2020年9月9日水曜日

「英彦山(ひこさん 1199.6m)」に登る

 
9月9日(水) 0500起床 (---)
天気 雨のち晴れ
気温 22℃

昨夕は酔っぱらった勢いで初抱きを所望すると色好い返事が貰えて最高の夜になりました。
「山に連れって行ってやるぞー」とこっそりと耳打ちしました

その勢いで今日は「英彦山(ひこさん 1199.6m)」に登ります

 
奥さんの双子姉妹のお世話は9月14日迄らしい、その間に登るとすると九州、其れも博多の近場である。ならばと「福岡県」と「大分県」の県境から国東半島に狙いを定める
「英彦山(ひこさん 1199.6m)」は(北岳 1192m・中岳 公称1200m・南岳 1199.6m)の三つのピークで成る。
豊前坊「高住神社」から北岳へ中岳へそして南岳へと登り往復する


「英彦山(ひこさん 1199.6m)」
所要時間 3時間40分

1040時 高住神社登山口    1420時
1133時 北岳稜線コル     1338時
1158時 「北岳 1192m」   1324時
1123時 「中岳 公称1200m」 1253時~1258時 
1129時 「英彦山神宮」    1250時 
1240時 「南岳 1199.6m」  1243時


国道500号線「高住神社」の駐車場に山旅号を停めて1040時出発、石段を上った先に社殿が建ち「天狗杉(樹齢850年~900年)」と「橡の木」の大木が立つ


神社から急沢沿いに昔々に積まれた自然石階段の登拝路が上へ上へと伸びる
雨上がりの靄が森を包み林の自然石は苔むす、出羽の羽黒山、大和の大峰山と並んで日本三大修験場として栄えた霊山は今も変わらない


その森は「シオジ」の森で最も優れた森とある


苔むした自然石が累々と斜面を覆う森は、風もなく陽が射すのみ


とは言っても「修験道」の山はそう易々とは登らせてくれない
ロープに鎖場が続き神経を使う登りが続く


其れも北岳の稜線に上がるとやや緩み、漫歩感が出て来る


最初のピークは「北岳(1192m)」は聖地である
山頂一帯は、聖地「磐境(禁足地)」として進入禁止の立て札が立っている


北岳から中岳に向かって歩くと正面に「中岳 公称1200m」と「南岳 1199.6m」の二つのピークが見え、中岳山頂には「英彦山神宮」の社殿が一際大きい


北岳から大きく一旦下り登り返すその釣り尾根のブナの森が美しい。再生の努力の賜物である。


この美しいブナの森が何時までも残る事を願ってやまない


「英彦山 中岳 1200m」の山頂である。実際は1188.2mらしい
展望は無い


山頂の案内板に高住神社から北岳そして中岳更に南岳へのルートが紹介されている


山頂の「英彦山神宮」は、台風9号、台風10号の烈風で屋根や壁が飛ばされ痛々しい。
それでも1000年を越える修験道の英彦山は揺るがない、首を垂れてお参りする。
山頂の気温は16℃である。最早秋の真只中と云って良い


中岳から南岳へは吊り尾根を一旦下って登り返す
「英彦山最高峰」が「南岳 1199.6m」である。山頂は森の中で展望は無い


しかし、中岳と南岳の吊り尾根は美しい。小さく、短い吊り尾根にも拘らず正面に「英彦山神宮」を見る、こう云う吊り尾根を知らない


高住神社に降り立ち25㎞下ると大分県山国町、「道の駅やまくに」の隣の「なかま温泉 300円」で汗を流す

急坂然も自然石の階段と鎖場とロープ、随分鍛えられた
「英彦山」は50年振りの再訪である。弱冠19歳、大学山岳部に入り立ての「インカレ」が「英彦山」だった。表参道の階段を「キスリング」を背負って登った記憶が蘇る。
50年経った今でも「神聖」且つ「森厳」そして「森の美しさ」が変わらなことに、少し心を揺さぶられている

4 件のコメント:

  1. 1枚目の写真、最高!!

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  2. いやーお恥ずかしい、笑ってやってください

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  3. こんばんは
    甑島の被災現場を見てきました。
    凄まじい風が吹いたのか、竜巻が通ったごとく山の木々は捻り倒され、塩害でが吹き上げられた山裾から道路の法面まで枯れている。

    鹿島で久しぶりAN元さん夫婦も会う、久しぶりでした。
    山旅先輩のことなど話をしましたが、鹿島に住まれてから初めての 大きな台風だったとのこと。想像を超えていた台風。今後も来るんでしょう。

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  4. 今からどうするかは、この経験をした人しか分からない。初めて逃げて「逃げるとは?」こう云う事なのかと理解しました。初めて守られる側に回った瞬間であった。守るとは?守られるとは?この両面を経験した先輩諸氏をもう一度戻す必要があるのでは。恐らくこのクラスの嵐は止まない。

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