11月14日(月) 0400起床 (ーーー)
天気 晴れ
気温 14℃
0400起床で高松港フェリー乗り場へ走る、朝一番0625二番0720時発のフェリーは先着順で乗せる事になっている。すでにトラックは並んで待っている。一般乗用車では二番目、その後に軽トラックが二台止まる、朝一番のフェリーは島と本土を繋ぐ生活道なのだ。
フェリー乗船料は、山旅号は4m未満なので片道運転手込み5030円、往復買うと復路が一割引きなので1万円でお釣りをもらう、かつ有効期間は一週間ゆっくり滞在して呉れと云う事かも。
0625時、フェリーが離岸するところに到着便のフェリーが入港する、正に生活の道、暮らしの海の上の道である。
前も後も、そして右にも左にも船が走っている、横に斜めに、行き会い横切ると云う混雑で、進行方向目の前をフェリーが横切る、油断禁物の海域なのだ
日が昇り空がようよう明るくなる、風は強いが風波が立つ程度で穏やかな海である。
0730時、小豆島土庄港上陸、この時間から人も車も多く賑やかである。瀬戸内海で淡路島に次いで二番目に大きな島らしいから当然なのだろう。
0815時、登山口に向かう途中で道の駅「小豆島オリーブ公園」に立ち寄る。斜面に段々に駐車場が設けられ最上段の駐車場から「オリーブ園」と瀬戸内海が一望出来る。
静かで穏やかな眺めの中に、オリーブの実が熟れている
品種も色々植えているらしく、実の粒の大きさも色合いも違いうので楽しめそうである
走っていると、今日登る「千羽ヶ嶽(せんばがたけ 371m)」が見える。岩峰は「拇指嶽(おやゆびだけ)」でクライマーたちによって多くのルートが開発されているらしい。昔々剣岳チンネを登っていた頃なら「面白そう」となるのだろうが、今や少しの断崖も高度感に震えるから「良く登るなあー」と思うのみである。
「千羽ヶ嶽(せんばがたけ 371m)」
所要時間 2時間50分 歩行距離 5.0㎞ 総上昇量 353m 移動平均速 3.3㎞(全体平均速 1.7㎞)
0910時 駐車場発
0935時 登山口
1000時 岩壁基部
1017時 岩壁上部岩棚
1045時~1100時 「千羽ヶ嶽(せんばがたけ 371m)」山頂
1110時 岩壁上部岩棚
1120時 岩壁基部
1136時 登山口
1200時 駐車場着
紙地図や勘のみでは登山口に行き着くのは難しい、
ヤマップを見ながら漸く見つけたのが
集落道を上がった先「岩壁」のペンキで記された「親指岳」
更に集落道を先に進むと小さな「登山口」の案内板が建っている
入り口は笹薮なので少し怪しい登山道と思えるが
ハヤシに入ると赤テープが木に巻かれ上へ上へと導くが、足元は不安定な石が転がりまたイノシシの掘り返した石も不安定で実に登りにくい。
石のゴロゴロした急斜面をゆっくり登り上がると大岩壁の下に出てその際を右上に斜上すると残置ロープが下がる
ロープを握り、岩を掴み、木の根を掴みバランスを取って登る
二カ所目がすぐ上部に出て来る
三カ所目は少し長いがなんとかなる
三カ所目のロープ場を登ると「岩棚」に上がる、岩棚の先は崖だから手前から用心深く景色を楽しむ。「拇指嶽(おやゆびだけ)」の迫力が満点で横から眺めるだけで背中がゾクゾクする
眼下には「橘の町と海」、海と山を同時に楽しんでいるが高度感は半端ない
遥か沖には「大鳴門橋」が霞んで見える、此処から見てあの大きさに驚く
山頂は右の丸っこい岩の天辺
そして岩棚の隅に「地元小学校6年生の登山記念プレート」が填まっている。この急斜面且つ岩山を登るのか、「地元の山」だから登るしかないか。
山頂下の岩壁に張られたロープを掴んで登ると
瀬戸内海に浮かぶ島々が美しい
見事な景色に登るのも忘れて見入る
最後の岩を登ると
ウバメガシの林の先に「岩搭」が見える
371mの山頂、しかし岩搭の先は急崖だからおいそれと上がれない
山頂からの展望も岩搭に顔出して覗くしかない
下りは更に慎重に、滑らぬように、転ばぬ様に慎重に下る
この山一帯下から上まで「ウバメガシ(備長炭の原料木)」の林で、登りに握り下りに握るには都合が好い。
山の急斜面にも石垣や水路そして板橋等、昔々の暮らしが色濃く残る。奈良、平安の昔からの島と云うから歴史は恐ろしく古い。
371mの岩山を大いに楽しませて貰う
そしてこれは更に楽しい、島の暮らしをこの「鯉幟」ならぬ「干し物籠」幟が教えてくれる
日常的に、そして土曜日、日曜日は釣りに行き、食べきれない釣った魚はこの籠二つで干物にして朝晩のオカズになり弁当のオカズになる。良い暮らしである
明日も、明後日も登る
こんにちは
返信削除そんなに高い山ではないですが、岩峰となればアタックは難しいですね。
上りもそうですが、下りも怖い。
一人で黙々と登っては写真、降りては写真の繰り返しですか。
10年間も繰り返して山旅する気力はどこから出て来るのでしょう。びっくりを通り越しております。
自分でもほとほと感心しているから面白い。実際登って見ると面白いから次々に登りたい山を見つける。何故飽きないのか不思議ではある。
返信削除が、そもそも山旅そのものが面白い
自分でもほとほと感心しているから面白い。実際登って見ると面白いから次々に登りたい山を見つける。何故飽きないのか不思議ではある。
返信削除が、そもそも山旅そのものが面白い