2019年4月17日水曜日

朝熊岳道から「朝熊ヶ岳(あさまがたけ 555m)」に参る


4月16日(火) 0400起床 (---)
天気 晴れ
気温 8℃

0530時に朝熊岳道の駐車場「であいの広場」に到着、既に車三台が駐車している
トイレ、東屋が整備され30台程駐車可能である












「朝熊岳道」と「朝熊ヶ岳」「金剛證寺」の案内版がある
「伊勢参り」の際は「朝熊岳」に参らなければ片参りと云われるほどに「朝熊岳参り」が習わしであったとある
頂上東側の「金剛證寺」は、死者の魂の行く場所として多くの人が参る所となり、無数の卒塔婆が並んでいる




「朝熊ヶ岳(あさまがたけ 555m)」
歩行距離 8.9㎞ 所要時間 4時間25分 総上昇量 533m 移動平均速 3.6㎞(全体平均速 1.9㎞)

0600時 であいの広場発
0735時 朝熊峠
0800時~0810時 「朝熊ヶ岳(あさまがたけ 555m)」山頂
0825時~0840時 「金剛證寺」
0905時 朝熊山経塚群
0915時 朝熊峠
1025時 であいの広場

先着の車は、既に出発済み、朝熊岳道は露出した岩盤や、大石、砂利、木段、手摺やチェーン、防護柵等々細部にわたる整備が行き届いている
植林地と広葉樹の大樹が入り混じる、長い年月の風雨で大きく深く掘れた箇所を幾度も通過する
「落石注意」の看板も随所に建つ














大正14年から昭和19年太平洋戦争で営業終了するまで「朝熊登山鉄道(ケーブルカー)」が運行されていたとい説明版がある。当時の賑わいは、今山頂付近を通る「伊勢志摩スカイライン」に移っている
起動跡に架かる橋の上から上下にコンクリートの軌道跡が藪に消える







朝熊岳道には一丁毎に「丁石」が立っている、十六丁で先発者が下りてくる
白いゴム長靴、軽装で木杖を突いた地元の常連さんだろう、年は既に70歳越えと見た
その後も、一人また一人と降りてくる
入り口のカウンター横には、「昨日の登山者は35人でした」」と記されていた








尾根越しにようやく朝日が射し込む、今朝も平地は8℃なので高度が上がると気温が下がり少々寒い、其処に日が射すと一気に暖かくなる。













二十二丁石の建つ朝熊峠に上がると、此処で「伊勢志摩スカイライン」から分岐する山頂へ通じる舗装道路と合流する












朝熊峠から伊勢市街地と二見海岸が一望、その先に伊勢湾が大きく広がり取り囲む平野が霞の中に続いている
















峠から樹林の中を暫く登る











山頂にはアンテナ塔が建ち、舗装道路が上がり、八大龍王社ごくが祀られ、広い広場となっている。














その一角に山頂標石が建つ














山頂から東、伊良湖水道に「神島」が三角の影を薄く見せている
伊勢湾、伊良湖水道、伊勢平野ともに明るい、この明るく豊穣な土地を眺めるために参ったのであろうと思ってしまう









山頂から檜と杉の植林地を10数分下ると無数の卒塔婆が建つ寺域に出る
其処から本堂へは石畳を少し下る











「極楽門」の脇にも奥にも道脇に無数、無数、無数…卒塔婆が立っている












山頂脇には「国史跡」の経塚群がある
下っていると、50人程の中学生集団が登って来るのと行き会う。遠足、校外学習?聞くのを忘れた
そのほかにも、老若男女、長靴、運動靴、登山靴様々な格好で上がってくる
今日の登山者は、百人を越えるかもしれない、朝とは打って変わって賑やかな道になる





伊勢神宮「内宮」門前で「赤福」を頂く。
「赤福」を頂いたところで「連れ」の山旅は今日まで、明日からは一人旅である








2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    赤福美味しいですよね。いろいろありましたが、消費期限と賞味期限
    それとリサイクルの観点から昔から、においや状態でそのまま売っていたことでしょうが最近ではそうはいかない。
    また、自己責任でさらに昔にもどりつつもあるという。

    整備されて山で連休は山行きで賑わうことでしょう。

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  2. 紀伊半島は、高野山、熊野三山、伊勢神宮と、信仰の山、信仰の半島、信仰のまちとむらです。薩摩も「熊襲」から遥かな時代を経ているけれど、目の前に「歴史」と「時代」を見せる紀伊半島とその山々は凄いと思います。そう思うところに「赤福」だから尚一層美味しく頂く。人気な訳が解ります

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