2014年10月11日土曜日
正体見たり「甑山(男甑(おこしき)981m・女甑(めこしき)979m)」に登る
10月11日 0330起床 (---)
天気 晴れ
気温 6℃
道の駅「おがち」から甑山が見える。
左右に頂上がある二つコブの山である
一昨日、昨日とハードな山行が続いたので少しゆっくり、ゆったり登る積りだった
とてもそんな山ではありません
急登に次ぐ急登、そして思いっ切り切れ落ちた岩壁のてっぺんを恐る恐る辿るとんでもない山でした。
それも二つのコブ、男甑も女甑もそうだから気合入れっぱなしだった。
登ってみたら、男甑も女甑もその正体見たりです
二つのコブを巡る登山道は、ついさっき刈払いが済んだばかりのピッカピッカの登山道でした
黄葉真っ盛りの登山道は、体が黄色く染まりそうな光線が降り注いでいました
甑山 歩行時間 4時間36分 歩行距離 7.2㎞ 標高差 630m
0624 登山口発
0644 男甑・女甑分岐
0654~0700 名勝沼
0744~0754 男甑女甑コル
0820~0827 女甑山頂
0853 男甑女甑コル
0925~1000 男甑山頂
1041 男甑・女甑分岐
1100 登山口着
国道13号から国道108号に入り峠を越え甑山への林道に入る
砂利の林道の登山口の標識、刈払いされ駐車場もタップリ。
暫く歩くと沢際をヘツル(沢際の斜面につけられた登山道)いやらしい個所が迎える。
慎重、且つ足元注意で通過する
ここを過ぎると、つい昨日一昨日刈払いしたのではないかと思われるピッカ、ピッカの登山道が待っていた
男甑・女甑の登山道分岐を女甑方向へ進むと女甑直下に「名勝沼」が静かに広がっていた
沼の中央にが紅葉した岩の島が浮かんでいる
静か、物音一つしない
静寂とはこの事か
沼から少しトラバースすると、男甑女甑コルに向かって谷を直登する、まっつぐ登る
その谷中の倒木に「ナラ茸」、教えてもらった「ナラ茸」暫し休憩、ポリ袋に刈り取る
コルに登り上げるとやっと「女甑」の姿を拝める
どこに登山道があるんだろうと思うほど、その山体は直立している
顔の前に足場があるという女甑の登りだ
その登りの途中から振り返ると「男甑」が見えてきた
男甑への登りも崖っぷちをまっつぐ登るよりなさそうだ
女甑山頂は崖っぷちも崖っぷち、落っこちそうなところにあった。
頂上からの展望は抜群、焼石、栗駒、高松、神室、霞んではいるが重なり、重なり遥かな山並みだった
隣の「男甑」が又結構立っている。これでもかと云うほどの屹立ぶりだ
明日登る予定の「丁岳」と連なる山の襞がくっきり、その高度感が此処からでもわかる
女甑から降りと跨ぐ倒木に「ナラ茸」がびっしり生えている
ナイフを出して切り取る。ポリ袋一杯になった。今夜は「ナラ茸の味噌汁」でグビッだ
男甑に登り上げる、急登どころじゃない、両手両足を使わないと登れない、それもスパッと切れ落ちた崖っぷちだから気が抜けない。登りながら振り返ると「女甑」の全貌が現れた
此れが「女甑」の正体だ
高度感タップリの崖っぷちを登り上げると「男甑」山頂
登り上げた山頂からぐるっと見回すと「男甑」の正体見たり
「男甑」「女甑」の直下は、参勤交代の道として使われていたとか
遥かな昔から「男甑」「女甑」として大事にされていたのが良く分かる
男甑からの下りはブナの黄葉の道である、体が黄色く染まるほどの黄葉とそれを刺し貫く光線の矢の中だった。これ程の幸運にめぐり合うことがあるのだろうか
紅葉の葉を透かして、重なる山並みの遥かな先に「鳥海山」が姿を現した。
一等抜きんでて高い。その存在は他を圧倒している
「甑山」を981mの山と侮るなかれ、初心者は経験者と同行でなければ登れまい
それでも経験者に願って登られたい。
良い山です
温泉宿が二軒とも休業中で結局今朝来た道を戻ることになった
途中の「院内駅」の(ほっと館)410円也で一時間のメンテナンスだった
それからが大変、「ナラ茸」を虫出しして洗い
茹でる、いい具合です、あとはこれに味噌を入れるだけです
楽しみはこれから
グビッ、グビッ、グビッ
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おはようございます。男、女の意味が良くわかりました。
返信削除自然って凄いですね。
キノコも美味しそうです。こちらは昨夜から泊まり込みで、台風対策警戒本部!
今のところ大きな被害はなさそうです。
とっても嬉しい「ナラ茸」はにてもコシコシ感が無くならない。おまけに出汁が出る、トロッとしている。地元で人気の秘密がわかった。「自分で獲って、自分で拵えて、食べて初めてキノコを獲る喜びが分かる」焼石岳で教えてもらったお兄さんの言葉。
返信削除納得。