2022年11月6日日曜日

宇都宮市郊外の「鞍掛山(くらかけやま 492.4m)」に登る


11月6日(日) 0500起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 -3℃

昨夜は冷え込んだ、登山用の靴下を履いて寝袋に入って寝たが、0200時薄ら寒く太腿が冷えるのでシュラフを二枚重ねて快眠する。朝起きると、フロントガラスガラス、運転席、助手席の窓ガラスのみではなく、リアウィンドウの窓ガラスにまで氷が張っている。北海道2月の山旅以来の事態に遭遇して少し楽しんでいる。こういう寒い朝は薬缶でお湯を1L沸かしポットに詰め、ステンレスのお椀にミニチキンと春雨スープを入れてたっぷり七味を振かけて食すに限る。体が温まる山朝飯は此れに勝る物は無い。今朝は更にこれに「熱々のコーヒー」云う事無し、昨晩の寒さは忘れる。山旅仙人の寒い朝のこの暮らしは普通でも、今朝この三本松に20数台の車が車中泊しているが果たして楽しんで寝ていたのだろうか、楽しむには少しの知恵と経験がいるのだがどうだろう。人其々寒さも楽しみの一つだと思えば良い。
狙って栃木県日光連山を登るのは恐らくこれが最後、今日またあの林道を登って「大真名子山(おおまなごさん 2375.4m)」に登る気にならない。つくづく大都会近郊の超有名な山なのだと思ってしまう。勿論「大真名子山(おおまなごさん 2375.4m)」に責任など有る訳でなく、山の有り様と登る気持ちの心地良さは何処にあるかと云うだけの話である。
そんなこんなの別れを告げて野っ原も木々も真っ白に凍った日光戦場ヶ原から「いろは坂」を下る。紅葉・黄葉は陽が当たって紅と黄の透ける陽の筋を、見て浴びてこそと思うのだが早朝の「いろは坂」を車で下る紅葉・黄葉は凄味がある。あの低い上がったばかりの日差しをこうもしっかり受け止て輝き陽を透かすのかと思わず山旅号を停めて撮ってしまう。


栃木県を去る前にもう一山と探していると宇都宮市の郊外に「鞍掛山(くらかけやま 492.4m)」がある。隣には古くから関東では有数のロッククライミングの練習場である「古賀志山(こがしやま 582.8m)」があり多くのクライマーが集まっているらしい。「鞍掛山韓~古賀志山」の縦走コースが一番人気らしいが、今日は「鞍掛山(くらかけやま 492.4m)」で楽しみたい



「鞍掛山(くらかけやま 492.4m)」
歩行距離 2.3㎞ 所要時間 1時間36分 総上昇量 281m 

0900時 第二鳥居登山口発
1015時 鞍掛神社
0950時 鞍掛山(くらかけやま 492.4m)」山頂
1000時 大岩
1036時 第二鳥居登山口着

第二鳥居の登山口まで車は入り数台の駐車スペースがある。車でない皆さんは出発地と下山口が違おうと全く問題が無いので、この登山口から「鞍掛山(くらかけやま 492.4m)」経由クライマー人気の「古賀志山(こがしやま 582.8m)」へ縦走している。
家族連れのファミリー登山は大歓迎らしい


とは言っても地元密着のやま、「鞍掛神社」の信仰は篤い。


登山口から15分登ると岩屋、岩穴が「鞍掛神社」である、旱魃、飢饉、豊作に無病息災、祈る事は多い、
今でこそ宇都宮市郊外であるも昔々は只管自然にそして岩穴に祈っていた時代がある。自然を操れないのは今とて同じ、コップ27だと全世界が祈っている時代とさして変わらない


登るこういう苦しさが一層願祈が叶えられるに違いないという確信に変わるのではないだろうか、尾根上の奥院への最期の登りは最急勾配である。
鎖を掴みながら上がる最後の200mは皆真剣な登りである


尾根に上がると一息ついて右へ歩くとクライマー人気の「古賀志山(こがしやま 582.8m)」への分岐、一日をこの山一帯で過ごそうとすると「古賀志山(こがしやま 582.8m)」へ分岐し歩く。


「鞍掛山(くらかけやま 492.4m)」は木立の中で展望は無い、樹間を透かして昨日登った「日光の山々」が見える。見るだけなら楽しいだろうがこの雪の降り始める季節の山はちょっと辛い物が有る。


山頂から歩くこと5分でこのルートの展望地の大岩、梯子で登り上がる


この「鞍掛山(くらかけやま 492.4m)」から尾根繋がりのクライマーの岩壁の山「古賀志山(こがしやま 582.8m」のキザギザの岩山が眼前一望、そりゃ皆さん行ってみたくなる、登ってみたくなる。そして遂には北アルプス涸沢を楽しむことになるのだろうか


眼下には関東平野が一面に広がる、富山平野も、新潟の平野も、まして北海道の大平原も眺めるも、此処迄且つて無いほど多くの人が暮らし且つ躍動している平野を山からも理解できる地平は知らない。山の天辺から見てもそのエネルギーは計り知れない物が有る。
宇都宮近郊の山にはまた来るかもしれない、そんな魅力がある
         


今日も、「スターカット」の長野のリンゴ「シナノスィーツ」でお腹を満たし、エネルギーを貰う。お汁たっぷりで甘くジューシー、次々に食べたくなるので休憩の度に口にする。秋山旅最高の贅沢ではないだろうか。


その様な感慨も思いも、ロマンチックも下れば一瞬で霧消である。待っているのは三日分のコインランドリー、凡そ一時間で完了するから云う事無し、文句など全くありません。


明日は、栃木県を離れ西へ西へと走るつもりである

2 件のコメント:

  1. ぬの にんに2022年11月9日 18:00

    こんばんは
    日光の紅葉は見事です。
    本来ならば仲間と一緒に卒業式旅行の予定でしたが、コロナは色々と邪魔をしてくる。
    まだまだ、マスクは外せないしワクチンの間隔も3ヶ月になった。インフルエンザのワクチンもしっかりうって万全に整えて、東京で活動する。
    飛行機とコロナ以前と変わらないほど人で満杯になってきた。しかしながら、空港の店は閉まったままが多く、特に飲食店がまだまだ回復していない感じがする。

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  2. また、ぞろ感染者数常勝の気配が濃厚なので、こっちも何時まで登れることやらと心配している。岐阜布から滋賀県へと云う予定ながらどうも怪しくなる。いまま山を街をうろうろすると確かに人出は多い。極力避けてはいるけれど偶に「ドーン」と人手に出会う。危ない、危ない、と山に逃げている。再びピークが来そうな気配に一喜一憂である

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