2021年7月22日木曜日

光小屋から「易老岳(いろうだけ 2354m)」経由「易老渡(いろうど)」登山口そして芝沢ゲート

 
7月21日(水) 0300起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 18℃(恐らく)

今日は昨日辿った道を引き返す。易老岳への小さな登り返しが有るのみ只管急尾根を下る苦行が待っている。

光小屋から易老岳経由易老渡登山口そして芝沢ゲート
歩行距離 16㎞ 所要時間 6時間45分 総上昇量 206m 移動平均速 4.2㎞(全体平均速 2.4㎞)

0510時 光小屋発
0530時 「静高平」水場
0610時 三吉平
0720時~0730時 「易老岳(いろうだけ 2354m)」山頂
0755時 「2254.1m三角点」小ピーク
0925時 「面平」
1040時 「易老渡」登山口(此処迄歩行距離9.79㎞)
1155時 「芝沢ゲート」(歩行距離16.0㎞)

0330時 小屋の窓から赤く染まり掛けた空に富士山が黒いシルエットを描く



寝て等おれないと外へ出て朝が明ける山並みを眺める
何処から見ても富士山は均整が取れ且つ長く引く裾の曲線が綺麗である



南アルプスの稜線に立つ山々が特徴のある山頂を遠くに見せる、そして富士山はそれに寄り添うように遠く小さく控えているように見える


がそうではない、遠くに小さくながらその整った姿形は惹きつける


南アルプスの聖岳、兎岳、大沢岳、遥かに赤石岳だろうか



茶臼岳から農鳥三山を経て仙丈ケ岳から駒ケ岳迄二週間かけて、単独で40㎏超えるキスリングを担いで縦走したのは丁度50年前である。
未踏の「光岳(てかりだけ 2591.1m)」は、南アルプス最深部のさらに奥、遠いです。
もう一つの赤石岳と隣り合う「悪沢岳」も未踏、こっちも山頂まで二日行程、こっちも遠い。
小屋からそんな南アルプスと富士山の展望を思い切り楽しんで0510時出発します。



心配は昨日酷使した両足の疲労、相当に来ている筈である。
三吉平で伊那谷に雲海、雲海の上に中央アルプスが一列に並ぶ、更にその奥に「御嶽山」は見えている。中央アルプスの南には「恵那山」も雲海の上に見える。



三吉ガレから右斜め下に、昨日上り上がった一本調子の急尾根が黒い影で谷に落ちている。この急尾根一本調子を知っておれば覚悟は相当に違ったに相違ない、
左足は股関節付け根外側が上りに響く痛さがあり、右足は膝関節の両側そして裏側が下りに痛がる。



それでこの尾根を160分、下るただ只管下る。両ストックを最大限に使い足に負担の掛からぬよう工夫して下るも、そう易々と下りが許す筈もなく四苦八苦の難行である



それでも、騙し騙し1040時、3時間10分掛かり「易老渡」登山口着。此処まで光小屋からの歩行距離は9.79㎞よく頑張った両足に感謝である



登り上がり、只管下った尾根を振り返り振り返りしながら、沢音を聞きつつ木陰を拾いながら長い道のりの林道を下る。



芝沢ゲートに着いたのはお昼前、此処までの歩行距離が16㎞、つまり5㎞とばかり思っていた林道が6㎞であったと云う事か。
ザックを片付け、登山靴を脱ぎ、遠山郷の温泉目掛けて38㎞走ります
狭い林道を前照灯を点けて慎重に運転します、何度バックしたことか、そして何度バックしてもらった事か、車の離合は譲り合い。
遠山郷「かぐらの湯(400円)」でコロナ対策の検温と記名をして汗を流し両足を揉む。



気温は35度越らしい、伊奈谷での泊は無理と35㎞走り標高1800m地点のしらびそ高原に上がる。
冷たい風が気持ちいいが電波は一本立つのみでブログは書けない。
持って上がったノンアルコールビールと地酒と焼酎で
フライパン一杯の砂肝と野菜の炒め物をあっという間に平らげる



満腹と酔いで目が覚めたのは翌朝、良く寝た。

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    山の写真綺麗ですね。絶景です。癒されます。
    足の疲労も凄いと思いますので、台風でしばらく休養ですね。
    私も最近はノンアルビールで終わり。
    アルコールを飲む時もスタートはノンアルビールになってます。笑
    少し気休めです。

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  2. 本当に久しぶりに標高2500mを歩いた、酸素不足がもろに足にきたのも久しぶりでそうだこんな感じだと思い出していた。今や「光岳」は人気の山らしく山情報が多く報告されている。手軽な山ではないので驚く。
    樹林帯を我慢して登らなければならないが抜けると絶景が待っているからだろう。

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