2023年2月25日土曜日

浜の春「ハマボウフウ」の香りを味わう


2月25日(土) 0400起床 (131/80)
天気 晴
気温 3℃

味の濃い濃密な堅い木綿豆腐が手に入ると、湯豆腐を刻み葱を載せて橙を絞り入れたポン酢で頂く。ネギの香りと熱々の豆腐が口の中で、優しい舌触りと鼻を抜ける青い香りが焼酎を飲ませる。好い晩です。


そして早起きした今朝は、刻み海苔を載せたざるそばを頂く。何故蕎麦に海苔を載せるかは知らないが薬味としてはきっちり役目を果たしている。




蕎麦を口にしながら「もう出ているのではないか」と海岸に出ると、北からの風で波高2.5mの波が磯に浜に打ち寄せ、浜の砂は北からの強風にさわさわと移動する。


「もう出ているのではないか」と探しに来たのは「ハマボウフウ」、セリ科の山菜、海岸の砂地に自生、酢味噌和え、天麩羅、生食、刺身のつま、3月~5月春の逸品、自生と栽培の物あり。


砂地から顔を出したばかりの縁がギザギザの小さな光沢のある葉が、砂地に張り付いて砂を被っている


砂を掘るとギザギザ、光沢のある緑の葉の下には「緑から紫に変化する真っ白な葉茎」が現れる。


砂地に自生する野生の「ハマボウフウ」を、葉茎の砂を洗い流し根茎の汚れを落とす
光沢のある厚みのある緑の葉と紫から白に変化する茎葉、白くなった頑丈な根茎は爽やかなセリ風だが独特の強い香りを辺りに広げる


葉茎は3~5秒沸騰したお湯に入れる茹で過ぎは禁物、生で「天麩羅」、「刺身のつま」、お湯を通したものは「和え物」か「薬味」
茹でた根茎は、「橙を絞り入れたポン酢」で頂き、お湯を通した「茎葉」は蕎麦の薬味で頂く


今朝は「刻み海苔」の蕎麦だが、お昼は「ハマボウフウ」の蕎麦を頂く


この時期、この瞬間の「ハマボウフウの蕎麦」はおそらく誰も知らない
これ程香り高く甘い蕎麦を知らない
蕎麦とハマボウフウは我家に春を運んでくれる

2 件のコメント:

  1. ぬの にんに2023年2月28日 8:07

    おはようございます。
    土日は福岡、山口(唐戸市場)へファイナルツアーでした。
    仲間たちが計画してくれて楽しい楽しい旅行会でした。

    さて、その情報全然知らないです。さすがですね。
    浜を歩いていて食べられるものが、普通にあることはやはり飽食時代のせいでしょうか?

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  2. 観光客になった訳だ、ワイワイガヤガヤバスに乗った途端に缶ビールを開ける、いい加減酔っ払ったところでお店を覗き手当たり次第に買い込み、バスの中でそれをツマミにまた酔っぱらう。思い出してしまった。いい思い出です。
    ハマボウフウはお薦めです。探して食してもらいたい絶対にうまい、あまい。

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