖いです。

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  2. 山に入って何時もの自分に戻っています。目が、耳が、五感が次第に研ぎ澄まされるのが実感できます。何よりうれしい。
    とばっかり言っておれない九州の大洪水、水が出ても一人の死なせない避難訓練は今からでも遅くない。死ぬなかれ殺すなかれ。

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