2021年7月30日金曜日

「大仏岳(だいぶつだけ 1166.8m)」撤退・「大石岳(おおいしだけ 1058.9m)」に登る


7月29日(木) 0330起床 (ーーー)
天気 曇りのち晴れ
気温 21℃

(昨日電波が無かったので今朝7月30日書いている)
南の空は雲が切れている、早起きして台風避難した「東北自動車道花輪SA」を出発



十和田ICで ETCゲートに入ると「経路不明」でゲートが開かない。係員さんによると「入ったインターのデータが無い」と云う。日本全国高速道路で山旅して初体験、ETCも完璧ではないらしい。紙の清算書を記念にとっておこう。



鹿角市から仙北市へ国道341号で八幡平西を南下する。山中を走る国道341号には鹿角市側も仙北市側にも「クマによる人身事故防止のため 入山禁止」の立て看板が道路脇に立っている。


立て看板を写真に収めて走り出したその瞬間、目の前左の藪に熊が飛び込む。まさかこの目で見るとは八幡平この辺りで入山したら確実に熊と出会う。なんだか大変な一日になりそう



国道341号から田沢湖北で国道105号に乗り仙北市上桧木内着、田沢スーパー林道に入ると入り口に「土砂崩れのため通行止め」の看板が有る。



車の轍が有るので入っていくとものの30mで両側から藪が掛かる。とても入っていける状況ではない。



「大仏岳(だいぶつだけ 1166.8m)」は撤退、登山口は7㎞先と云うからとても入る勇気はない。



次に登る予定の「大石岳(おおいしだけ 1058.9m)」へ国道105号を南下し西ノ又林道終点の登山口を目指す。



山旅号は、沢に橋が無いので1㎞手前の駐車スペース止まり。




「大石岳(おおいしだけ 1058.9m)」
歩行距離 7.3㎞ 所要時間 4時間23分 総上昇量 630m 移動平均速 3.6㎞(全体平均速 1.7㎞)

0805時 駐車場発
0815時 林道終点登山口
0825時 小沢横断
0848時 眺望地点
0855時 山頂まで2㎞地点
1028時 山頂まで500m地点
1056時~1105時 「大石岳(おおいしだけ 1058.8m)」山頂
1128時 山頂まで2㎞地点
1158時 眺望地点
1214時 小沢横断
1218時 林道終点登山口 
1228時 駐車場着

駐車場から左へ下り沢を石伝いに渡渉する,木橋が流されて使えない



藪化し荒れた水溜りの林道を10分歩くと左斜面に赤テープが下がる登山口



取付きは杉の植林地で赤テープを頼りに下草の藪の踏み跡を辿って登る



植林地を乗っ越すと小沢に出て対岸の急斜面を小尾根に向かって登る



小尾根はロープが下がる急尾根でステップらしいステップが無いので確実に歩を刻まないとずるずる滑り消耗する。



登山口から30分上がるとルート唯一の眺望が効く地点に上がる。秋田駒ケ岳は雲の中山頂部は見えない。通常なら既に下山している時間帯の登りは、蒸し風呂の中を登っているようなもので既に全身汗まみれである。



山頂まで2㎞地点の標柱迄40分掛かっている。



小尾根から山頂稜線に上がる地点付近は藪化していたらしい、刈り払いが上部に向かってされている。



稜線に上がるとブナの森が山頂に向かって広がる、この稜線で微かに風が渡る。これまで全くの無風且つ日射と蒸し風呂でピッチは全 く上がらない。




山頂まで500mの標柱、2㎞地点から1時間33分掛かっている。驚くほどのスローペースである。



山頂下は、ブナの森から小さなブナと刈払いされた笹薮に変わる


山頂は、藪が刈り払いされた広場になっている



山頂の標柱の高度は「1058.8m」とあり山の本の紹介より10㎝低い。此れも珍しい



山頂周囲は低い灌木に囲まれており展望は僅かに秋田駒ケ岳の山頂付近が見えるのみである



下りは滑らぬように転ばぬようにストックを自在に使い回し用心しながら下る。その間も容赦ない暑さと蒸し風呂状態は変わらない。
夏の低山は早出に限ると思い知らされる。
角館に下り「かくのだて温泉(600円)」で濡れた装束を脱いで漸く人心地、かくのだて温泉は妥協しない熱いお湯と湯船に鎮座する大石がカッコいい大満足の温泉です。



翌日、秋田県・岩手県境の「貝吹岳(かいふきだけ 992.2m)」から秋田駒ケ岳・和賀・朝日山塊・岩手山・早池峰山の展望を楽しもうと、国道46号県境の仙岩トンネルヲ抜け岩手県側の国道の旧道を上がり「国見温泉秋田駒ケ岳登山口」標高m880mで一杯やる



ところが話は此処で終わらない。
今朝、7月30日0300時、標高880mの天気は雨、山はガスの中、展望は効かない、展望見たさの「貝吹岳」山行中止。
ならば、電波が有る道の駅「雫石あねっこ」で「大石岳(おおいしだけ 1058.8m)」を打とうと走り出す。ところが舗装路面にも拘わらず何かを踏んだようなゴトゴトと音がする。
「ウンッ」
山旅号を停めて確認すると右後輪がパンクしている。
0430時、ヘッドライトを点けてタイヤ交換して道の駅「雫石あねっこ」でブログを打ちつつ「タイヤ屋」さんが開くのを待っている
開かずのETC事件、クマ遭遇、林道通行止め、蒸し風呂登山そして〆がパンクと来た
今日は何処かで厄払いだ。

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    開かずのETC.クマ遭遇、林道通行止め、暑い中の登山、そしてパンク。。。5重苦です。
    大変でしたね。
    これで、今回の山旅の全ての厄祓いができたと思います。
    あとは何もないと思います。楽しんでください。

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  2. 何かに取り付かれたような、振り返ると何かいるような、そんな日が有りませんか。私は山を歩きながら時たま今日は誰かに見られているとか、後から何かついてくると云う感覚がアンテナが立つ時が有ります。怖いものでも恐ろしいものでもなく、そうかそうかと云いながら一緒に歩いている感じです。今日はそうではなかった。

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